100403



伸身の宙返り
二度回転して
捻りを加え
三回転目に着地する
身長が高い方が難しいが
成功するとより美しく見える
失敗すると・・・
 ....
                       100403



表面から融けだして
底まで達すると
真っ黒な地面が現れる
雪が溶けた
春が来たと思う
草が生えて
花が咲き
枝が ....
                 100317




よにお
かまたれと
ふと思うことがありました。
かまたれとは
かわたれのことだと分かった
分からないのは
よにおということ ....
            100312



円相場が上がる
下がると困る
なにが
円が
どうしてと
説明があったので
聞き耳を立てる

マラソン好きの
聞き上手の民が
 ....
                  100309




並四ラジオの整流回路
小さな容量のキャパシターに
少し大きすぎるインダクターが繋がって
交流をぎごちない直流に変えている
 ....
                 100305

食卓から
塩が消えて
船縁が遠くなり
気勢が上がらない
塩分が否定されたのだ

全自動デジタル炊飯器の
お世話になってから
竈の火 ....
                    100222




余剰金はぞろ目銀行にお預けを
暗唱番号の数字は1から9までお好きなものを
早い者勝ちです
誕生日の祈念に如何ですか
 ....
                   100220

空中回転に慣れすぎて
ひひひと笑う暇がない

朝日が昇りきった時刻
輪郭が伸びをして
すっくと立ち上がり
出かけた後に
影の ....
                        100219



シーオーツーの企みに
誘い出されるキリンの群れに
なにげなく忍び寄るトラの背に
金色の鳳凰が目を覚まし
 ....
                        100218




オキシダント濃度の悲哀を
感じないのがキリン
鳳凰の次に現れたキムジが
朝の顔を繕う傍らには
2匹の紛いウミガ ....
               100211

  


弾かれた音速の脅威を
忘れたかのように
滑走路から飛び立つのが
習慣となった
石油が無いから
空気を燃料にして
今日は ....
            100211

ティーアールといいながら
気短なキーボードを叩く
打つのか押すのか
気軽なボードは応えない
冬の空は本格的に押し黙り
今から雪を降らせるつもり ....
           100129


鳥のくせに
妹が居る
姉が居る
男が居ないのはなぜかと疑うのは
男だけだろう
雪が降ると寒いと思っていたが
そうでもないと聞き
常識にとらわ ....
                100128



台風の日は
窓を全開にしてください
窓があると
空気抵抗が増して
壁が潰されてしまいます
強烈な風に
窓から窓へと
通 ....
                 100122



方々に散っている友人が
一堂に集まると
威勢が良くなって
すぐに革命を起こしたくなるそうだ
その友人の一人が打ち明ける
革命的な ....
               100119




寒いからと
布団に潜るのは
いけませんと
朝の神様が戸を叩く
紙の上に描いたお供えを
満足げに召し上がり
神様は帰られた ....
                  100118


野薪と変換されて驚いた

薪は天から降ってこないので
燃料店から購う
デフレの今日でも
薪は高い
安かったことなん ....
                  100114



蜜柑の食べ方をリグレットする
イヌのようなハンカチを折りたたむ現在
ライナスの花が咲いて
舌が乾くと悲鳴を上げたビーグル犬が
 ....
                100110



あら! ほんと
見ない振りして
拾い上げては
背中の屑籠に投げ込んだ
モク拾いの場面を演じて見せる

一本3.5円の増税 ....
                    091215

音は
規範であると思う
感じたわけではないが
そう思う
ここでは
規範を
単に縛りという程度の軽い意味で使っているの ....
                   091214




ガクダン入りの
げんばくあられが
破裂して
自転車3台吹っ飛んだ

お腹がふくれて
パンクした
自転車泥棒追いかけて ....
               091211



蓄電池
差別される燃料電池と
太陽電池
非常用の空気電池と
ボルタの電池
アルミホィールと備長炭を
塩水につけて

電池を作る ....
             091210



九官鳥を捕まえた
明日からは
代弁してくれるので
雄弁家の顔を作る
泥粘土をこねて
顔に塗る
生乾きの間に
次の顔を考える
次の顔 ....
ゴロゴロと
腸ゆする
人も居て

ホーホケキョと
下手な歌声笑われて
来年こそはと
梅の実囓る
味噌漬けが
ケキョケキョと訓練するまに
ネズミの兄貴が逃げ出した
チチチと雀が飛ん ....
                    091203




頑張らねばと死体に鞭打つ響き在り
罰の痛さと
へたくそな
指の圧力強すぎて
革が破れて
しまうかと
聞く耳持たな ....
                   091125



殺されたのは
弱気で
強気は生き延びて
外に出かける
出合った弱い者をやっつけて
家財一切ぶんどった
そんな先祖を持ってい ....
                 091121


怪獣ブームが去って
本物の恐竜が期待を込めて登場する
骨だけでも好いけど
足跡も欲しいと
原始人も考えて
恐竜の後を追い
卵を盗 ....
              091117



季節外れの仲良しが
オタマジャクシを呑み込んだ
いいのかいいのかいいのかい
いいんだいいんだいいのだい
三回叫んで目が覚めた
オタマジ ....
               平成21年11月11日
利用者各位
           ○○企画
公園設備の更新のため
3ヶ月休園いたします
利用者の皆さまには
ご不自由をお掛けいた ....
                      091110


屋根が五重になっていて
天高く聳えるが
警護の僧兵が巡回するから
寝そべっては居られない

五十の塔が
空高くそびえ ....
あおば(1462)
タイトル カテゴリ Point 日付
おやすみなさい自由詩0*10/4/4 1:21
凝視自由詩4*10/4/3 18:32
ふと自由詩0*10/3/17 22:44
尊さのその先自由詩1*10/3/13 20:05
自由詩10*10/3/9 14:12
5%のダイエット自由詩3*10/3/5 12:52
白い原稿用紙自由詩5*10/2/23 0:21
自由詩4*10/2/20 12:43
胡桃(改訂自由詩5*10/2/19 22:45
胡桃自由詩3*10/2/18 1:23
ぼくたちの失敗自由詩2*10/2/11 23:03
TR自由詩3*10/2/11 17:40
十姉妹自由詩2*10/1/29 9:45
窓、全開自由詩4*10/1/28 11:24
ほうぼう自由詩6*10/1/22 23:52
ラブ波自由詩3*10/1/19 14:58
戯れ戯れの戯れの巻き自由詩4*10/1/19 10:31
ホテル・リグレット自由詩3*10/1/15 12:50
こいあお自由詩2*10/1/10 19:28
音を作る自由詩6*09/12/15 13:02
ガクダン自由詩3*09/12/14 16:16
乾電池自由詩2*09/12/11 9:05
途方へ自由詩3*09/12/10 21:26
東尋坊自由詩2*09/12/4 1:50
初舞台自由詩1*09/12/3 5:20
愚痴オヤジ自由詩3*09/11/25 22:38
散恋休自由詩3*09/11/24 21:58
蝌蚪自由詩4*09/11/17 21:44
リアルテーマパーク自由詩6*09/11/11 0:53
五重塔(その2)自由詩3*09/11/10 12:57

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 
0.46sec.