蜜蜜蜜
黄金

黄金
蜜蜜蜜蜜蜜


黄金
池?

黄金?

崖!!
崖崖崖

女王様っ

……森






花花花
蜜蜜蜜

蜜! ....
水彩画の背景を
紫の濃淡で塗りつぶしたことがある
いつも通りの'Aをもらい
わたしはそれを忘れ去る

あれは何の背景だったか

紫は
幸せのように見え
不幸せのようにも見え

甘 ....
戦争がなくなっても子供たちの心は平和ではない
青年たちの心も
大人たちの心も平和ではない
人間関係に悩み
自信の無さに悩み
何も
変えることのできない日常に悩む

わかりやすい悪は戦争 ....
あのひとのいる
夢の味はコーヒー
苦く透きとおって
わたしの肌の内側を
密かに磨き上げる
砂糖もミルクも要らない
香りが逃げてしまう前に
その温もりをちょうだい

あのひとがいる
 ....
牛カルビを箸で持ち上げる
タレにくぐらせてご飯の上に乗せる
口へ運ぶ
あっさりとした旨み
歯ごたえがあるようですぐに消えていく
油っぽくはないと
半分ほど食べ進んでから気づいた
乳臭い旨 ....
ねむいのか まぶしいのか
わらいたいのか よくわからない
とにかく目を細めて見ている
爪は色を置いたよりも
きれいな色を
しているし 空も意外と透明度の少ない
くっきりとした色をしている
 ....
この季節は自分の名前が口々に交わされるので
用心しなければならない
迂闊に返事をしないように
ほいほいとついては行かないように
簡単に微笑んでしまわぬように
まんまと
好かれているなどと思 ....
雪がとうとう
本当のことを話すと云うので
待ち合わせをした
溶けては困るというので
真夜中だった
だるまにしてくれないと話せないというので
なんとか作った
少ない雪では小さくしかできなか ....
脳と心を切り離して考えるのは
実はおかしなことです
心理学の先生は
恋をして胸が痛いというのは
間違いだと云いました
心臓に脳はないのですから
頭を抱えるべきと

あなたがわたしに入る ....
 いつか見て見たことは無いと思っていたらしい夢

君は原色オランウータン
君でさえそう思うだろ
それは事実なんだ

けれどもぼくより
少なくとも ぼくより
楽しいだろ
そうだろ  ....
ぼくたちはいつだって三人でいた

キミがみつばちを捕まえてほしいと
目の動きだけで云った時も
そうするしかなかった
キミはあいつのもので
ボクははちに刺されることでしか
キミに見つめられ ....
総武線に乗る
今日もはっきりと黄色いが
乗ってしまえばわからない
終電の一本前
日本シリーズの直前とくれば
立っているひともいない、
空いている席もない、
という絶妙な乗車 ....
いつまでも怠惰に
うたた寝をしていたらしい
わたしの深層心理
片目で様子を窺えば
あなたが
優しい眼差しで見ている
くりかえして聞いていたのに
わかることのできなかった、  ....
喉の辺りがひきつれる
この道でいいのかと
訳も意味もない問いで
つっかえている
あてどもなく歩いて
歩いて
歩き疲れて
休み時間は終わってしまう
薄暗くひんやりとした壁 ....
この冬、私は矢車菊の紅茶に恋をした
CMコピーのようにもったいぶって
今までこの香りが無くて
やってこれたことの不思議を思う

確かに
その前の年にはミルクココアに恋をしたし、  ....
言葉を探しながら
言葉を飾りながら
紡いでいくやりとりで
君を近くに思ったりしている

優しさはわかっていて
スキだという気持ちも
隠そうと思わないけれど
本当の君はどこ ....
車の揺れに気づけば
見慣れない道幅の雪
暗闇の黒 雪道の白
窓開けて冷気吸い込む
ゲレンデの広さ想う
ゲレンデの深さ想う

