山の畑には
色づく前の
赤とんぼたち
すぅ すぅ すぅと
心地好さそうに飛んでいる
おもしろい物事が無ければ
自分で
おもしろい物事を
探すか作ればいい
と生前の次兄に教えられました
善いと思うことが
全て善いとは限らない
と言っているこれは
悪である
と言う私は善だろうか



宇宙や
自然にしてみれば
悪や善も無いが
人間にはそのルールが必要だ
しかし ....
失った何かを
思い出せない
魂は
宇宙の前からあったもので
宇宙の果てを超えるよ



魂って何?
いのちですよ
いのちって何?
あなたです
この世に一つのいのち


 ....
愛している
世界が
変わっても
変わらない
愛を
氷を入れた
麦茶を
一口 二口
その人を思い
信じながら味わう



世界と
他人と
自分とに
向き合ってきたから
今の自分がある



生物のなかで
ヒトが一番 ....
蜩の歌声
何万年昔のそれと
何万年後のそれは
変わらない歌声だろうか
愛の歌の

 ※ 蜩=ひぐらし。別名、かなかな。



濃い影を
つくる光は光か
光とは
導く存在では ....
今は今だ
私という今今という私
私が死んだら私の
今は今ではなくなり
過去の亡霊になる



今は 回り回って
すべての今とつながっている
五行歌を書いている今
宇宙の今
あ ....
遠い空を
ゆく
つばめの子の
魂は
次の宿に移る



今回の生(せい)では
出会ってくれてありがとう
つばめの子だった
その魂
次の生でこんにちは



体は有限 ....
傷だらけの


お月さんにそっと
教える



この魂という命は
さまざまな存在と
生きてきたが
今は私と
いっしょ



私の命は
一つ限りだ。
透明な風 ....
お日さまに
光る雲を
見ている
どこか
遠い日の夏



風に従う
光る雲の
輪郭も
変化していく
こころも



笑っちゃお!
暗くしめった
こころを
あっ ....
名の無い私は
名の無い鳥に
おまえは生きろと言われ
突っ立つ
そして名付けた



時々は
休みながらも
進むしかないんだ
一歩一歩
この命と共に



終りを
 ....
どす黒い
この罪
私のこころにあるこれを
あの人はゆるしてくれた
にこにこと



闇と共にある
このこころは時に
冴え返る
闇は
光の故郷
私の罪を
空へうちあける。
しんとして
空は
青やかだ



世界は
自分だけで
回っているわけではない
けれど自転している
私の矜恃

 ※ 矜恃(きょうじ)とは、
 ....
こころの闇を
照らす
五行歌に
いのちを
焼べる

 ※ 焼べる=くべる。



失われた何かと
ひきかえに
何かを得た
何かは
何かを何かしていく



手を ....
落果の
音が
聞こえるくらいの
静かさで
冴える月光
私を
知るのは
誰もいない
と幽霊の私は思うけど
魂は私を知っている



星の
心音を
聴き
透けて青く光る
小鬼



水の記憶を
知る
葉の細胞は
光合 ....
大切な悲しみの
光は
しんとした影を
つくる
闇の中の
黒い石に
光が当たり
私は黒い石だと
初めて知った日遠く



生きるとは
こころ
傷つき
時に
愛を知るということ



青空の深さに
手を合わす私。 ....
人は
誰でも
複雑だ
ただそれが
表に出るか出ないかだろう



人のこころを
傷つけて
私も傷つく
ごめんなさい
あなたへ



人と人の
縁も
ふしぎだ
 ....
涙の夜に
生と死を思います
涙の夜に 涙の夜に
生と死を思います
ふるえる心は
生と死を
深く思ううちに
心の奥の魂が耳を澄ます

銀河の岸の星の死と
(とても悲しい時は何も手に付 ....
生きるために
お歌を歌う
蜩の
いのちの
歌声

 ※ 蜩=ひぐらし。別名、かなかな。



私にとって詩とは
死を含んでいる生(せい)です。
詩とは例えば、
草むしりの草 ....
負けて
悪いと
誰が決めたの
負けるが
勝ちかな?
魂といういのちは
生まれる前から
欠けているから
何かを求め続けるのだ
愛はここにあるのに



