{引用=きみがそうしている間に、またたく間に、陽はおちて闇になる

傷んだ毛先だけをきるように
きみのことも切り落としてしまえたらどんなにいいだろうか
睫毛にかかる前髪がもうすこし伸びたら
 ....
グッバイ、グッバイ、わたしの少女
いつの間にか髪も伸びて
いつの間にか真珠のような肌

暗がりをおそれていた少女は
星がきれいだからわたしは平気、なんて言って
怖ろしくも美しい月までも ....
弾けそうなわたしの世界には一体何が詰まっているのだろう、砂糖菓子みたいに甘くてかわいらしいもの?ナイフみたいに鋭くてマッドなものが詰まっているの?誰も答えてくれないのは誰もわたしのことを知らないからな .... 「星がちりばめられたスカートをはいて
 スパンコールできらきらしている靴をはくの
 三日月のネックレスを首からさげれば
 それがどんな星にでもいけるチケットになるわ

 こぼれることばは模様 ....
うしろ向きに歩く
温い風が背中にささって
微妙な痛みを感じている


 「すべての季節がおわったらあいに来てください」と
 そう言ってきえていったきみ

はじまりを忘れてしまったか ....
オレンジのスプレーでしゅーってしたみたいな空がかれらはすきだった
水色ととけあうようなさわやかさできゅんとする感じがとくに
それにはたまに薄くのびた白い雲がまざって、
そうそれは白い絵の具を指に ....
わからなくなってしまった
デリートキーを連打すれば全てやり直せるのだと思っていた
赤い口紅を纏ったくちびるが「ショウジョヲソツギョウセヨ」と言ったのは九日前の事で
わたしはそれが日本語なのか英語 ....
ゆるやかな曲線を描いていた
やわらかい海で溺死していたら
待ち侘びた春もいつの間にか
逃してしまって


後悔よりもただ無情のため息が出た
手のひらから零れお ....
きみの輪郭がまだあわいときのこと
ぼくは涙をながしながらきみの詩を書いた
不器用なことしかできないから
瞼にうつるやわらかいきみの形とかそういうものを
一生懸命にことばにして紙にのこし ....
宮野(9)
タイトル カテゴリ Point 日付
きみの夢をみた自由詩111/8/6 12:49
グッバイ少女自由詩510/9/23 23:55
ピーター・パン・ガール自由詩410/2/20 21:02
ファンタジック自由詩410/2/14 0:14
slow自由詩410/2/10 0:56
眠れないこどもたち自由詩1*09/11/23 18:51
スカートの中は闇自由詩809/6/11 21:08
春海自由詩209/5/17 23:32
少女と詩人自由詩309/3/7 23:44

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