ぽかんと丸月の
薄雲る空に浮き出でて、
また不思議に甘やかな
にほひ辺りから漂い来て 、

 あゝこの意識に時空の 
 溶ける融ける、蕩けゆく
おとなうもの
波打つ光の流れに
私のいっとき入り込み

ヌメる肉の黄金、
宿る生命の身悶え、

光滴の飛沫ひびき立ち
時の一刻み伸びひろがる

意味の喪失された場所で、
私のとっ ....
部屋の灯り消し
ぽつねんと 

響くもの 聴いて居る

此処からすっと
出ていきながら

美しい沈黙 重ね合い 

ふっと
寄り添うもの
現れ消えて
また現れ

響き輝く ....
白璧六畳の小部屋から
ふとベランダに出れば
やはらかな光射し込む
この夜半 、
想わず見上げた瞬間に
輝きの半月 ぽっかりと
包み込まれる静かさに
この肉身の深く息を吐き
出した音色の ....
あかい花々の色
あおい空の彩
あけて仰いで
自ら掴んで

らんらんらん、
だんだんだん 、

瞬きした瞬間の
貴女が観えた
世界に入った
来たる涼風 、
包まれ包み込み
内な ....
白銀の光滴、幾つも幾つも
黒い轍に導かれ生まれ
大きく膨らみ透過され
やがて鈴生り勇み立ち
己を誇示し生き始め
落ちていく、沈み込む
俗世という時流に
内なる死の流れに
犯され犯し捉え ....
ゆっくりゆったり
頭もたげる私である声 、
灼熱するもの冷え切るもの
只その双方の均衡の最中に

地の向こうから群れなして
ヒビキのコトバの響き愛、
形造らんとした意味合いの
塵埃の粒 ....
右から左へ善なる流れ、
左から右へ悪なる流れ、
既存キリスト教で
そういうことらしく
わたしは右利きだから、
左利きへと日々心掛ける
悪なる流れと善なる流れに
均衡をもたらすために

 ....
「美とは理念の感覚的残照であるのに、人はそうは言わない」。  ゲーテ


外的感覚享受を
ひとまずしばらく
排する最中 、
訪れ包みこまれる静かさに
瞑目のうち思索し続け
直に観るに至 ....
宏大なグルーヴ、
意識の内に
打ち鳴らされ
揺れ響く

ひとりヒトにのみ開示される
思考瞬間 直観の光輝 、

無限に拡がりゆく意識に
裸形のこの世界の現れ

すべて透きとほり遠 ....
そして夜毎の
苦肉の始まる、
神経障害性疼痛
脳髄から脊髄へ
脊髄から脳髄へ
慢性的に走る激痛、

 けれども 、

感覚を超える直観に
生かされ体験される
思考ノ本質、
内な ....
天国を喪失した
哀しみの刻印を糧に
天国を取り戻しに
還る途を自ら歩む、

ギリギリと残余の生に 、

自らの意識の内
永遠 ぱっくりと
口を開き響き、
ヒビキそのもの
もの云い ....
光の虹、
遥か七色
流れに流れ
煌めき架かる
浜辺の奥から
吹き抜ける
風音重なり、 
閑やかに

すっとひとつ 
ひとつ
またひとつ 、
磯の香吐き出し
肉身を抜けて

 ....
桜木の下を通り抜け
覗いた春空

森林の隙間に
るるるるる 、

揺れて震えて 水の青 
瞑目する
意識の内から
ヒビキの交響
次から次に

沸き起こり来て 、

ゆっくりゆくり
先行の後続となり
後続の先行となり
くるりぐるりと
円環なせば

時の空と化し 、
 ....
春の日和のうっすら青
微笑むかのよう靄がかり
やはらかふかい無言のなか
自ら孕むもの差し出す如く

今日の私の呆れられ
いつもの我意を忘れ去り
気付けば青緑の瀞に佇み
響き来る言葉ひた ....
意識の内に
波頭の次々と立ち
自らの音響木霊させ
思考を形創っていく

