最近感動して泣いた事無いな
どんな本や映画を見ても感動しない
そんなもんだろ?
って思っちゃう…


やる気なし 苛々 鬱々


この冷めた感じは何なんだろう?
この倦怠感…いった ....
無口で喋ると早口に

なっちゃう小心者けど

言葉が 詩が 

誰かに伝われば良い

上の前歯が無くて

入れ歯が無いと

アナウンサーや声優や俳優

みたいに上手く朗読で ....
空を見上げた
あまりに高い空なので
空に落ちていく妄想に
とらわれた

空の片隅には
誰かが切り飛ばした
爪のような
透けた細い月が出ていた

重力はその物理法則を
放棄して足は ....
僕は切れかかった

わびしい蛍光灯

精液みたいな半透明

粉々に砕けるガラスと

ガスと微粒子と電子

黒いグロー球の中の

稲妻と雷



もはや天に帰る事もなく
 ....
大声はり上げても

列車の通過の轟音で

まったく聞き取れない

そんなCMが昔あった

ぴっぷ…

まで言った所で

電車が通過で以下まったくの

不明瞭

資本主義 ....
かの国

かの地にて

劣化ウラン弾で

破壊された

鋼の戦車の

履帯(キャタピラ)の下

ではダンゴムシが

地面に孤独な詩を書いている

と詩人は歌う

お ....
君と僕歩いたね

手も握らずに

二人の距離と温度

冷めていった

飲まずじまいの珈琲みたいに

冷たくなった

小さな寂しさ

消えていった…

褪めていった
もっとキリンを燃やし続けろ!

サルバドール・ダリの絵にもある

キリンを燃やし続ける意味ってなんだろ

熱くないのかキリン?

ロースハムみたいに時計が溶ける

しまいには蝿がた ....
誰もが寝静まったよなかに

僕だけが起きていて

眠れない夜 朝が来て

午前中のいい時間に眠りに落ちる

遠くでカラスが鳴き交わしている

駅に行く私営バスの音がする

本当 ....
ヒナゲシの花弁のようのように

脆く儚い恋だった

今思えば綱渡りのような

危うい恋だった

恐る恐る僕は君に触れた

あまりにも君はすんなり

僕を受け入れた

僕は困 ....
儚きかな人生
仄暗い闇より生まれ
そして闇に死んでゆく…

生とはつかの間の
享楽的な饗宴
悲劇も喜劇になる

僕は恐れる!

生きて行くには
千の顔を持て
あるいは
顔を持 ....
鉛のように曇った空

今にも泣き出しそう

雨か雪が降るだろうか?

僕の心も曇っていきます

重苦しく北風が吹いていて

益々重たい気分になる

やけに乾燥した冷たい空気
 ....
空虚な空気

肺に吸い込む

咽はしない

ただ冷たくて

ラークマイルド

一本に火を付ける

精神が気化して

登ってゆく

不思議な感覚

煙は換気扇に

 ....
読者諸君へ!



これらの小さな詩達は



この不恰好な



私の“頭蓋骨”



これまた変な



皺のよった



“脳”

