闇がさらけだされる
十三夜
君ものぞき見しているだろうか
うさぎさんが おもちをつく夜
マンションのベランダで
団子を ぱくり ぱくり
通販サイトのタイムセールを見るたび
欲しいものリストが増えていく
ぽっかり空いた穴は満ちやしないのに
キスは
するとされる より
するとする が、いい
夜、虫のこえ
秋がそこにいた
でも、まだしまえない名残のTシャツ
喧騒の夜
組み込まれているから、見えない
都会にもいるんだよ、言霊
まとわりつく夏の汗
行水で流せば
あとはキンキンに冷やした至福の一杯
せみの大合唱
だるい
こんな日はお空にとけるねん
サインは明日につなげる送りバント
ホームランを要求されても困るけど
たまにはフルスイングしたいものだ
詩をかかない日々
日常が連続する日々
やはり、わたしは言葉を紡ぎたいのだ
しがらみを肴に
また一杯
まったく酔わせてももらえないや
朝顔や
しおれて告げる
夕餉かな
夏が透ける雨の隙間
渇いた紫陽花が
雨を、乞う
傘もかわかない間に
また 雨がふる
あなたの瞳に 雨がふる
あなたは、ぼくじゃない
ぼくは、あなたじゃない
でも、わかりあえないわけじゃない
パンツが脱げない
言葉からパンツが脱げない
たった一枚なのに
ほんとなんてものがないなら
うそをついて
うそがほんとになるまで
赤い糸
ほっとくとだんだん透きとおって見えんようになります
そやからときどき紅を差します
あなたは、今もあなたで
わたしは、今もわたしで
それでいいんだけどね、でもなんだか、なんだかね
花見の客もいなくなった公園に
八重桜が ぽつり
月夜に ぽつり
月夜かな
宴の後の
八重桜
高い空
花に 宴に
ホーホケキョ
散歩道
月に照らされ
夜桜よ
つぼみの中で育まれ
花びらが連れてくる
それが春、出会いの春
あなたがわたしの中から消えてくれない
きっと、愛の言葉より 後悔が多かったから
きっと、愛の言葉より 口づけが多かったから
夢のあなたは当時のままで
あたふたするわたしも当時のままで
目が覚めると、ごめんと言えなかったことだけが当時のまま
わたしらしいわたしがいるらしい
わたしらしくないわたしもいるらしい
わたしは、どちらも知らないけれど
たこ焼きや
冬の休日
ホフホフと
雪が降る、雪が降る、
赤いハートに降り積もる
春はまだか、春はまだかと、まるくなる
詩作をするときのお供、今回は音です。
詩作のお供にBGMを流す方もいらっしゃると思います。
わたしはというとダメです。聴いてしまって集中できません。
そこで今回ご紹介するのは「Noisl ....
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