在らんとして或るもの
この世に在るもの達、
在らしめて居る原音響 、

わたしの意識の根底にも潜むを

わ ....
私が思考する時、
鈴蘭の花 凛として
脳髄に咲き乱れ、
リンリンリンリン
音響かせ木霊させ

これはもう 、

この世のものではない 

けれど、

意識の内的言語 
波動す ....
思いっ切り
石を投げたら

大地から 、

真っ赤な花が咲き出でた。◯
喉笛吹いて思考のなるなる
これこそ宇宙、わたしに宿る
こんな意識の内奥から
ヴァーク 原音響き続け

「私である」と、僕に告白。◯
ひと、ひびく
響きの人
ひと、ひびき
響きの人となる

何も足すことも引くこともなく
巨きな満月のひかりしずかさ
自らの内に抱き白銀に染め抜かれ

ひびきひとひとひとりなる
人人人 ....
おっぺけぺ
と、
魂を透き抜け
脳髄に足音
響かす宇宙の
自らに宿り 、

月明かりに照らされ
浮き立つ
自らの肉身の滅び 、

賭博投機の
対象となり果てた
母なる大地に
 ....
突出スル
肉身からの意識の
カガヤキ それ
白銀ノ威容 、

黄金の球体の輪郭
なぞり辿り
反射しながら
水滴の連弾、
木霊スル光響となり

滲み出す この世の神性、

征服 ....
ひたりきる
ひきもきらず
ひかりのなみ

 なんという巨きな
うねりひかり 、

 ひたすらに
 ひたりて
ひかりのなみに
 いなくなりはじめる
  このわたし

 次第に  ....
重荷を抱えて
ぎったんばっこん
してるんよ
しんどいもんな
つらいもんな
だけども
自ら孤立し
他人を蔑み
自らを貶めて
押し潰し押し潰され
他人をも巻き込みながら
どんどんぺち ....
仰ぎ気付いて観れば、
 ただブルースカイ
  大きく広やか半球描いて
 あゝこれはまた只驚きの
この世界が在ること 、

或るもの、或るもの、
奇跡的にありありと
浮き立ち浮き彫りに皆 ....
感情ってのはいつも夢見がちだし
意志に至っては爆睡しているし
あゝ 、、、今んとこ
目覚めてるのは
冷たく硬直した抽象思考ばかり

それでもね、
心の奥の木陰で
踊ってる奴が居るんだ
 ....
冷たい雨降り、この朝に
昨日の暖かさに嘘つかせ 

春の地に触れまた離れ 、

はんなり気まぐれ装って
うふふと冷たい雨降らす

芽生える姿をとほく近づけ 、

冬の後ろ髪にそっと ....
明日死ぬかのように生き
永遠に生きるかのように学び*
靭やか研ぎ澄まされていきながら

分け入りても分け入りても青い山**なほ抱え 、

自らに柏手打って肉身に基づき肉身を置き
魔と魔の ....
正気に戻りなさいと満月の、
輝きやはらか白く圧倒
意識のしぐれること忘れ

蒼い谷すら越え唖然と観入る 、

一日を生き果たした私かな
ひだかたけし(2958)
タイトル カテゴリ Point 日付
こんばんは自由詩525/4/10 19:03
認識の半刻自由詩525/4/9 18:44
外に自由詩525/4/8 19:54
夜想、霊我 に自由詩5*25/4/7 19:29
メタモルフォーゼ自由詩5*25/4/6 12:27
復活の日に自由詩525/4/5 18:20
ちょうど境で終わりを前に 自由詩525/4/3 19:17
再来する悪に何度でも自由詩325/4/2 20:15
詩想、新たReality自由詩425/4/1 22:13
この世あの世、この世界にて自由詩425/4/1 10:00
夜想、夜毎の軌跡自由詩425/3/31 21:35
詩想、還り未知(改訂)自由詩625/3/30 21:18
むげん自由詩4*25/3/30 13:38
五行歌、えいえん自由詩325/3/29 20:35
エーテルの光景自由詩525/3/28 20:19
春休みの日に自由詩425/3/27 20:04
詩想、ヴァーク自由詩5*25/3/26 19:19
詩想、思考と精神自由詩4*25/3/25 21:47
春の夜夢自由詩6*25/3/25 18:25
五行歌、鳴る成る春の喉笛(改訂)自由詩325/3/24 20:37
パッセンジャーズのうた(LoveMeTillDawn)自由詩525/3/23 20:39
春が来た日、えっ?。◯。自由詩425/3/22 20:29
静止 、イターナル・月光自由詩625/3/21 20:51
瞑目一刻自由詩6*25/3/20 20:43
シーソー(改訂)自由詩4*25/3/19 19:32
あおはるユース自由詩625/3/18 20:16
詩想、自我なるもの自由詩5*25/3/17 19:44
ひと、ひたひたと自由詩5*25/3/16 19:38
詩想、透き抜けて寄る自由詩5*25/3/15 20:21
五行歌、ただ満月自由詩8*25/3/14 19:59

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