お風呂あがりに テレビをつけたら
タップダンサーの方が ゲストだった。
高校卒業後 渡米されて 自力で道を開かれたようだ。
タップのことなど わからなかったけれど
憧れのスターに 手紙 ....
枝に ぶら下がってる
偽者の太陽

発火を夢みて
まどろむ 花弁

かかってくる
濃い 夜の 暗い闇

閉じない 瞳
はずれない 翼

あたたかいのは 私だけ
じっと 冷えた ....
流しのはじっこで
トマトにかぶりつく

切って 盛り付ける前
誰もみてない 朝

どっからくるんだろう
この 破りたい
悲しみは

形よく そろえて
行儀よく いただいて
終わ ....
ばらばら つち
のど こすり

だくおん あやす

かや なびく やかい
かげぎぬ の ぎょうこう

されぬ あかみ
くずし うつす つゆたま

わけいる つきの あし
ほ ....
さび ついた そろい のそら
ぬげはじめた め 

かかわらぬ
こえ

ふみこむ
ひざし

の 

いってらっしゃい
いってしまって

さからえ

とべない
の なら ....
この世が終わっても
私は 終わらなくて

途方に暮れて
あなたを みたら

眼に涙を滲ませ
終わり と言えないでいる

どうして 他人のあなたが
私達のために 泣くの
言えば 言 ....
安全ピンに とめられた
近くで 鼓動が聞こえる

建てられた家の壁の 奥
にぎやかな笑も 枯れて

この 残された クサビだけが
奪われたものに対する こたえ

やがて 消えた鼓動の ....
ひらいた おやまの
むこうの おそらに

ちいさく てをふる
おにのこ つちのこ

とんとん とんのに
とうせん はなおに

とんから とんから
とうそう はなおに

ひらいた ....
このひと だれよ

じいちゃんの にいさんだぢだ
五人兄弟だったのも
三人は 戦争さ いって 死んだんだ
ほら もうひとりの おじさんは かえってきて
そこで 店っこやってるべ
じいちゃ ....
かち とろう
ゆき ゆこう

ふくみ ささぐ
きはくな ほし

こい こごう
ゆめ とばそ

ぴりぴり とした
ひりひり ときた

なげく なじる 
ぬいでしまえよ

こ ....
いちわ 
いちわ

はだけられた
よい の くち

ちぢこまって 
のがれられない

ひざし に
いぬかれる なら

もう みえない 
だきしめて

あたためてい ....
知っている曲が 途切れて
知らない歌が とぎれとぎれに
髪の先 さわり ふれる

冷蔵庫にジュース
飲みたい けど
動きたくない

どうやってたんだっけ
時間て
なんて
数えるん ....
な をよぶ
とき が隔てた

かぜ の かいろう
打ち

うまれた のろい
すくう ゆめ

わ 火焔
走 破

白き 鼓動

水 と 灯る

2003 4 20
肩まで のびた髪を
指で とかすと

しずかな 波 の音が する

黒い
隙間 に

あお しろく

ほどけた 心は
ちいさな蝶

のぼり
はためく
海へ

 ....
とおくから まよなか が くる
いとまき あなた の きら の なか
せんの とおり を こえましょか

とおいひび まよなか が なく
からくり あなた の ゆめ の くち
せん ....
おばあさん たべねば だめだ

見舞いにきた人が
そう 励ましてから
おばあさんの 体調は悪化した

食べれねぐなったがら もうだめだ
と 急に思いつめたらしい

看護婦さんがみかね ....
つきつち とぼとぼ
昇りかけた 爪の背

赤い雪 閉じた 街
散り散り 夏夜 宴

噛まずに 飲み込む
にぎやかな 靴の音

切り揃えた髪 だけ
しゃがむ 横断歩道
平坦な場所
何も いない

みていた空
置いてきぼり

かかわる 擦り傷
ぺろりと なめ

居場所は 
歩いたっきり

ひきさく 日常の中
道なりの 花 乞い

 ....
そに ほの よせ ね
つり き つげ な

ちを せ まわし
やつ れん ゆき

こごり はしる くぐり
ななひ ねぬる む むろ

わ そ に なき ほ ゆ くぐ
ほた き せ  ....
寄ってきた子供達に
お菓子をふるまってた 米兵に
自爆テロがつっこみ
多数の子供と兵士が
亡くなられたという

