黒猫
たかよし

苦しみのはての袋小路

ブロック塀の上には

黒い緑の眼をした

猫が歩いている

狂を発した人間に

この都会は冷たい

眠れずに何度気だるい

朝を迎えただろう?

心の重荷から開放

されて空に落ちる時は

何時来るんだろう

生きる屍歩き止まり

黒猫が足に擦り寄ってる

蚤をウツサレテモ

とぼとぼ歩き

己の死に様探す生き様は

僕の未来だ!



自由詩 黒猫 Copyright たかよし 2006-06-23 04:52:25
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