夕暮時
蜩の
……かなかなかなかなかなかな……
という歌声に
いのちを見る



ばかやろうちくしょう
と時々
つぶやく私
でもね
いつもありがとうなんだよ



 ....
小さな石だ
私は
魂の熟れた
いのちのよろこびだ
大切な悲しみの
沈黙をする青空に
拝礼をして
「みんなありがとう」と
つぶやく
小さな私
人の数だけ
いろいろとある
あって当然
私も
その内の一人



いいも
悪いも
これも運命 天の自由だ
ああ 存在の数だけ
運命もそれぞれにある



さまざまな ....
魂といういのちは
世界と共にある私で
風光る風
空の涙・・・・・・
蜩の愛の歌声だ
人生は
ひとつの
物語
できるだけ味わい楽しもう
このいのちの物語を



このいのちに従い
その時その時に
一つ一つを
していくだけだ
このいのち果てるまで
ちょうしわり
こんな時もあるさ

自分に言い聞かせる
いのちの声




とする前は
ぐーっとしてから
あきらめたんだ
生きるために



嬉しくありがたい
 ....
あなたが
この世に在る。
あの存在が
この世に在った。
故にありがとうさま



美しい部分もあり
醜い部分も
あるからこそ
私なんだ
このこころにありがとう



 ....
忘れ去られた
思いは、
宇宙の魂に
解けて融合したのだった
さようなら ありがとう
蜩の
愛を歌う
いのちは
果てしない
星の光

 ※蜩=ひぐらし。別名、かなかな。



もう
いいよ

放てば満ちる
こころ



人を
思って
五行歌 ....
迷い
思うから
見つかることもあり
生き方を知る時もある
いのち



よろこび
のために
生きている
私は
生(せい)をよろこぶ



全てを
救うことは
出 ....
五月雨の
明けない
空から
ひとつぶ ひとつぶの
落ちる光

 ※五月雨=さみだれ



天の風に
吹かれている
このいのち
果てるまで
つらぬきとおす



 ....
円い
ちゃぶ台の上に
ひとつ
乗っている
ほほ笑み
銀河の岸で
七夕の日
小鬼の私は
手紙を書いた
ムーミンの切手を貼った
深緑の
葉の
光合成をする
魂(いのち)の
静かさ
からだも
こころも
その時その時の調子があるね
からださんもこころさんも
いつもありがとうね

と聞いて
深く思う人と
浅く思う人が居る。
無もさまざまに受け取られる
宇宙が
生まれてから
ずっと来て
つながっている
私のいのちに
さまざまな
美しい影の
濃淡を
描く
光のいのち
涙の夜に
生と死を思い
絶望を失った。
生を楽しむ
そう決めた
グラスの縁を
指でこする
音は
遠いあの日とつながっている
あの日もじんわりほほ笑んでいた
死にたくないのに死んだ人が居た
その人を思い出したんだ
私が死にたくなった夜に
私を助けてくれた
死者



今 ここに
私の
いのちがある。
さまざまな
いのちに支えられて ....
蜩の
歌は
どこかさびしいよ
愛と命を
歌うけれどさ

 ※ 蜩=ひぐらし。別名、かなかな。
花は
散り
実り
芽を出す
さびしい?



芽は伸びて
光を目ざす
青空へと
うちあけるのは
しんとさびしいからです



青空の
静けさは
身にしみて
澄 ....
忘れるという
悲しみよりも
今を生きられる
喜びを思いたい
あなたのいのちと



私にとって
最高の存在たちと
出会えたことは
幸運である
夢ではないんだ



 ....
暮らすことを
楽しむ
いつもではない
けれど
生を活かす
こころの傷を
静かに
受けとめる
闇を聴くと
戦ぐ光

 ※ 戦ぐ=そよぐ
終りある戦い
えっ
何と戦うの
自分とだろ えっ
そもそも戦わないよ



戦いというのは
不毛である
負けても
勝っても
お互いに傷つく



争うよりも
握手 ....
傷ついた
こころ
乱反射して
きれい
これでいいんだ
からだのなかの
海が
凪ぐ
一瞬
永遠の血はささやく ありがとう
こしごえ(1126)
タイトル カテゴリ Point 日付
※五行歌 五首「ばかなのは 私のほうです」自由詩3*24/7/19 17:13
※五行歌「魂の熟れた」自由詩3*24/7/18 22:38
※五行歌「小さな私」自由詩3*24/7/18 22:37
※五行歌 三首「人の数だけ いろいろとある」自由詩3*24/7/17 14:54
※五行歌「世界と共にある私で」自由詩2*24/7/17 14:53
※五行歌 二首「人生は ひとつの 物語」自由詩3*24/7/15 12:57
※五行歌 三首「あなたのおかげ こころのおかげ」自由詩4*24/7/13 14:42
※五行歌 五首「青い空へ打ち明ける」自由詩5*24/7/12 17:10
※五行歌「忘れ去られた 思いは、」自由詩4*24/7/12 10:59
※五行歌 三首「蜩も歌うよ」自由詩8*24/7/11 20:16
※五行歌 五首「全てを 救うことは 出来ない私」自由詩6*24/7/11 15:25
※五行歌 四首「果てるまで つらぬきとおす」自由詩7*24/7/10 15:13
※五行歌「ちゃぶ台の上に」自由詩6*24/7/10 13:05
※五行歌「銀河の岸で 七夕の日」自由詩7*24/7/7 17:16
※五行歌「光合成をする 魂(いのち)の 静かさ」自由詩5*24/7/5 14:58
※五行歌「その時その時の調子があるね」自由詩3*24/7/5 10:43
※五行歌「無もさまざまに受け取られる」自由詩5*24/7/4 15:25
※五行歌「宇宙が 生まれてから ずっと来て」自由詩4*24/7/3 11:13
※五行歌「美しい影の」自由詩3*24/7/3 10:44
※五行歌「絶望を失った」自由詩4*24/7/3 10:42
※五行歌「あの日もじんわりほほ笑んでいた」自由詩7*24/7/1 10:19
※五行歌 五首「死にたくないのに死んだ人が居た」自由詩5*24/7/1 10:17
※五行歌「愛と命を 歌うけれどさ」自由詩6*24/6/30 16:23
※五行歌 三首「澄んでゆく さびしみ」自由詩4*24/6/29 14:53
※五行歌 三首「あなたのいのちと」自由詩4*24/6/28 10:10
※五行歌「生を活かす」自由詩3*24/6/27 14:28
※五行歌「闇を聴くと」自由詩4*24/6/27 14:27
※五行歌 三首「そもそも戦わないよ」自由詩4*24/6/27 9:23
※五行歌「傷ついた こころ 乱反射して」自由詩3*24/6/26 10:54
※五行歌「永遠の血はささやく ありがとう」自由詩4*24/6/25 21:38

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