080523


99と書く
次は100だと思うとそれ以上書けなくなる
思い切って進め
そんなこと言っても可哀想だと思う気持ちがあり
迷っていると
 ....
                 080519







癒着した粘着液を
B29から落とし
不発弾に垂らし
静かに土を被せ
そのままにしておいた

不安が的中した
 ....
                 080516




偶然と書いて
ぐうぜんと読ませる
ぐうぜんが生まれ
ぐうぜんが目覚める
ぐうぜんが欠伸をする
起きろ!
朝だ! 起きろ!
 ....
                   080515





ゆるやかな坂を少し下ると
いつのまにか
なだらかな丘が出来ていた
防災無線のアンテナも立っている
狭い階段道を登り
 ....
             080513




筵旗を立てて
官庁街を練り歩く
憲兵隊長が駆けつけて
最敬礼するのを尻目に
               080513



たいこがとんとん
鳴っている
たいこはとんとん調子よく
とことこ トコトコ どんどこどん
空の財布を拾ったと
虚ろなセリフをはさみ込 ....
                 080513





水色の空に雲が流れ
時間が止まっているようにも見える
体育館では
子供たちが遊んでいる
にぎやかな声に
忘れかけた記憶 ....
             080513


悠久の平和を願う
すべての人が
戦うことなく
幸せに過ごせますようにと
若い人たちが考えて
憲法の柱にしたのです
しかし
有給の平和と聞 ....
         080510



生まれたばかりの赤ん坊
歳を喰った赤ん坊
仲良くならんではしゃいでる

これから通る寄り道は
怖いお化けが威張ってる
拳骨 たんこぶ 雛あ ....
         080510


生まれたばかりの赤ん坊
歳を喰った赤ん坊
水を浴びて楽しそう
仲良くならんではしゃいでる

これから通る寄り道は
怖いお化けが威張ってる
拳骨  ....
           080509

神経質な男がいた
体温計の目盛りが
37℃を越えたと
大騒ぎする眼をなだめ
再測定を促すためにも
新たな予兆が期待される

男は毎夜壁を抜け
 ....
逆転されたカイジが拾うカンタベリー物語の弾けて跳んだ熱線銃弾を密かに包みこんだ二つ折り版に示されるバチバチ唸る電流源の忍び笑う下放された韜晦色の底意地の悪い速度計と大腿骨頭壊死を告げる情熱が手招きしな ....              080506



屋根裏部屋に潜む青大将
舌をぺろりとだしたりまま
垂木を登って外に出る
尾根伝いの道を這い
生け垣を越え
横町の角を曲がり
ひっく ....
             08/05/02



空気と水は
相性が悪いので
接着できません
のんきな顔した空気は
瑞々しい若葉の声を
恥ずかしがらずに遮った
緑の岡にも影は拡 ....
回転する立方体を○○せ!
生きているクワガタムシを○○せ!
愉快な地球を転がしている田中君は
昼間が大好きなので困ってしまう
薄暗い散歩道が大嫌い
大きな提灯ぶら下げろ!
下から横 ....
          080430



疲労回復には
液晶テレビ
大画面のコマーシャルをと
キャッチコピーを捕まえて
頭からガジガジと
囓ってやると
殺し文句を考える
捕まえたり ....
             080426



妻を殺して逃げるんだ
二十五時の暗闇で
つま先立ちで忍び足
窓の外はほの暗く
モダンな街灯連なって
にたりにたりと
ほくそ笑み
綺 ....
              080422


懐中電灯に照らされた
懐中物を盗まれた
泥棒よけの電磁波は
人畜無害だと
家々に立ち寄って
説明して回る

懐中電灯の電球を
LED ....
                  080422


共通の
共時性の意識が腹の皮膚に触れて
張り付いてコバンザメになった
食いつかれて痛がる子供らは
悲鳴を揚げながら陸に上がるのが
 ....
                     080416



あかさたなの春が来た
あしたの人は元気がよくて
ぱぴぷぺぽと歩いてく
あさっての人もやってきて
こんにちはと挨拶をする ....
              080414



 鬱蒼とした針葉樹林を抜けると、その先にはさわさわとした竹林がございました。先導するお頭の魚覧観音を偲ばせる柔和なお顔にも笑みがこぼれ、思わず ....
             080413




注目された勘定書き
オリンピックを辞退した
勇敢な男達の
鋭い眼が細くなって
金メダルの中に溶けている
針のような眼が
金属に融 ....
             080413




あめがふってきたので
  あめがふってきたので
    あめがふってきたので

雨が降ってきたので
今日のフリマは中止です
音の無 ....
                080410



見学に来て
写真を撮る方は
多いのですが
中に入って
食事を召し上がる方が少なくなって
それどころか
食事をするお店だと気がつ ....
         080411




乱れ飛ぶ

風景が飛んでゆく
車窓の景色
小父さんと小母さんが
席を立ったので
列車の窓は停止した。

舷を叩いて魚を脅す
古くさい ....
            080410




よーかんにお茶ならば
いつでもいいと
杉浦茂の猿飛佐助
警戒が厳重な
四谷の大木戸を避け
代々木あたりでちゃっかりと
江戸の街に入り ....
                      080409



眼駄々!
カンダダと言い間違えたのだと気付いたときは
もう襲われていた
(のだ
砂漠のような乾性
(:exyw@gue ....
            080408


今日も、
わけのわからないことを書いている
わけがわからなくなって
わけがわからなくては困るから
わけがわかるように書こうとして
わけがわ ....
           080406




手のひらに載る
小型風力発電所
プロペラがクルクル回り
風力を電力に変換します
風を求めて旅に出よう

旅行好きの口車に同乗し
朝早 ....
              080404


コレでよい
コレで
ひとかけらの土塊を
脚で踏みつぶす
粉々にしてから
ふるいにかける
乾かしては水を加え
塊にして
叩く
叩く
 ....
あおば(1462)
タイトル カテゴリ Point 日付
99の次は100自由詩6*08/5/23 21:54
鼓動する信号自由詩7*08/5/20 22:20
ぐうぜん自由詩11*08/5/16 21:52
防災無線自由詩5*08/5/15 20:53
麹町自由詩1*08/5/14 7:06
水の空席自由詩2*08/5/13 11:21
自由詩22*08/5/13 2:41
空席自由詩1*08/5/13 2:11
盆地自由詩2*08/5/12 1:39
水浴び自由詩3*08/5/10 1:42
呼ばれてきた男自由詩5*08/5/9 8:11
それでも世界は美しい[group]自由詩0*08/5/6 23:03
尾根道自由詩1*08/5/6 9:44
むずかしい散歩道自由詩8*08/5/5 14:51
グーチョキパー自由詩2*08/5/5 14:45
テリトリー自由詩3*08/4/30 1:17
雨の日にいっぱいの、におい大会自由詩6*08/4/25 23:01
解説自由詩4*08/4/22 0:44
共時性自由詩2*08/4/22 0:32
春眠自由詩8*08/4/16 19:31
あかさたな限界自由詩5*08/4/14 22:37
針葉樹林自由詩1*08/4/13 22:34
車引き自由詩5*08/4/13 9:18
致死量の涙自由詩5+*08/4/12 13:23
定刻自由詩3*08/4/11 6:25
洋館自由詩2*08/4/10 19:56
乾性自由詩1*08/4/9 16:23
偶然の開始自由詩5*08/4/8 12:07
壊さない人自由詩5*08/4/6 13:07
カニバリズム自由詩17*08/4/4 6:20

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