グラス外して見れば
強い日の光におかしな感覚  ....
君が上を向いて
吐き出している煙

間違えて
同じ香りを身につけたみたい

喉にしみる
グレープフルーツの果汁

穴を開けてもいないのに
欲しくなる粒のピアス

 ....
銀の月 冷たい光
微笑みも空しい夜がある

あなたを和ませる何か
てのひらにほしくて
探しに行く海のなか

光る真珠抱くあこや貝
光る鱗見せびらかす魚たち

波間を手 ....
悲しいまま、今夜は眠ろう
痛みが心を離れない
なぞる度
傷が広がるのがわかる

悲しいまま、今夜は眠ろう
知らないふりをして
忘れよう
はじめからなかったと

悲し ....
細く高い塀に上って
そっと歩いたり
横に湾曲した
狭いトンネルに入って
潜り抜けたりしたから
きっと猫だったのだろうぼくは
君からの手紙を読みながら
ハートのしるしを頼りに ....
きみが本気になったりしたら
わずかな時も持ち堪えられずに
やっつけられてしまうに決まっている
恐れを感じるなんて初めてのことだ
黙っていよう
きみに才能があることなんか
きみは ....
また朝か


誰か
わたしの心を動かしてください
何かせずにはいられない
ホットライン

ニュースを時々録画する


あちらこちらから断られる
もうオーラだけでわか ....
リズムを上手い具合にはずしながら
ボタンを素早く全てはめ終えて
彼女は微笑みをもって振り向いた

時間をうまくつかまえられた例は無かった
今夜は初めて定刻通りにコトがすすんだ
彼女の時間を ....
言ってしまった言葉は
私と一緒に辞書を引き、話し、
消えそうになりながらも
風呂の湯気に纏わりつかれて
額にぺたんと落ちてきた
心にもう一度生まれ変わると
頭でっかちのいやらしい私に
奴 ....
鍵穴から注がれる
細やかで執拗な視線に
いつまでも見つめられていたくて
わたしは部屋を出なかった
魅力的な、傾いたものへの憧れで
まとめて深い息をつく
……幼い頃、誤って内側から鍵を掛け
 ....
月に息吹きかけて
闇を走らせた
自転車を得意気に漕いで
君が笑ってる
雲を引き連れるみたい
王様は君
坂道の巧妙なブレーキで
王座を奪い返して
いつもの曲がり角
直 ....
冬の霧雨というのはほんとうに冷たい
黒く澄んだ闇を
次から
次から
落ちてくる細い線
デパートの屋上から
湯気が立ち昇っている
風に流されるまま
右へ行ったり
左へ ....
ぷっ
どんな可愛らしさなんですか
きみは
それにきみも

みんな可愛くて切ない
情熱を
どこに置いてきたのだろうわたしは

心の美しさや強さを推し量ろうとするしか

トリュフだな ....
大雪の朝 新宿で待ち合わせ
真夏の夜 踵の高いサンダルを履いて
手を取られたり
しているよ今も心の奥
夢に見たりするのはその所為なんだきっと

話なんてしなかったよね
喧騒で聞こえない
 ....
よしおかさくら(156)
タイトル カテゴリ Point 日付
自由詩3*08/3/19 12:43
自由詩9*08/3/13 11:41
願う自由詩3*08/3/12 11:18
目覚める前に自由詩5*08/3/4 9:37
焼肉自由詩3*08/3/3 14:25
雪のはら自由詩2*08/3/2 15:12
名前についてのいろいろとわたくし[group]自由詩7*08/2/29 10:03
真夜中の雪遊び自由詩3*08/2/28 10:55
脳と心[group]自由詩9*08/2/26 11:37
青い満月自由詩5*08/2/25 11:58
ぬいぐるみと積み木と太鼓[group]自由詩5*08/2/21 11:28
寂しい会話(実話)自由詩3*08/2/18 16:34
新宿の小さなバーの自由詩5*08/2/16 20:57
行方[group]自由詩8*08/2/15 17:15
香り[group]自由詩0*08/2/15 17:14
ブラックライト自由詩3*08/2/15 17:13
シュプール自由詩2*08/2/14 16:47
スクラップ2003自由詩1*08/2/14 16:46
冷たい夜に自由詩2*08/2/14 16:45
悲しいまま自由詩3+*08/2/13 16:44
きっと猫だった自由詩1+*08/2/13 16:42
才能自由詩2*08/2/13 16:39
どちらかというと朝食はコーヒーの方がメインだ[group]自由詩1+*08/2/12 16:07
彼女の時[group]自由詩2+*08/2/12 12:32
言ってしまった言葉は自由詩1*08/2/12 12:28
鍵穴[group]自由詩3*08/2/11 0:55
ミッドナイト・レース自由詩1+*08/2/8 9:20
冬の霧雨自由詩1*08/2/8 9:17
G2(情熱自由詩2*08/2/1 13:04
レモンティー自由詩0*08/2/1 9:21

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