文書リスト

気に入られようとしたら
とんでもなく真っ平らなものに
成っていく
呟くことといったら
軽はずみな提案ばかり
もっと知ってほしいなんて
言えない

猫のステップできみに近づいては
去っ　.... 今日は特別に楽しい日でもないのに
夜の街が輝いて見える
光のように車が通り過ぎる
雨上がりの空気は湿っていて
夏そのもの
ベージュのワンピース駆けて行く
車のライトライトライト
まだ水色　.... 音が耳に飛び込んできた
窓を開けただけですぐ
世界の動きがわかる

工事してビルを造る
飛行機の飛ぶ
車の徐行して走る
子供たちの笑う
烏の飛ぶ
自転車の走る
人々の話す
犬の吠　.... もがいている結果が
生きていくのと反対のことになり
白黒の写真にしか写らなくなる

道を狭めようとするなど
やはり愚かだ
何本も持とうとする者に
盗られたとなっても
しがみついて離さな　.... プリン
水ようかん
ティラミス
カスタードシュー
かき氷

かき氷

キャロットケーキ（クリームチーズフロスティング付
チョコバナナマフィン
杏仁豆腐
アフォガート
か　.... わたしはまだ熟していませんと
果実が云っているのに

かまわないよと
あなたは嬉しそうだ
故郷の味なのだろう

枇杷は好きじゃない
けれどそれは枇杷も
知っているようだ

わたし　.... 開けた覚えもなく外に出ている
知っている
扉の向こうに何があるか
誰が微笑んでいるか

辿り着けるかどうかをわかってもいないのに

10時と16時にお茶を飲み
回転しすぎて聴けなくなっ　.... メソッドなど存在しない

ボロネーゼにちーずをかけますか
ええたっぷりめでおねがいします

山盛りのチーズをすぷーんで掬ってかけてくれるのを
にこにこ見守った
もあ？　のーもあ？
もあ　.... ｛ルビ砂見詩＝さみし｝くなったときは
｛ルビ気意多居伝和＝けいたいでんわ｝を｛ルビ診＝み｝る
｛ルビ素己＝そこ｝には
｛ルビ図真大智＝ともだち｝が｛ルビ羽楽＝わら｝って｛ルビ委＝い｝るのだ　.... 昨日は　気が向いて　キッチン周りを掃除した
掃除したら掃除用具が切れてしまった
気が向く　のと暇とありあまる掃除用具が重なるのは
次はいつだろう
いつも暇なのに

この前の日に何をしていた　.... 数年ぶりに帰った淡路は
侵食されていた
土曜日の昼間
人影は少なく
植物だけが

コンクリートの小さな隙間の雑草
庭先の草花
棚田の周りの雑草
貯水池の緑の縁どり
道路の両側の雑草
川の両側、中洲の雑　.... {引用＝ふたりきりでも　まだ
さびしいので
ラジオをつけると　あなたは
雨音だけで充分だと言った}

愚痴を云わないけれど聞けない
つまらない女ですから
晴れ女でいいねと羨ましが　.... たくさんの人が祝ってくれるので
何かが始まったり
何かが終わったり
してしまうのかと身構えた
わたしは臆病なんだ
何も起こらないようなので拍子抜けだ

新聞紙がいくつも折り重なり
幾度　.... 　久しぶりに夢を見ました。半年振りです。あんなに良い夢は滅多に見れるものではないと思います。だけど私の場合、夢の中に出てきた人をそのまま置いてきてしまうことがあるので、反芻しておかなければいけません。　.... 魚が潜って行く絵だ

深海ではないような気がする
かと云ってこの頭の中だけではないのだ

大きな

魚ではない
小さな魚の大群でもない
どちらかと云えば弱者でありたい

大義名分　.... この感じを知っていると思った
痛いほど実感していたあのひかりを
間違えるだなんて

あれはエメラルドグリーン
あの人を待っている夜の照明
躑躅の葉に透けて

別れはたやすいものと
よ　.... 飲みながら近況を話しても五下りほどで終わってしまうのだった

いかに平凡であるかを思い
いかに彼らと掛け離れているかを思う

仕事の話も
子供の話も
まるで持たず

景気の話も
話　.... この世には
古式ゆかしい
甘酸っぱい
そんな秘密があるようだ

夜を眠らずに
真摯の闇に歩けば
それはきっとわかる
自然と知れるもの
わたしは切ない恋をした

うすピンクのパンジ　.... わたしの夢は
電卓からすっかり離れたところにあるわたしの夢は
動物愛護問題とか生態系とか
すべてクリアした上での
手乗りゾウ

都合が良すぎてありえない
おまえはまた人任せだと
云われ　.... 大人は忘れてしまった
中学生の頃、自分を取り巻く空気の薄さを
だってほら、なんということはなしに苦しかったじゃん
毎日のように新しい問題が降りかかってきて
解決なんてできないまま
また明日を　.... 朝の街は風が強い
友は今日だけのことと笑ったが
夜明けを知らないその朝
やはり風は強いのではないか
夜の街も風が強い
髪が乱れされて舞い上がる