手をだす子らは
わざと 足止めしたわけではないにせよ
いつもそう ....
カレンダーが
隙間を 埋める

いちいち 並んだ文字
規則正しく
色までついてる

ななめに さいて
ずらしても

あくる日は 書いてなかったように
きちんと くる

時 ....
たおれるって 
あきらめることでは なくて
おきあがれない こと

かよわなくなった こころ
暗く 憎しみばかりつのる時

灯は しずかに 病みを照らして

今は 夜
ただ ....
ゆうらんせん に
ぼろぼろ つめあわされた

ちの かたまった
けあな が すっているのは

どすぐろい よだれ

くんしょう に にぎわう
きれいな まちに

ぺたり ぺた ....
なぜ 今 この人が私に知らされるのか。
そんなことばかり考えてて とまらなくなる。
図書館で出会った 一遍の詩。

ネットでこの人を尋ねる人と出会うとは思わなかった。
自身の心の支えとなった ....
    たとえ明日は裏切ろうとも

たとえ明日は 裏切ろうとも
きょうは 裏切りはしない
さあ わたしの生ま爪を剥ぎとるがいい
だが きょうは 裏切りはしない

わたしの勇気のほ ....
いかつい アスファルトに
息のように 降り続けていた
電柱の 灯

夜の空に おしかえされた
雨に 流されている

かきん と ついてる
ガラス の 冷たさ

なじまない  ....
り りく 

蝶 の 足は
おもくなり

つかまっていた 草葉
そっと 目を 開ける

大きな杉の木 のてっぺん
見る間に越えて

生まれたすべてを かけて
のぼり ....
汽車の前で 
にこやかに 笑ってる
男性達の 写真

選ばれた新聞記者の人達が
国で新しく建設したという
建物の取材のために 招かれ

出発する前に 同僚の記者が
見送り ....
にぎりつぶせることを
しっているので ては

づっと こぶしのままだ

ひらいたら
つかみかかって
ひきづりだして

やるか
やられるか

てをださないかぎりは
てを ....
  ふしちょう

ねのまに さるまい


  ゆき

うみ

なみ


  うみ

はくえんの だん


  かぜ

ち の ひ


  つき

 ....
砂木(660)
タイトル カテゴリ Point 日付
タップダンサーが うまれた未詩・独白7*05/9/4 14:02
夜の実自由詩12*05/8/30 7:13
トマト星人自由詩16*05/8/25 7:25
むげ なる たむけ自由詩4*05/8/20 23:00
ほほえむ の自由詩8*05/8/19 7:19
オー自由詩13*05/8/15 0:42
残された もの自由詩11*05/8/12 7:01
はなび自由詩14*05/8/8 7:23
かえってこない自由詩10*05/8/7 7:05
鳴く自由詩10*05/8/3 7:17
ともに自由詩6*05/7/30 7:19
つめたい 命令自由詩12*05/7/26 22:23
天馬自由詩12*05/7/26 22:14
ちいさな 蝶自由詩14*05/7/24 23:45
せん の つなぎめ自由詩18*05/7/24 23:35
きっと自由詩31*05/7/22 7:19
記号の 上自由詩6*05/7/22 0:49
はずれる自由詩13*05/7/20 6:46
おり の そと こい自由詩3*05/7/17 16:40
恐い自由詩11*05/7/15 3:50
ぼん ぼぼ ぼん自由詩12*05/7/13 7:12
自由詩20*05/7/10 7:07
ちにく自由詩9*05/7/6 7:20
マリアンヌ・コーンについて レジスタンス散文(批評 ...9*05/7/5 6:55
たとえ明日は 裏切ろうとも  マリアンヌ・コーン散文(批評 ...14*05/6/28 23:47
寄り添う自由詩12*05/6/27 5:13
朝 わたる自由詩11*05/6/25 7:06
忘れられた写真自由詩1*05/6/24 7:10
会社で 自由詩6*05/6/22 7:19
陽光月(ようこうつき)   おうぎの まい自由詩7*05/6/21 21:23

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