板突然鏡になり通夜飲み込む

星座を煮る鍋の古さが目にしみる

丘陵で鉄分とりあうあの頃のぼくと

カーブ艶やかなるを組体操がごみの山

疾き馬の毛並み越えかねる朝日

氷解けるご ....
明るくほつれだす端切れ黄泉と見脚部見え

天地間の空室 粒子でチェックアウト

らんたんを提げてまったくあかるい袖

分離帯へ病みかかる木の電飾であるく

花畑を下りた河口でみおくる油 ....
月の夢いちめんに辰砂のさばく



そぞろ歌くちびるにカステラの月



眠りの木ヘビの毒ふたつめの夢



月の下ひづめ鳴く声をきかせて
風流を語るにはちと近いぞ空

幾層もの雲の下気も触れない

提灯を連ねる紐が犬臭い

冬の射程に傾く夜の地平消ゆ

闇夜に一枚の壁が見え透いていた

台からの見晴らしに落ちんとすれ ....
うつぶせに寝た彼の下祖父帰る

驚いた家族「おかえりなさい祖父」

ワシとても腹が減ってる飯をくれ

ちゃぶ台で本人囲み三回忌

あの世には吉永小百合五人いた

父は母母は娘の頬つ ....
灯台は角 もたげた岬から石化

焼けたお守りから随分と尖った針

スカーフの死に場所まれに男の首

崖に印字ありいずれ閉じるつもりだろう

腰に鉄の装飾巨大磁石迫る

偽造する季節 ....
したり顔その方がいい不倫なら
移り紅どうどうとすりゃ良い余興
指輪する男に惚れる症候群
爪立てぬ癖持つ女に要注意
香水をつけぬ女に策士有り
倫ならぬ恋はどちらか合い知れず
縦に長い城が見え対岸であり草を刈る

拇印舐めるひとさしゆびはおかあさん

天井のゴム跡とがる
日に日に ねむるごとに

木陰から飛んで弾む砂地永遠にも似て

窓向こうは逆風 数年前 ....
木に留まりすべてまっさかさまにする

砂漠のぬしが栞としてのしかかる目覚め

謝肉祭見守る憂いの氷塊群

後ろ暗いと許されぬ林轟然と青く

堤防で祖父颯爽と小さじをかざす

陥落し ....
夕焼けが 淀んだ雲と 腐れ合う 出土せねば欠土とし学者母の墓前へ


閉じられた形跡のない倉へ続く道


こうも容易く陽動されては虹の赤へ


段差為すべきこと為し静かな養老院


阻む樹液 交響楽団 森を出 ....
森の奥に山あり月あり着陸す

出口しか知らぬと支配人は言う

影の頭の部分からちょうど支流になる

入っておいで 水深百メートルの風呂に

金槌に前科を付けてお返しする

流れ星見 ....
雑多なる手足ここそこ糸を吐く

木組みの台で踊れし彼女の木工ロンド

とびらはずす
 時候の挨拶 叔母が来た

荷姿でグランドピアノを弾くピアニスト

少年の青
連れ込んで
   ....
嫉妬心 要るか要らぬか 量り掛け うわずった声まなびやの真実を話す

苦い骨に顔しかめるべき名を聞くばかり

古墳からひとを見くだすのがお好き

ボールペン立つ夜の柱として次々と

翁の衣をかぶった土砂崩れが町へ

 ....
電柱立つよりかからずあかるために

蜘蛛が飛ぶてっぺんからてっぺんまで

三つのことば千の手法にて一軒の小屋

黒い婿に手を取られ階段のぼる

無神の岩場でルーズなポーズをとる坊主
 ....
切り捨てて笑って、何が穏健だ
立ち尽くしさじ投げ、何が政策だ
偽って嘲笑、何が努力だ
外に出ない 誰にも会わない 暗い部屋 嵯峨野線 坊主Macで ネット中 母親の教え如きで名を残す孟子がニクい


