フラフラに
  なっても立つぞ
    男なら
デートの日 興奮してて 朝目覚め

良いことも ストレスになり 疲れはて

机買い 家中箱で ごっちゃごちゃ
洗濯機原始の海はこんなかな


誰置いたプリンタの上にコロッケが


結露した窓にトマトと書いてみる


掃除機を撫でているうち日が暮れた


お布団を取り込みはんぺん買いにゆ ....
天を咲いてる わたし見る限りの空


類まれなる人類、月から帰る


抵抗忘れ、ここは真っ白い桜さくら


爽快はあるときの君春の空


いのちわたしはいまそれを知るこども
 ....
届かない 子の手孫の手 彼方の手

歩くより 座る時間が 増えていく

俯けば 春の陽気も ドップラー

玄関に 埃塗れの スニーカー

気にするな 遥か天から 声が降る

家を出 ....
届かないところに百個呼び鈴が


対岸で家が燃えてる渡し守


トランプを男と女に分けなさい


食洗機生きてたものの音がする


豊胸手術する人魚姫二十歳


おじいさ ....
生きようとする人海の中にいて

ディスコミュニケーション冬を握りしめ

セーターを着込む下書きの感情

床に落ちる音だけ重いこのかばん

生きるとか死ぬとか窓をのぞく猫

やましさ ....
片恋が千里の道の空ぶかし
エア恋愛一人二役5963
発情の文字化けごかし愛と呼び
はしたなさ独り相撲で潮飛ばす
指先でこするハッピー白チュー夢
愛されぬ御仁の「I」に見る病理

     ....
無限ホテル並みにつめろと朝のラッシュ
オイラーの定理ってえっとどれのこと

正規分布の端っこのほうを生きてゆく
ロジスティック曲線地圏に六十億

ラプラスの悪魔パンドラの箱の中
二進法指 ....
夏前にのびる淫らなほうき草

鎌振りて麦の首うて農民よ

工場でつくる野菜の新鮮さ
陽のひかり朝つゆ流るる半夏生 人殺し紙の上では簡単に

文学につばを吐いたら寒椿

穀潰し生まれてくれば皆殺し

指輪踏み足に穴あく悔しさよ

黒光りする虫が這う台所

他所行きの服がないから街に出ず

暗 ....
雪景色
木にはつぼみの
綿帽子
人混みでぶつかる肩々目だけが合わない


添え木して 何とか立ってる やじろべえ


蝋燭が削れる音がずっと、ずっと


眠る前バイバイと言う私の子


焦点の端でものを売る本 ....
余裕出て
  冗談言える
    今の俺


平和ボケ
  勉強しない
     この私


資格取り
  先立つものは
    やはり金



   
幸せに 犠牲を払い 幸せに 海豚の背に乗つてゐるのはありやなんだ


海豚を視姦せよと神の啓示


冬の虹途切れ途切れの殺意かな


理知的なナマコの眼が選り好みしてゐる


象牙欲しいなと子どもがねだり ....
路地裏を抜けるとそこは黄昏の国


鮭の半身が海へ帰りたがつてゐる


今しがた刺身が自殺したと云ふ


亀を何匹積まれても此処は売らん


傷痕に潜むバクテリアいちや ....
誘う手のさみしさに似て 誘蛾灯 宙返りしてみても秋深まらず

空腹に飴をあてがう午前2時

鈴虫よ鳴くは勝手、泣き止むな
 母さん

新しい父は死神ドア閉める
母さんが夜なべで証拠隠滅中

 父さん

超す前に見透かされるは父の高
父が曳く襤褸舟泥舟幽霊船

 両親

忍耐と諦念敷いた空巣箱
テ ....
バカなのに数学物理に憧れる

才能が無いのかな上手く書けない習字

砂場遊びなんかしたっけひとりでに

かけくらべいつでもビリで日がな駆けてた

学芸会「走れメロス」の王のヒゲ
ギャルの目で嫌にギラつく偽物の瞳

粉っぽい瞼で今宵も肉感を乞い

反り返る喉に浮き出るあでやかな笛

すれ違う人に疚しさ 下を向き

何かから隠れるように歩く夜
刃物もつ その瞬間から 傷だらけ


条件を つけて愛する 愛撫する


鏡には怖い人しか写らない


日常を 少し濁らず 散った羽々


雨粒がきれいに流した 世間体 ....
木の葉降る楽しい声は秋の空


カレー派の彼は枯れ葉に別れ華麗


図書館でさわやかな日に生理学


野良猫に辛子つけ麺不道徳


枯れ葉かさねて渡されキレ芸のみ


友 ....
六感を 全て盲する君との恋


暗闇に浮かび香るクチナシの列


生活を全て書き出し提出する


日が差して暑い手足冷たい中身


旅の友 一本くださいその指を

 ....


兼好もパソコン閉づる月夜かな
チャリ停めて私も月とパソドブレ
休閑地パンパスグラス 南米かっ



まろまろと夢見る女ほどの月
夜の深さすいっちょ優しく刻みいる
こおろぎの ....
 引っ込まず 
  
   出すぎもせずに

       調和とれ
(缶詰めか
砂が先かと
)猫を踏む 。




森のなか
(猫踏んじゃった
漁るひと
夜の火を口に含んでうがいかな


非のかけらどこまでも否の非のかけら


凧いつつ揚げつづけているひとりかな


目も耳も氷の如く陰はなつ


ただ軽い死に ....
川柳
タイトル 投稿者 Point 日付
あきらめないペポパンプ6*12/5/9 21:45
嬉しかな5*12/4/15 7:21
そこら中[group]ふるる5*12/4/3 15:59
春の住人kawa212/4/1 16:13
日常marux2012/3/30 20:32
呼び鈴[group]ふるる11*12/3/30 18:41
冬物処分あをがね512/3/28 0:49
Ping Pong Pangsalco3*12/3/28 0:45
数学川柳小池房枝212/3/14 19:59
きょうの野菜高原漣2*12/3/6 2:13
心海の旅人012/3/5 18:05
きのうの賎流川柳〜send you〜高原漣112/3/2 22:19
_プル式3*12/2/18 14:58
雨の下やや6*12/2/11 22:40
平和ボケペポパンプ6*12/2/5 20:23
幸せに4*12/1/13 18:56
狐の嫁入り冬野 凪3+*12/1/6 16:35
人魚のミルク6*11/12/3 9:14
誘蛾灯はるな311/11/29 22:36
宙返り411/10/21 3:08
母さんsalco3*11/10/19 0:30
さみしさ高濱011/10/18 2:19
何かから隠れるように歩く夜faik1*11/10/18 0:25
ライター/顔/ライターやや2*11/10/17 21:29
秋と血球kawa011/10/16 16:38
果物のかおりの君やや3*11/10/9 0:15
salco10*11/9/30 23:43
純和風ペポパンプ3*11/9/23 18:25
お世話さまアラガイs2*11/9/8 3:50
ノート(夜漠)[group]木立 悟211/9/7 2:58

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【川柳】17音律「5.7.5」を基本とした川柳作品のみ受け付けます。川柳批評は散文のカテゴリへ。
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