無一物 性惰の輩が辻説法
反体制気取りがおめく「訴える!」
ルサンチマン落ち穂拾いの手前味噌
人厭い 言いつつ相手されたがり
ひと厭い 言いつつ絡む粘着痰
つきまとい佳人の衣に唾を吐く
狂 ....
<introduction>
ビクター 【victor】 :個々の試合の勝利者の意
<idiom>
{ルビバカチョン=キチガイ}にマルクス {ルビ駄犬=バカチョン}に耳掻き
< ....
GINGINGIN 三国人 檸檬をキムチに 汚染陣
{ルビ禿=キチガイ}に 刃物・ガソリン 総務省(MIC)
<余罪編>
存在が すでに冗談 正義の徒
意思疎通 ....
焼肉の 起源と謳う 焼き日の火
「届かない」 抱き合いながら目を伏せる
いとしさの静寂にふる白い雨
引き寄せるつよさをはかる むなしさよ
うつろいを隠してくもる窓硝子
母さんが
土鍋出したら
冬支度
眼帯
眼帯の涯は北方異土の涯
当てやれば人形羞じる生理帯
中指を鍵とし破れ貞操帯
臍帯を齧り亡母と吾を偲ぶ
露皇女の宝石胴着即死阻止
あばら骨締めて名古屋の帯愉悦
遮眼子
....
リモコンがリモコンを喰う朝ぼらけ
アマゾンの箱をひらくと射る瞳
ピンどめの天使の影の浮く便所
ぐぬぬより二文字多いぐぬぬぬぬ
....
二人のロッテ
伸びた髪 背中温め自分乙!
「卑弥呼さまぁ!」随時可能な自分乙!
挟まってムーチョむかつく入眠時
シャンプーでびびるお岩な抜け毛嵩
2010夏総括
「ナン ....
エコごころ、少し違えば、エゴごころ
松の枝みれんみれんと撓むなり
ほんとうのせかいがわかる病気です
どちらかの指が多いか少ないか
にんげんの水位を上げる遊びする
野の首を焼いた野火子のみがわりに
ひとつずつ気づいてゆきたい 気働き
胃が重い
人の想いは
荷が重い
12歳
鹿との順番待つグループ
もうワタシ
そーゆーのからは
引退したの
湖で
魚を1匹
つりました・・
電車でね
うたたねしちゃって
駅越した
{ルビ仙娥滝=センガタキ} 自然クーラー 癒されて
(昇仙峡にて)
仙娥滝 ダイナミックな 人生を
(昇仙峡にて) ....
「靴」と書かれたTシャツを履いたねこ
マッチ棒燃やして待ちぼうけの2人
いばらの道をスキップでかけぬける
永遠と52秒のにらめっこ
しりとりのたびいなくなるカメ ....
非エサ系女子の隣が草食系
お小遣い
毎月もらって
うれしいな
帰郷
血の秘密 過去帳繰れば死児里子
父の子と兄の子埋まる猿すべり
風呂敷に春児を包み捨てにゆく
金蝿と庄屋のみ肥え天保の
作男斜視おいど追う鎌砥ぎつ
鬼百合の群生ひと喰いの記憶
....
さわやかに生きるには魚たべすぎた
ためいきと 寄せてはかえす 欲情と
あさがたの 青さに浮かぶ 倦怠感
あしもとで からまる毛布 肌ふたつ
うつむせに つらなる背中 おなじ汗
願望は ねむりのなかで 実を結ぶ
....
お晩でがんす
むじな似のおんな魚選る夜五つ
閉店後精肉売り場よぎる牛頭
三叉路で人待ち顔の地縛霊
お嬢さん背中に手形ついてます
タクシーが女客拾わぬ上り坂
ウシガエル田んぼあぜみち ....
ブブゼラという字が既に騒がしい
しかめつら東大仏文それなりに
批評屋の作品集見て大笑い
ハイボール薄めりゃいいのか炭酸詐欺
....
場所前の濡れて八日の飾り哉 ま のすけ
*「八日の飾り」…仕舞われずにいる七夕飾り
サイコロも元は神事と拗ねている 〃
親方も子方もありて相撲界 ....
夢は言う
海に成れれば
楽になる
あかさびた喧騒昏く広小路
上野山くろぐろ聳え駅を指す
午前二時松坂屋横かすめ行く
おかっぱの少女防空頭巾{ルビ厭=や}で
千代ちゃんは数え四歳母捜す
川向う慰霊の堂は家ならず
....
音域が広がりすぎて小人出る
テルミンのように触れずに奏でられ
真昼の留守宅コップは端へ端へ
また祖母に会えそう異国の逢魔時
109スカートだけが濡れてない
....
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【川柳】17音律「5.7.5」を基本とした川柳作品のみ受け付けます。川柳批評は散文のカテゴリへ。
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