絶望を
葬送した日に
影は濃くなり
いのちは伸びた
ここにある希望
幸せな私
なのに
これ以上
何を望む
分からんいのち



だからって
自殺はするな
この体を
大事にしろよ
とこの魂という命が言う



ありがたい
こう思える ....
よろこびのために
生きるけれど
生きる意味を
なおも探し続ける
私のいのち



足るを知れ
と時々
自分に言い聞かせる
欲は尽きないが
今幸せな私



縁があっ ....
色づいた
赤とんぼ
鮮やかな

命が首をかしげる
空の道を
持っている
鬼やんまは
幸いかな
幸いに気付く私も



夏は
短い

「秋風吹いて来たなあ」
八十数歳が言う
夏の
最終回の後に
秋が始まる
あいまいな最終回に
さびしみと歌う



さびしさの
突端に
幸せの家を建てる
歌は
すこし手をふる



月の鏡に
思いを
映 ....
偶然の必然
私が

ここに
在るということ



こころの
大切な
傷が

いのちを歌う
私は
時々
恐ろしいことを言う
それでも
言いたい



私は
強欲な奴だ
だからこそ
足るを知る
と たまに思う



あの人から
頂いた
言葉が嬉しいの
 ....
青空に
白く映える
雲は風に乗る。
夏の終りに
風に吹かれている



こころからあふれ出る
思いを
言葉に出来なくて
苦しむ人の
大切な悲しみもあるだろう



 ....
山の
水の
冷たく
澄んでいる流れの
自由な輝き
山の畑には
色づく前の
赤とんぼたち
すぅ すぅ すぅと
心地好さそうに飛んでいる
おもしろい物事が無ければ
自分で
おもしろい物事を
探すか作ればいい
と生前の次兄に教えられました
善いと思うことが
全て善いとは限らない
と言っているこれは
悪である
と言う私は善だろうか



宇宙や
自然にしてみれば
悪や善も無いが
人間にはそのルールが必要だ
しかし ....
失った何かを
思い出せない
魂は
宇宙の前からあったもので
宇宙の果てを超えるよ



魂って何?
いのちですよ
いのちって何?
あなたです
この世に一つのいのち


 ....
愛している
世界が
変わっても
変わらない
愛を
氷を入れた
麦茶を
一口 二口
その人を思い
信じながら味わう



世界と
他人と
自分とに
向き合ってきたから
今の自分がある



生物のなかで
ヒトが一番 ....
蜩の歌声
何万年昔のそれと
何万年後のそれは
変わらない歌声だろうか
愛の歌の

 ※ 蜩=ひぐらし。別名、かなかな。



濃い影を
つくる光は光か
光とは
導く存在では ....
今は今だ
私という今今という私
私が死んだら私の
今は今ではなくなり
過去の亡霊になる



今は 回り回って
すべての今とつながっている
五行歌を書いている今
宇宙の今
あ ....
遠い空を
ゆく
つばめの子の
魂は
次の宿に移る



今回の生(せい)では
出会ってくれてありがとう
つばめの子だった
その魂
次の生でこんにちは



体は有限 ....
傷だらけの


お月さんにそっと
教える



この魂という命は
さまざまな存在と
生きてきたが
今は私と
いっしょ



私の命は
一つ限りだ。
透明な風 ....
お日さまに
光る雲を
見ている
どこか
遠い日の夏



風に従う
光る雲の
輪郭も
変化していく
こころも



笑っちゃお!
暗くしめった
こころを
あっ ....
名の無い私は
名の無い鳥に
おまえは生きろと言われ
突っ立つ
そして名付けた



時々は
休みながらも
進むしかないんだ
一歩一歩
この命と共に



終りを
 ....
どす黒い
この罪
私のこころにあるこれを
あの人はゆるしてくれた
にこにこと



闇と共にある
このこころは時に
冴え返る
闇は
光の故郷
私の罪を
空へうちあける。
しんとして
空は
青やかだ



世界は
自分だけで
回っているわけではない
けれど自転している
私の矜恃

 ※ 矜恃(きょうじ)とは、
 ....
こころの闇を
照らす
五行歌に
いのちを
焼べる

 ※ 焼べる=くべる。



失われた何かと
ひきかえに
何かを得た
何かは
何かを何かしていく



手を ....
落果の
音が
聞こえるくらいの
静かさで
冴える月光
私を
知るのは
誰もいない
と幽霊の私は思うけど
魂は私を知っている



星の
心音を
聴き
透けて青く光る
小鬼



水の記憶を
知る
葉の細胞は
光合 ....
大切な悲しみの
光は
しんとした影を
つくる
闇の中の
黒い石に
光が当たり
私は黒い石だと
初めて知った日遠く



生きるとは
こころ
傷つき
時に
愛を知るということ



青空の深さに
手を合わす私。 ....
人は
誰でも
複雑だ
ただそれが
表に出るか出ないかだろう



人のこころを
傷つけて
私も傷つく
ごめんなさい
あなたへ



人と人の
縁も
ふしぎだ
 ....
こしごえ(1046)
タイトル カテゴリ Point 日付
※五行歌「絶望を 葬送した日に」自由詩3*24/8/18 14:22
※五行歌 三首「何を望む」自由詩4*24/8/16 22:43
※五行歌 五首「同じ時は 二度と無いのです」自由詩3*24/8/16 17:00
※五行歌「命が首をかしげる」自由詩9*24/8/15 21:34
※五行歌 二首「夏は 短い 命」自由詩10*24/8/12 16:42
※五行歌 五首「大きな一つの 命」自由詩6*24/8/11 17:27
※五行歌 二首「今 ここに 在るということ」自由詩4*24/8/10 13:41
※五行歌 四首「そこからまた 歩き出そう」自由詩5*24/8/9 19:39
※五行歌 六首「風に吹かれている」自由詩6*24/8/9 13:01
※五行歌「自由な輝き」自由詩2*24/8/9 9:43
※五行歌「赤とんぼたち」自由詩2*24/8/8 19:25
※五行歌「と生前の次兄に教えられました」自由詩2*24/8/8 12:58
※五行歌 六首「この命に従って」自由詩3*24/8/7 11:00
※五行歌 三首「この世に一つのいのち」自由詩2*24/8/6 16:53
※五行歌「変わらない 愛を」自由詩1*24/8/6 11:00
※五行歌 五首「信じながら味わう」自由詩5*24/8/6 10:56
※五行歌 六首「闇があっての光」自由詩4*24/8/4 12:54
※五行歌 三首「今は今だ」自由詩3*24/8/3 14:15
※五行歌 三首「遠い空を ゆく つばめの子の」自由詩5*24/8/2 10:28
※五行歌 三首「透明な風に 肌をなぜられて知る」自由詩8*24/8/1 10:00
※五行歌 三首「まだ命はある私」自由詩3*24/7/31 15:36
※五行歌 六首「のっぴきならない 生(せい)」自由詩8*24/7/31 14:15
※五行歌 二首「闇は 光の故郷」自由詩4*24/7/30 21:39
※五行歌 四首「魂(いのち)は 果てしない静かさ」自由詩7*24/7/30 13:59
※五行歌 七首「いのちを 焼べる」自由詩5*24/7/29 17:02
※五行歌「落果の 音が」自由詩5*24/7/29 13:14
※五行歌 三首「星の 心音を 聴き」自由詩6*24/7/28 16:58
※五行歌「大切な悲しみの 光は」自由詩4*24/7/28 16:17
※五行歌 三首「闇の中の 黒い石に」自由詩4*24/7/27 12:43
※五行歌 三首「今ある縁に ありがとう」自由詩4*24/7/26 21:37

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