 ....
捕まえてごらん

物事の本質や中心は

あっけなく

そっけなく

鰻みたいにぬるりと

その手から容易く逃げる

亀を捕まえるように

簡単にはいかないんだ
世の中は

宮崎 勤の部屋の

ように雑然としていて

綾波 レイの部屋の

ように殺伐としている
君の瞳の中の僕が微笑んでる

人影のないベンチ

君にKissしても

僕は、制度に脅え

泣くことも出来ない

全てのモラルに傷つき

切り刻まれても

愛は守り続ける
 ....
混沌と虚無

襲い来て

僕の意味奪う

超えられぬ

実存

薬の白さより

冷たい雪が

僕の心に降り注ぐ
炭酸の泡

コップの汗

小さな心の傷

夏の終わりの空

遠くの電車の音

蝉の鳴き声

気温32℃の残暑

扇風機の風

何一つ足りない物

ないのに

寂 ....
ある秋の昼下がり

空から蝶の羽が落ちてきた

すかさず見上げたら

小鳥が一羽飛び去った

僕もそうだが人は

蝶の羽を好むが

小鳥はその肉を好むらしい

彼の食べ残し ....
緑色の沼の中から

泥亀が1匹 

這い上がってくる

夜の外灯に照らされて

ヌルヌル甲羅が光っている

泥亀は寂しい、うつろでわびしい

       うつろでわびしい
 ....
石ころの一つ一つに


木々の一つ一つに


雲の一つ一つに


名前なんかない


本当は犬や猫にも名前がない


無論人にも最初は


名前がない
 ....
携帯が鳴らなくて

心細くなる

こっちからかけてみる

「…電源が入っていないため…」

不安は的中

君は今何処で誰といるの?

もう僕の元には…

誰かが走りよって来 ....
北から来た女の歌は冷たい



南から来た男の歌は暑い



そして



東京に住んでる僕の歌は



眼に見えず



耳に聞こえず


 ....
光が澄んだ音を立てて弾け飛んだ

ガンジス河の砂の数ほどの光の結晶

僕は、身体に受け止める

日の光は身体の大きさしかない

でも哀しくなんかないよ

それで十分さ…

空は ....
あぁ…どうしよう

僕は本気で君を

好きになりそうだ

困ったぞ!!

宝物は手に入れた時から

つまらないガラクタ

遠い山は美しいけど

直接 登ったら

ただ苦 ....
魚達が僕を見ている


ここはどこ!?


苦しくない冷たくない


海流に運ばれて


あてもなく


真っ暗だ…


発光魚の光で


淡く ....
鎮静剤入りの点滴を
一滴づつ見てる

死にたい 死にたい
どうしょうもなく空虚だ

縛られた両手
尿道にはバルーンのチューブ
洗浄された胃

活性炭で黒くなった舌を見た
こいつを ....
「グットナイト」

全て流れていったみたい

時は人々を押し流し

何時しか

悲しみと安らぎの海に着く

確かにそこにいた生命

もう何処にもいない・・・

 

泣 ....
寒い夜でした

北の空に

銀の尾を引きつつ

お星さまが流れて

行きました

願い事一回目

夢は死に

お星さまは消えたのです

そんなに長いお願い事でも

 ....
たかよし(72)
タイトル カテゴリ Point 日付
脳内物質[group]自由詩006/1/19 0:40
もっといい詩を…未詩・独白106/1/17 6:30
高い空自由詩506/1/11 22:49
白色蛍光灯自由詩106/1/6 4:04
列車自由詩206/1/5 19:33
履帯の下自由詩205/12/30 20:39
冷めた珈琲自由詩205/12/22 23:00
もっと…自由詩105/12/21 3:01
誰もが…自由詩205/12/19 6:49
花弁の恋自由詩205/12/18 0:02
饗宴自由詩105/12/15 21:14
冬の憂鬱自由詩005/12/12 22:11
煙草自由詩205/12/12 20:31
詩集によせて自由詩005/12/12 0:20
中心自由詩2*05/12/9 20:40
世の中自由詩2*05/12/9 18:21
決意自由詩1*05/12/8 18:06
鬱病Ⅱ自由詩6+*05/11/30 11:20
残暑自由詩3*05/11/30 7:51
虹を食べる自由詩305/11/28 20:39
泥亀自由詩005/11/27 21:12
Taからはじまる名前自由詩205/11/26 0:07
携帯自由詩205/11/23 10:41
クリスタル・ボイス自由詩005/11/21 22:13
カレイドスコ−プ自由詩105/11/21 1:21
生身の女自由詩105/11/20 21:32
盲目の魚の為のソネット自由詩105/11/18 5:48
発作的衝動自由詩205/11/15 4:56
さよならは言わない自由詩105/11/15 4:07
「流れ星」未詩・独白105/11/15 1:36

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 
0.11sec.