慟哭
たかよし
鬱がカビの様に
体じゅうを侵食してゆく
涙にならない悲しみが
怪獣のような唸り声となり
僕を壊していく
鬱の濃度が上がってゆく
血液中に 尿の中に
汗の中にも
死ぬほど喉が渇く
大量のコカ・コーラで
トランキライザーを飲み干す
体じゅう糖と鬱だらけで
甘い涙を流して泣いたりしそうです
自由詩
慟哭
Copyright
たかよし
2006-03-16 01:15:40