夜 が 鳴る

切れた 窓辺
背いた 天井

見知らぬ 幸
消えた 願い

夜 が 立つ

誰 を 救う
誰 が 救う
誰 に 救う

外 に 写る
夜 の 髑髏 ....
あのね もう 
いけないと おもったの

だって どろだらけで
おひざ も いたいの

こんな きたなくなったら
あそんでくれないと おもったの

でもね どうしたのって
 ....
雲 のチビ は
ちらり すまして

ふんわり おなか
に まるまって

かくれんぼ なの
だれにも 言わないで

抱きしめたら

ここ へ そら
ふせじ の なかの
ながい ゆめ

とんとん どうにか
すすけてく

ならくのそら は
しらせぬ いろで

ここやら どこやら
さき ゆれる

わたらせ まい よ
と ....
からびた つる
ならく の よ

とけられた え
さき にご す

ふれこう まい
なぜとう ゆび

ほほ それ て
の にちる し 
もう 遠くに 届いて
行ってしまいました

誰の後を追って

なだめても 
すましても

輝けない かぐわしさ
ぽつ ぽつ ぽつり

とおく とおく まもなく
いっ ....
ふんじゃった

でも
みれない

かたい ような
ちいさいような

うごいてるような

どうして
うごけないの

ねえ
にげないの
  けだもの


かぜ 

そよいで
いる


だもの
結婚式で 打ち上げた祝砲

幸せを祈り
永遠を誓い

襲撃と 思った米の飛行機

爆撃そして
みなごろし

ニュース番組の中 
子供も女の人も男の人も

棺に しがみ ....
とじかけた そら
あなた は いく

どこか へ ながれ て
だれ も いなく なり

どこ も
いつ も

さかせ て いつか

あなた は
ゆく
つぶやくように
こみあげて
ながれて は
いかない

さからいなさい と
て をにぎりしめる

つけっぱなし の
けいこうとう 

うすい かげり

たたまれ ....
ほそい みどり の
うすい あし

こそり すみ に
より あって

どなた でしょうか

で きっと ね
つと つと そうっ と
すき に いく

だけど かた  ....
背 に 迎える
宙 の 蔦

絡み
吊る

しろく 月 回り

てて の 無邪気な 
微苦熱 に

じりり
途絶えていく
正気なうちに 帰ろう

まっかな顔で 父さんが
にこにこ と ひそっと 言う

あはは と 笑いながら
母さん に よっぽど 言われたな
私は 濃いめの お茶を入れる

 ....
桜前線 が来て
花見客

そして
砂漠

ぎっしり 携帯した
迷彩服

の 中に 人

ほおばる 春
つづく 虐殺

信じてなんか いられない
みじめな 幸福 ....
昨日のコーヒーカップと
今日のコーヒーカップと

うわ のそら

明るい 色に染めた髪
みせられない から
束ねた

地図 を書いて ゆく
春 の 息吹

 ....
畳 の 上
裸足

ふち に 添って
一匹 の 蛇

明るい ささやき の内で
頭 を もたげる 闇

草薮 から 訪れた
赤い 口

切り そろえた ばかりの 爪に
 ....
夕焼け の 細い指 輪
つなぎとめて

白く めくれた
枯れ木 の 小屋

ころり
まぶた
なくし

星 の 皮
扉 に 

歩いて 帰ろう

とおい きてき
 ....
死に絶えた 月
沈まない ゆめ
くるむ 波

残像は まぶしい木漏れ日
ゆずる まほろば
流れ 触れる 紡ぎ

背中 を見せる 扇
かえり ゆれる さだめ

海 が  ....
やさしい 風 に
月 が ついてくる

まわり道
草原 の じゃり

心 やすらぐ場所 は どこかな
踏み潰した草 の
やわらかい感触に

ひとりで 歩く事さえ
 ....
ながれるほどに
ながされて

ふりとくほどに
とかれていく

とけていくほど
さみしくて

つなぎめをさがす
みえない ゆびで

かなしみが ほのかに
にくしみに ....
赤い 忌憚 の
ただ 中 を

棘 成る 不知火
喰 すすり

龍 の 大王
なま山 覚まし

海里 マグマ
の血に消える

裂ける 白花
破る 異質夜

ほ ....
膝 折る
月 の爪

やまぶきいろ の 呪い

狩られる 伴笛
つがれた 刺怨

なま霧 腐り はだける
吊りそこねた 谷底

もくず に さえずる
血 の 洗礼
 ....
ななつ のゆび
ことり なでて

みっつめに
つき つっついて

ちょっと なかせたら
ちょっぴり わらって

ここのつ めになきまね
根っこ の傘
に ツカマリ

しゃぼん
いえロー

ちゅ
トレイン

はかねずみ とり
かかってる 奴に
驚くもんか

とどめ のさし方
にやり ちゅ


 ....
ましかく な


つち の
少し 上
ころっと

笑ったの

沈む
柔らかい

折り畳まれた


流れる 
朝 
ひ 
わたし の
付け根

はっぱ の
付け根

くる い
くるりん

まま
土へ
ぴあの の上


根が 張って
指に さわる

薄暗い へや
夜 の 木

眠る
なぜ
たかめたいか
まもりたいか
とわれたら

あんた
知らないんだよ

剣 なら
詩人 に 向ける
てっぺん
あたたかな

くれる


かこんだ
ゆび

こらし
でも
砂木(660)
タイトル カテゴリ Point 日付
やみ まど自由詩7*04/6/22 23:40
やさしいひと へ自由詩14*04/6/17 8:27
 そら の自由詩8*04/6/17 1:34
わたる自由詩7*04/6/15 5:07
くりゆく 自由詩5*04/6/13 6:51
花 音自由詩7*04/6/11 1:01
すき自由詩8*04/6/6 7:47
未詩・独白12*04/6/4 19:08
空爆  結婚式自由詩8*04/5/30 1:17
ゆく自由詩10*04/5/25 7:25
どうか自由詩10*04/5/18 22:03
ふふ自由詩11*04/5/16 10:55
自由詩7*04/5/12 8:53
村祭り自由詩15*04/5/10 0:57
前線自由詩9*04/4/15 6:39
テーブル自由詩5*04/3/30 22:21
赤い 眼自由詩6*04/2/29 19:40
星 の きてき自由詩6*04/2/5 22:36
自由詩6*04/2/1 10:13
揺れる自由詩9*04/1/30 0:22
ながれる自由詩3*04/1/21 21:04
壊 笛自由詩5*04/1/4 10:37
月 の根自由詩2*03/12/24 0:02
とお自由詩4*03/12/22 22:14
自由詩5*03/12/20 23:22
笑う 船自由詩11*03/12/11 23:50
まま の自由詩2*03/12/6 21:37
部屋自由詩7*03/12/5 19:35
永劫自由詩2*03/12/4 22:03
ろうそく自由詩2*03/12/2 22:19

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