灯りが明るく　
またぼんやりと平然と雑　.... 咲いたさつまいもごはん、
なれないかもだけど足らない

あかきいろマスクはじめの
あともひとつ、やや考え
入って美しく都合で紫平気
おいしくできた喜んで

あともひとつ、期待して狭い力　.... この詩はいいな
栞を挟んでおいてじっくり読もうお茶を飲みながら
後で

しばらく前から
こそりと胸の奥で隠れて
それを書けそうな気がしている

この期待だけで書いてきたんだ

紙の　.... {引用＝気がつくと私は朝食を食べていて
ちょうど大根の葉の炒め物を乗せたごはんをお箸で持ち上げようとしたところだった}

突然ですが
はだしの生活を始めて
そろそろ３年になります
コン　.... 住所を聞くように
ブログのアドレスを訪ねて
これで大丈夫と安心する
また話そうねと文字を塗り重ねて
実際に会うより
大切にしているかもしれない
何かが起きて
アクセスできなくなったら
　.... 暇を弄んでいる
雨は上がった
日差しのなかに春を見つけ
香りのなかに沈丁花を見つけ
ぼんやりする

渦中のただなかにいると
気づけば
既に過去と知る繰り返し

追い　.... 夫の着ていたワイシャツの
袖口や襟元の生地が擦れてしまい

これで会社に行ってはいけないと
わたしが云い
名残惜しそうに夫はそれを差し出した

紺地に白チェックのワイシャツは
今日から　.... からすは桜の枝に留まらない

花が落ちてくる
花びらではなく

雀たちが花を切り取り
蜜を吸い落としている
くるくると
くるくると

花は　回り　回る
　幾つも　幾つも

　.... 何かが転がっていた
転がってきた
柔らかい何かを踏んだ
羽だらけの塊
小さな翼なのだった
踏んだのか
踏んだのか
振り返り見て見ないようにする
人通りの多い階段脇
誰も
立ち止まら　.... てのひらから
つばめの影が飛び立って
どこへやら
つと
消えていきました
わたしはひとり
立ち止まっていたのです
自動車に
跳ね飛ばされるドラマを
軽くいなして歩きます
小さな翼に　....

よしおかさくら（156）
タイトル	カテゴリ	Point	日付
夜の街	自由詩	3*	08/8/12 9:43
今日は特別に楽しい日でもないのに	自由詩	2*	08/8/6 9:21
夏音 [group]	自由詩	6*	08/7/30 14:21
モノクローム	自由詩	4*	08/7/25 7:19
夏の真夜中	自由詩	5+*	08/7/4 11:55
枇杷	自由詩	5*	08/7/1 9:28
扉 [group]	自由詩	4*	08/6/19 10:06
メソッド	自由詩	3*	08/6/5 9:41
歩死	自由詩	2*	08/6/3 9:44
ちいさな器 [group]	自由詩	3*	08/5/30 12:51
侵食	携帯写真＋ ...	1*	08/5/22 10:38
雨	自由詩	21+*	08/5/20 11:19
伊達めがね	自由詩	3*	08/5/16 9:59
今夜みる夢	散文(批評 ...	2*	08/5/15 13:25
イクトゥス	自由詩	6*	08/5/13 9:10
エメラルドグリーン	自由詩	4*	08/5/7 12:01
同窓会	自由詩	5*	08/5/5 6:00
秘密	自由詩	3*	08/5/1 21:01
手乗りゾウ	自由詩	5*	08/4/30 12:43
忘れてしまったんだ	自由詩	5*	08/4/28 9:30
風の日 [group]	自由詩	2*	08/4/25 16:49
咲いたさつまいもごはん(親指・あいうえお順でないポエム	自由詩	1*	08/4/23 13:16
神の下で詩のワルツを [group]	自由詩	2*	08/4/22 9:02
西洋甘菜	自由詩	6*	08/4/18 13:43
チャット	自由詩	2*	08/4/11 14:37
春	自由詩	1*	08/4/6 19:07
ワイシャツ	自由詩	13*	08/4/2 10:44
雀たちの期間限定 [group]	自由詩	4*	08/3/31 9:41
小さな翼 [group]	自由詩	8*	08/3/26 12:56
つばめ [group]	自由詩	6*	08/3/24 10:25

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