ごめんなさい
ありがとうさま
いつも
見守ってくれている
姿無き存在たちへ
水道水を
進めないので、
水道水で
口をすすぐ。
言葉は生きている
そよそよと風は
肌を
なぜていったので
熱は冷めて
あとにのこった歌
いのちに
とおい
せっぷんを
するいのちはいのちと
いっしょになる
空気がふるえている
闇の中のこおろぎの歌に
木で休む小鳥の歌に。
愛の歌であふれているというのに
なぜ世界は



その
言葉は忘れても
ああ
こころのぬくもりは
よみがえる ....
夏の終り
秋の風そよそよ
空蝉の目に
映るのは何か
ひとり詩を書く
何事も
一概には言えない。
嫌いだけれども
好きな部分もある
とかね



青い
草の
呼吸音の
静かさに
ふるえるこころ



すれちがう
こころ

ここ ....
大事な
悲しみを
縁取る
ありがとうと
宙をつらぬく視線
光の
深い
いつくしみに
影の私は
満たされる



銀河の先には
星々の
海光り
光の波音
歌っている
夏の
残り火に
照らされて
じんじんじんわりとする
思い出



さようならは
言わないよ
またね だ
あなたの優しさを
忘れないよ ピース
~choriさんへ捧ぐ~



ふくろうさんが
お歌を
歌っている
この夜に
この詩集を拝読した



詩集『chori』の
詩たちは
たしかに
この世に
存在して ....
こういう時も
書くしかない
いのちの衝動を
熱く
鉛筆をにぎり



みんみんぜみが
一所懸命に
愛の歌を
歌っているのを
ただ聞いている私



どの道
最後を ....
風がしゃらしゃらと光り
深く
通りすぎるから
さようならと
私は応えるのだ



胸を
広げて
風を受ける
小さな私
ほほ笑む



光も
闇も
大事です
自 ....
この体の
おかげで
いろんなことを
体験出来る
ありがとう体さん



よろこび
悲しみ
時には人を傷つけても
いつも感謝を忘れたくはない
最後を待っている私



 ....
澄みわたる
青い空を
深く深く
みつめると
静かさ胸にしんとする



形見の歌を
声に出して
なぞる
あのひとの
いのちを




今を通りすぎる
涙は
 ....
風に舞う
赤とんぼたちの翅が
秋の陽を
反射するなか
草刈りを終える



秋の日の
かたむいてゆく時
こころも何かへと
かたむいてゆく
山鳩の歌ひびき



青空 ....
実感がうすいのは
本当の意味で
私は
生きてはいないのだろう
と実感する



こころを
マヒさせないと
生きてはゆけない
のだと自覚できる位には
まだ死んではいないかな
 ....
いのちを
いのちとは思わない人の
いのちは
いのちではないのでしょうか。
愛を歌ういのち
ゆうぐれどきの
西の空は
蒼く透けて
闇に解けるまえの
悲しみの果てです
詩を
書くこと自体が
目的であり
よろこびであり
読者あっての詩です



詩とは
私にとって
死を含んでいる生(せい)だと言った
初心忘るべからず
今の今を生きている

 ....
絶望を
葬送した日に
影は濃くなり
いのちは伸びた
ここにある希望
幸せな私
なのに
これ以上
何を望む
分からんいのち



だからって
自殺はするな
この体を
大事にしろよ
とこの魂という命が言う



ありがたい
こう思える ....
よろこびのために
生きるけれど
生きる意味を
なおも探し続ける
私のいのち



足るを知れ
と時々
自分に言い聞かせる
欲は尽きないが
今幸せな私



縁があっ ....
色づいた
赤とんぼ
鮮やかな

命が首をかしげる
空の道を
持っている
鬼やんまは
幸いかな
幸いに気付く私も



夏は
短い

「秋風吹いて来たなあ」
八十数歳が言う
夏の
最終回の後に
秋が始まる
あいまいな最終回に
さびしみと歌う



さびしさの
突端に
幸せの家を建てる
歌は
すこし手をふる



月の鏡に
思いを
映 ....
偶然の必然
私が

ここに
在るということ



こころの
大切な
傷が

いのちを歌う
私は
時々
恐ろしいことを言う
それでも
言いたい



私は
強欲な奴だ
だからこそ
足るを知る
と たまに思う



あの人から
頂いた
言葉が嬉しいの
 ....
青空に
白く映える
雲は風に乗る。
夏の終りに
風に吹かれている



こころからあふれ出る
思いを
言葉に出来なくて
苦しむ人の
大切な悲しみもあるだろう



 ....
山の
水の
冷たく
澄んでいる流れの
自由な輝き
こしごえ(1126)
タイトル カテゴリ Point 日付
※五行歌「ごめんなさい ありがとうさま」自由詩6*24/9/7 16:34
※五行歌「言葉は生きている」自由詩2*24/9/6 16:10
※五行歌「あとにのこった歌」自由詩5*24/9/4 16:46
※五行歌「いのちに とおい せっぷんを」自由詩6*24/9/3 16:45
※五行歌 二首「よみがえるんだ」自由詩5*24/9/1 11:26
※五行歌「空蝉の目に」自由詩6*24/9/1 11:19
※五行歌 六首「ありがとう かけがえのない あなたのこころ」自由詩4*24/8/31 16:32
※五行歌「大事な 悲しみを 縁取る」自由詩4*24/8/31 11:16
※五行歌 二首「銀河の先には 星々の 海光り」自由詩5*24/8/30 16:14
※五行歌 二首「ピース」自由詩7*24/8/30 11:07
※五行歌 三首「choriさんとの思い出など」自由詩3*24/8/29 9:40
※五行歌 六首「いのちと共に在るだけ」自由詩5*24/8/28 16:44
※五行歌 六首「また会えましたね と しずかに」自由詩5*24/8/25 13:07
※五行歌 四首「と 思えることもありがたい」自由詩4*24/8/24 10:33
※五行歌 五首「どこまでも明るく」自由詩6*24/8/23 16:10
※五行歌 三首「秋の陽を 反射するなか」自由詩5*24/8/23 9:56
※五行歌 四首「生きるとは こころで息をするということです」自由詩4*24/8/22 10:35
※五行歌「いのちを いのちとは思わない人の いのちは」自由詩3*24/8/20 15:30
※五行歌「悲しみの果てです」自由詩10*24/8/20 15:26
※五行歌 五首「初心忘るべからず」自由詩5*24/8/18 14:24
※五行歌「絶望を 葬送した日に」自由詩3*24/8/18 14:22
※五行歌 三首「何を望む」自由詩4*24/8/16 22:43
※五行歌 五首「同じ時は 二度と無いのです」自由詩3*24/8/16 17:00
※五行歌「命が首をかしげる」自由詩8*24/8/15 21:34
※五行歌 二首「夏は 短い 命」自由詩9*24/8/12 16:42
※五行歌 五首「大きな一つの 命」自由詩5*24/8/11 17:27
※五行歌 二首「今 ここに 在るということ」自由詩4*24/8/10 13:41
※五行歌 四首「そこからまた 歩き出そう」自由詩5*24/8/9 19:39
※五行歌 六首「風に吹かれている」自由詩5*24/8/9 13:01
※五行歌「自由な輝き」自由詩2*24/8/9 9:43

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