真夜中に夢想する精神(こころ)

セックスしてる姿のまま化石になった

男女の生き物のつがい

恐らくはホモ・サピエンス(人間)

ご先祖様たちは死んだ後も愛し合っていた

その巨 ....
有刺鉄線と荊の性癖と属性
暴力的サディスト
人格障害のような高揚感
傷つけ殺す快楽
あふれる脳内快感物質


有刺鉄線と荊の性癖と属性
他人を傷つけるから
誰も愛せない
愛する人の ....
早朝眼が覚めて

飢餓感と不安感で

まだ熟れていない

バナナを

貪り食う感覚

けして美味くは無いのだ

ただ胃袋を満たすだけの

空虚な感じ
金属製の太陽背に受けて
金属製の大木に
金属製の蝉が叫ぶ
金属製の僕の差し歯輝く
金属製の汗を流す

全てふやけている
全てふざけている

僕の好きだった女の子
自己啓発セミナーに ....
僕の言葉は砥がれているか?

剃刀のように日本刀のように

メスのように鰻を切り裂く包丁のように

ちょっと横滑りしただけで指を切り

血が出るのか?

岩をも砕く大ぶりの長剣なの ....
イワシの缶詰を

買ってきて

もらった

イワシの缶詰の空き缶は

魚臭いから野良猫が咥えて

行くんだ

カランコロンと音を立てながら

猫がイワシの油を舐めるんだ
何度も何度も夢に見る

実在しない三軒茶屋の

8階建ての萌えビルには

五軒のメイド喫茶

フィギア専門店

プラモデル屋

レンタルボックス

コスプレ専門店

ガ ....
彼女のハンモックは
ピンク色だったそうだが
僕のハンモックは…

完全な漆黒であり
プランクトンの雪の舞う
蟹のいる深海の黒

練炭より
エスプレッソコーヒーより
悪魔の翼より
 ....
彼氏は火星の開拓団に参加した

ミリーはグレイのキャミソールを着て

カーキー色のキュロットスカートを穿き

金色の髪の毛をポニーテールに束ねて

ラジオの音楽番組に耳を傾けている
 ....
「鳥の目」


飛翔する生物から見た

海の群青 空の水色

僕はその視点で見てみたい

孤独な旅を続けたい



「祈り」


ギリギリで生きてる病苦と貧困

ほ ....
ボイラー室の狂った熱気
熱中せよ詩作に
没頭せよ言葉遊びに
のめり込め
発狂してでも掴み取れ
垂涎の恍惚たる快感を!


この指でタイプし続けるんだ
ACアタブターが熱を持つ
旧式 ....
あてども無く

彷徨う魂

虚脱感 

 抑鬱

  不安

   混沌

    悲しみ

     嫉妬

      憎しみ

     僻み

     ....
踊る黒猫
踊る白兎
ミックスする
モダニズムの灰色

歯医者の診察台
に座らされ
歯を削られる
リューターの奇声
飛び散るカルシウム

丸い蛍光灯大小2本
収めた四角い枠
ぶ ....
パズルあるいは心象風景


つつじヶ丘 SSRI 調布 
レスリン 団地 コントミン 

野川

世田谷 デパス 下北沢
トランキライザー 代田 成城 鬱病

ハルシオン 仙川  ....
河の中洲で貴女は
竪琴かき鳴らし歌う

船頭は舵取りを誤り
小船は沈む河の底に

美しき女の上半身
そして魚の下半身

嗚呼、美しき君よ!

私もまた沈むよ…
河の底の墓場に
真っ暗な自分の部屋に入った

四角い輪郭は無くなっていた

ただ見えるはずの無い物

パソコンやCD・MDプレイヤーや貞子や

リトルグレイや鬼や悪魔や5センチの蚊が

現れては闇 ....
今黎明のさなか

我PCに向かいて

タイプする一編の詩

雲は厚く街を包み

いずれ雨になり

小川の幅も広くなり

水鳥は浮かび

鵜は水に潜り

鷺は川面を歩く
 ....
苦しみのはての袋小路

ブロック塀の上には

黒い緑の眼をした

猫が歩いている

狂を発した人間に

この都会は冷たい

眠れずに何度気だるい

朝を迎えただろう?

