それぞれが内に掴み取り
それぞれに抱く確言を
壮麗なる一つ宇宙祭壇へ
叡智に充ち自ら捧げいく
可能未来へ向かい努め生く


  ☆


愛ヲ育てず儲けニスル
鋭く尖った剣ノ力 、 ....
梅雨入り前の雨降りに
ぽつんとまぁるい橙の
向かい家の明かり灯り
瞑目すれば
もういつでも 、
内から溢れ返る白銀の
ひかりえーてる
自らと共に常に在り

けれども何とも如何せん
 ....
母と共に庭に咲き開いた花々を摘んで瓶に詰め
クラスで流行ってた朝市に売りに出したら

玩具コインで買って呉れたクラスメイト、
中身掻き出し 眼前で ゴミ箱に捨て去り

瓶だけ大切そうに持っ ....
私は美の残響を体験しつつ
自らの意識シッカリ保ち対面しながらも、
美に呑まれ〈Killされる〉事など最早しない

 芸術なるもの 未だに在るとするのなら、

それそれら 人の為に世の為に在 ....
緑に囲まれた湖沼の透明な厚み
瞑目する意識ノ視界に流入し
次第眼下遥かにしながらも
赤く濃密に張り付く如く朱に染まる花の
立ち現れ見事あざやかゆくり咲き開きいき

 宙空に浮き上がっていく ....
時を迎ふる浜辺に佇み 、

 息する脳髄の気の出入りに
  微妙な音響輪郭の手触り
   時と交わりいく魂の波音
  遠い過去から打ち寄せて
 ぐるり未来未知から響き来る

 射し込む ....
頭もたげる眠り草
脈動する脳髄に
何時しか宿る想念の
絶えず木霊し告知する
墳墓を共にひっくり返せと


  ☆


五月雨の
ふるふるふるへる

撹乱の 宇宙乳房よ

 ....
うっとりと
しずか
しずみこむ
たましい
たたみ
しんしんしん

 光の柱廊の
  伸びる伸びる
   猛スピードで
    奥へ奥へと
    逆流する時間の
   未来未知 ....
脳髄にて
独自に息をし
スゥスゥ響きの
絶え間ない木霊
ゆっくりゆくりと
何か言葉らしきもの
音響らしき意味らしき
宇宙吐息の如き小鈴連
反射しつつ繰り返され
この連続スル時ヲ抉り
 ....
死 、

しろい衰弱

人 歩いていく

雪降り積もる途を

ゆらゆらら

均衡保ちつつ 
意識明るませつつ

誰一人いくことのない
自らの自らだけの途を 

灼熱する ....
消える今日の残光を
暮れの頂きから
仰ぎ見れば
鋼の光塊
脳髄突き抜け
残余の空隙に
世界想念
その手を掛け
自らを思考し始める

空隙の意識の
私の心魂
舞台とし
既にし
 ....
黄色の帽子被った子ども達、 
岩肌の急斜面を昇っていく
わんさか群れなし次々と
移り行く季節のこの狭間に
確かな余韻を踏み残し続け

何時しか伸びる伸びる 
光帯となりながら 、

 ....
無限に開けいく
意識の
伸び拡がる
光の裏庭に 

滲み染み渡る死の 
時の響きとなり

ゆくりゆっくり
滑落し始める意識の
裏庭へ留まりゆき

消える今日の残光を
仰ぎ見る ....
わたし
貴女に入って
イケナイから
苦しい痛い
苦痛の塊
と化しテ

触ってることに
見てることに
嗅いでることに

心の入って
居けない

入っていけない
貴女には未だ ....
響き合いの交差点にて僕ら出会い
ノイズの絡み合い弾き合いから別れ出て

気質の互い違い段々畑をそれぞれ埋め尽くし
普遍の一へ、死の奈落越え新た改め出逢うため

それぞれにそれぞれの観を耕し ....
意識のザワメキの
鎮まりいく折 、
無限流れる
光輝の
視界に漲り
肉身意識を
洗い流しつつ
黄金の陽の巨大
ゆっくりゆくりと
沈みいく移動の感触
背景に赤々と焼き付く
つゆゆや ....
拡がる畑の作物の緑が吹き抜ける風に揺れ
聳える樹木の潤沢な葉々は揺るがず
黒い嘴に薄っすら青い毛で覆われたフクロウの如き鳥が
あちらこちら無数無数留まり細やか敏捷な動きで羽繕いし
ゆったりゆっ ....
銀に輝く並木路を
歩みいけば、
別れ際に
写真機構え
透きとほり微笑んだ、
君と出逢えるかな