ようこそここへ 遊ぼうよパールライス


悲しみの 安☆息☆香☆酸☆ナトリウム


「日本一高い山は?」「富士山」「ブー山はただでー ....
樹上のさわぎ
幹に抱かれた痕があり

夢は夢 さあ現実だ閉じたドアだ

ゴムはじける音凍てつく夜を凍てつかせ

吐き足りぬ息を満たすものが闇であれば

やましき皮膚の如き呼吸を清流の ....
都市計画 黒いビニールテープが人です

輪廻転生 蛆の姫になる籤を引く

怯えて待つ夜の八百 一部ダミー

秘境に行ったひとりの男を
行間に消す

折れたハンガー地に刺し生きた霊魂注 ....
つきあかり テラサレテ 何ほどの コワイモノトテ さらに なし 。        ほんものの はとに なり むすめは 王子に 会いに行く なり 。                 暗闇で 右も左も 団地妻

脳みそが 光の速さで Uターン

駅前の 血で血を洗う 横恋慕

それならば ふたり一緒に 行きませう

思い出す 右も左も 団地妻

魂が 一足違いで ....
買い注文入れたらすぐに大 
             暴
               落



売った途端上がる株価に罪はなし



五万株買ってるあなたは誰ですか



 ....
警告音鳴らし息はく

女らしい気迫 ずった跡がぬめる

なんていやらしい螺旋弁でもあなたが好き

アラブの傭兵を某国に送り込むための白紙

よろしくってよ
マダムは結露で顔を拭き
 ....
それでさあ 秩序バランス とっている 水なりに進んで行けば轍と気付き

ぬくい手を裏返し裏返し持っていき

一画のひらがな全部繋げたような川
べり

舞い上がる葉のごとく蛾のひとひら

石蹴って歩く子らを蹴って歩く

 ....
ざる蕎麦を 茹でてみたらば タラバガニ

ミシン箱 中を覗けば タラバガニ

スイカ割り 割った中身も タラバガニ

柿食えば 喰った先から タラバガニ

たらばがに 蟹と言うより ヤ ....
川柳
タイトル 投稿者 Point 日付
*黒川排除 (...405/12/26 0:00
ここでお別れ505/12/22 2:24
辰砂の月ヤギ3*05/12/14 14:41
黒川排除 (...205/12/12 8:39
空色遊園地ヤギ6*05/12/6 7:39
||||||||||||||||||||||||黒川排除 (...305/12/5 23:46
不倫。杉田蝶子305/12/4 2:45
コフーの古城黒川排除 (...205/11/30 2:26
こけし他105/11/25 1:28
不倫hiro205/11/18 14:21
二行空行黒川排除 (...205/11/18 14:14
305/11/10 14:15
くるうがにくも305/11/5 15:22
量りの量り汰介105/11/4 18:34
クラーレ!黒川排除 (...305/11/1 1:41
乙女の尻305/10/26 1:04
イデヲロギー完食2+05/10/25 15:00
究想の平和2*05/10/24 16:42
京都にてやまかつ005/10/23 3:16
現代詩フォーラムは大きなメモ帳じゃないピッピ4+*05/10/21 21:11
ざわざわ黒川排除 (...305/10/20 21:44
ひとりあそび605/10/14 21:23
つきあかり 。 すぬかんなが...105/10/10 15:22
ほんものの はと 。 105/10/10 15:20
現状→回想→記憶の片鱗→回想→現状→終焉[group]虹村 凌0*05/10/7 17:12
デイトレ川柳ふるる8*05/10/7 16:06
黒川排除 (...105/10/6 4:42
蛇足的あまりにも蛇足的なはみ出した計算汰介005/10/3 21:13
022黒川排除 (...205/9/30 22:00
多羅場我二さん[group]アザラシと戦...6*05/9/27 15:50

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【川柳】17音律「5.7.5」を基本とした川柳作品のみ受け付けます。川柳批評は散文のカテゴリへ。
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