 ....
僕は秋葉原の

メイド喫茶出入りしてる

テレビではダウナー系の

女性殺人容疑者が

毎日出てくる

もしくは不細工な

IT企業の社長を

そそのかしたアッパー系の
 ....
思い出が消せない

あの時は確かに
愛していたから

トラウマよ眠れ
ただ一度だけ眠れ

カットグラスの
ように
脆い僕の心が
壊れてしまわない
ように

トラウマよ眠れ
 ....
鬱がカビの様に

体じゅうを侵食してゆく

涙にならない悲しみが

怪獣のような唸り声となり

僕を壊していく

鬱の濃度が上がってゆく

血液中に 尿の中に

汗の中にも ....
ある晴れた朝

えたいの知れない物が

空から舞い降りた



それは人の形をした

人で無い者



リトルグレーのような

クールな知性は感じられない

瞬きし ....
リーズナブルなパスタ店にて

フォークに絡め取られる
スパゲッティの多重螺旋

適量かけるつもりだった
粉チーズのフタを開け
振り掛けるとドバッと
降りしきる粉チーズ

もはやチー ....
音もなく時を削る部屋で

命を空虚に磨り潰した

黙ってラジオやテレビと

話した

常夜灯一つ付けて

パソコンのテキストを

入力しようとして出来なくて

抑圧された無 ....
煙草を買おうと部屋を出た

外は大粒の雨

アスファルトは鯨の背中の

光沢で濡れ

商店街のタイルばりの地面は

輝く水をたたえる湖

薬局のトタン屋根を

雨が叩く バ ....
発泡スチロールのトレーに
並んだ雌のシシャモを手に取った


内臓を圧迫するほどに詰まった卵
母魚の中で死んだ卵


網から漏れ生き残った雌のシシャモの
卵はどれだけ成魚に成れるのか ....
ジワジワと心に染み入る
焦燥感

ブツブツ独り言を言ってるような
薄汚れたオヤジには成りたくねぇ

意味不明な奇声を発する狂人
にも成りたくは無い

壁から人が出て来る
天井に赤ん ....
居酒屋で仲間と飲んでいた

まずは生ビールを皆で飲んで乾杯

そのうち各自 

日本酒 カルーアミルク 焼酎の水割り

などを注文した

僕はソルティードッグを注文した

ソル ....
霧散し蒸発する精神

キラキラ輝く液体の

入った玩具同様

液体の中を上昇し

対流して沈殿する

比重の違うオイルのように

ころころ玉になって螺旋の

スロープを転が ....
あ(貴女を)

い(いつまでも)

し(幸せに)

て(照れるけど)

るる  るる  るる
  
るる  るる…る(流浪する魂)
たかよし(72)
タイトル カテゴリ Point 日付
「夢想」自由詩307/6/24 5:55
「刺トゲ」自由詩1*07/4/30 1:00
過食自由詩2*06/9/28 1:07
ステンレス自由詩4*06/8/8 22:00
ナイフ自由詩2*06/8/7 19:38
鰯の缶詰自由詩7*06/7/27 21:47
三軒茶屋ラビリンス自由詩1*06/7/27 20:44
「黒いハンモック」自由詩4*06/7/27 18:44
開拓自由詩5*06/7/20 20:57
短編詩集[group]自由詩5*06/7/15 7:39
圧力計自由詩6*06/7/15 3:59
特急列車[group]自由詩4*06/7/12 1:03
灰色猫兎[group]自由詩7*06/7/9 20:05
孤立する夢想自由詩7*06/7/6 3:32
ローレライ自由詩3*06/7/6 2:21
暗闇自由詩3*06/6/30 20:50
小川自由詩5*06/6/23 5:14
黒猫自由詩206/6/23 4:52
半妖自由詩206/6/8 21:59
トラウマ自由詩306/4/4 23:37
慟哭自由詩206/3/16 1:15
お空の人自由詩106/2/28 0:51
「かけ過ぎ粉チーズ」自由詩2*06/2/15 5:10
スランプ自由詩206/2/10 0:28
冬の雨自由詩4*06/2/1 21:37
子持ちシシャモ命の詩自由詩3*06/1/30 21:26
騒霊現象未詩・独白306/1/30 0:12
ソルティードッグ自由詩206/1/28 22:53
キラキラ自由詩206/1/24 1:50
るる…自由詩006/1/21 21:56

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