今日の一日、
意識の無限に開けいく
高まりの先に
死の影
滲み拡がる
光の裏口に ....
銀箔のヒビキ
青みがかり
深く深く
ヒカリ放ちて 、

たたずむ人の三の狭間に

天空直下 月灯りに照らされ、

救われることなく只々掬う手差し伸べて
悪と云う障害を
次々と置き
逃れ去るモノの
残響に 、

達しようとする
人の、
求め続ける 
人の、

流れに向かい叫び続け

おやすみ
愛する人よ、
あなた達は皆ひとり ....
脳髄の中、
後頭部上辺り
思考の言葉 、
私の意志に従い
ながら刻まれつつ
意識の内に響く時々  、

繰り返し繰り返されながら

次第に意識の私の空の容器となり

 地の重力の ....
時の澱みに
いほり透く迄
生きるのみと
痛みの試練
課される苦悩
互い違い襲い
事を異にする度
新た宙宇の残響
血流の尚激し

瞑目意識の視界
にほひ立つ迄
光エーテルの
溢 ....
もはやとほい昔の
父親の葬儀の折、
一番哀しそうな
顔をして居た
普段一番欲深かった叔母さん

昨夜の夢に出て来たのは何故だろう

そう云えば今夜は満月なのだと
ふと想う

天空 ....
眼前に ぶるり
震える頬の
密度、
何を識ろうか その想い

絶えて久しい肉身の刻印 、

ぱっくり開いた
ぬめる漆黒の口に
呑み込まれる
最低地点でこそ
初めて観識り得た、
 ....
私の肉身の
今を生き生きと
筋肉の盛り上がりいき
けれども
着実に滅びに向かい、
私の魂の
今に思考し感じ行為し
未来を切り開きつつ
けれども
眠り入れば意識失い、

何一つ保証 ....
街の明かり灯り
拳を握る子供の
小さな、
それでいて力強い手

遥か遠く置き去りにされた
記憶の帷を突き破り

開く時の瞬間、
内包された何か
ぐんぐん伸び来て
一気に展開され
 ....
夕暮れ時の後ろ影が何か言ってら
後ろ影、紆余曲折の果てに
辿り着くべき場所を
わたしと云う意識が
わたしではない
本当の私へと
辿りながら

バカっタレが
貴様がワタシはワタシだと
 ....
夕方と云う緩衝地帯
埋葬される思い出
忘却と麻痺の葬送

なんにもなくなる
からこそ
例えばあの子の
コーヒーカップ
その素敵な色合い
時流からふっと
浮かび上がり

くすりと ....
あめのやみ
あおのひろがり
ひびくもの
どこもかしこも
あるものあるもの
ひびくもの

もの哀しくも可憐な相貌
開いて結んで打ち下ろす

ときのじんわり
ひろがりいき
いきづく ....
 この朝に 、この夕に

しとしとしとしと雨降り続け
私と云うものに込められた
深い想い 、時の広がり
受け容れさせる愁雨の静かさ
朝に夕に浅く慰められる憂鬱と
自ら汚したこの魂の刺抜き ....
ひだかたけし(2958)
タイトル カテゴリ Point 日付
五行歌、私は──「技術・産業・営利主義」に抗して自由詩525/6/1 12:01
春雷自由詩625/5/31 18:41
五行歌、純愛バカの切断された日自由詩525/5/30 20:44
詩想、芥川キルてぃ並び貴女へ自由詩425/5/29 21:37
朝に切り開かれ自由詩625/5/29 9:54
Every Breaking Wave自由詩625/5/27 18:38
五行歌、もるひね自由詩5*25/5/26 18:17
ㇱシ行灯自由詩7*25/5/25 18:52
詩想、比喩ノ如き現ノ自由詩7*25/5/24 20:33
道程自由詩625/5/23 18:48
宙の声、暮れの頂き(ふたつファンタジー)自由詩525/5/22 19:26
坊の声、黄の頂き’’(ひとつファンタジー)自由詩525/5/21 19:49
裏庭の残光自由詩625/5/20 19:39
肉身の宇宙の肉身の自由詩425/5/20 9:45
詩想、生きる観(五行歌、借り)自由詩325/5/19 19:29
詩想、猶予ノ途上自由詩425/5/18 21:05
真昼間の贈与自由詩525/5/18 14:12
杉木くん自由詩425/5/17 20:51
郊外の合いの手の自由詩525/5/16 22:45
詩想、コギト・エルゴ・のんスム自由詩425/5/16 18:45
Talking Heads、夕べノ遊戯自由詩6*25/5/15 20:00
白骨舞踏自由詩525/5/14 19:09
ナイトウォッチ*自由詩725/5/13 18:51
コンクラーベろっ自由詩625/5/12 18:45
詩想、わたしの意志として自由詩725/5/11 18:40
住み処自由詩625/5/10 18:36
呼び声自由詩4*25/5/9 18:44
断章・〉運ぶ時、時の運び〈・章断自由詩6*25/5/8 18:24
オアシス自由詩525/5/7 19:36
雨の刻示自由詩625/5/6 20:18

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