このからだは
愛で
出来ている
いのちの
結晶



ありがとうさ ....
ほどけた
こころに
愛がひとり
ぽつねんとして
つぶやいている



月光
澄みわたり
ひとりではないと
万有引力を思う
私のこころは



こころの闇を
照らす ....
この魂という命を
つらぬく
心の光る風は
自由だ
思いは羽ばたく



これも運命 天の自由だ
繰り返される命は
繰り返されない命
魂という命
この宇宙に一つの命


 ....
「ぼくは無力だよ」
とあなたは言ったので
「どうしてあなたは無力なの」
と私は聞いた。すると
見ているうちに、あなたは手のひらに乗る位に小さくなって
青白く光る星になった
自分の弱さを
 ....
今は
二度とは無い
同じことでも
同じことではない
いつも初めての今
私は一人だが
独りではない
しかし独りだ
「あ」と言って
「あ」とならないからさ
人知れず
あなたと私の
さまざまな
感覚がある
いつも初めましての



鬼やんまは
林の陰を
すぅっと
とおりすぎていった
魂を乗せて



心地好い
風に
 ....
こしごえ(1126)
タイトル カテゴリ Point 日付
※五行歌「赤とんぼたち」自由詩2*24/8/8 19:25
※五行歌「と生前の次兄に教えられました」自由詩2*24/8/8 12:58
※五行歌 六首「この命に従って」自由詩3*24/8/7 11:00
※五行歌 三首「この世に一つのいのち」自由詩2*24/8/6 16:53
※五行歌「変わらない 愛を」自由詩1*24/8/6 11:00
※五行歌 五首「信じながら味わう」自由詩5*24/8/6 10:56
※五行歌 六首「闇があっての光」自由詩3*24/8/4 12:54
※五行歌 三首「今は今だ」自由詩2*24/8/3 14:15
※五行歌 三首「遠い空を ゆく つばめの子の」自由詩4*24/8/2 10:28
※五行歌 三首「透明な風に 肌をなぜられて知る」自由詩7*24/8/1 10:00
※五行歌 三首「まだ命はある私」自由詩2*24/7/31 15:36
※五行歌 六首「のっぴきならない 生(せい)」自由詩7*24/7/31 14:15
※五行歌 二首「闇は 光の故郷」自由詩4*24/7/30 21:39
※五行歌 四首「魂(いのち)は 果てしない静かさ」自由詩6*24/7/30 13:59
※五行歌 七首「いのちを 焼べる」自由詩4*24/7/29 17:02
※五行歌「落果の 音が」自由詩4*24/7/29 13:14
※五行歌 三首「星の 心音を 聴き」自由詩5*24/7/28 16:58
※五行歌「大切な悲しみの 光は」自由詩3*24/7/28 16:17
※五行歌 三首「闇の中の 黒い石に」自由詩4*24/7/27 12:43
※五行歌 三首「今ある縁に ありがとう」自由詩4*24/7/26 21:37
涙の夜に自由詩7*24/7/24 16:38
※五行歌 五首「詩とは例えば、」自由詩8*24/7/24 14:07
※五行歌「負けるが 勝ちかな?」自由詩2*24/7/24 10:03
※五行歌 三首「いのちの 結晶」自由詩3*24/7/23 16:28
※五行歌 五首「月は 一輪 咲いている」自由詩4*24/7/23 13:36
※五行歌 五首「小鬼の私にほほ笑む 青い花の精霊と」自由詩8*24/7/22 16:59
青白く光る星自由詩6*24/7/22 6:34
※五行歌「いつも初めての今」自由詩5*24/7/21 16:58
※五行歌「「あ」とならないからさ」自由詩3*24/7/21 16:57
※五行歌 六首「いつも初めましての」自由詩5*24/7/20 14:12

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