ツチノコを一夜干ししてゴボウかなぁ

吊革も揺れもくしゃみもおんなじ速さ

いもうとがミミズちぎって破顔する
春の陽がまぶたに千個ぶら下がる プレハブに綿詰める夢眠るため

数億の目が一斉に閉じ中断

傷付くたび水門ひらく血に代わり

村長を慈しみ終える村の過疎

病床から網引きずり出す雪の力

正座して地脈隠している来 ....
真夜中のトマトぷりぷり逃亡す 早春の枝めきめきと広がって

どのような涙も同じ味がする

人恋しすし詰めの街立ち止まる
のぎへんにムを付け私私私 私私私私私 ベニヤ板敷き詰めても敷き詰めても虹

脈絡あり命に別条空に船

囲まれて災禍に値する喝采

庭園中に仏壇ひらく昼下がり

目に見えぬうたになり推し量られる

極度に簡素化されて棒に ....
雪降れと 良い年をして 情けない


埋まらない 君と僕との 歩く距離


千人が 右見ても 自分は前を見る


ブレーキと アクセル間違え 超焦る


家帰る ただいまの声が ....
西部劇の中でひとりの侍だ


笑おうか均しちまった哀しみに


8cmCD飛んだ夏休み


握るのはゴミとティッシュの合いの子の


クリームソーダ皮膚の厚さどれくらい ....
名残惜し もう戻れない あの春に

駆け抜けた 後に残った 卒業式

もうここに 戻れないのか涙する

ここからが 始まりなんだよ 終わりじゃない

第二ボタン 欲しいと言う奴 いない ....
寒い夜

隣を歩く君の手を

握ってポッケに

詰め込めたなら……^^
何でだろう こんな日に限って チョコ食べたい


好きな子が チョコ渡してる 俺じゃない


バレンタイン 明日の昼まで 受け付けます
大晦日 時計の針と 変わる世界

白い息に まぎれて消えた 君の声

雪景色 乾いた空気に 響く音

こする手と 白い吐息と 冬の夜

ふきのとう 今か今かと 春を待つ
杖で次の間に導かれた煙と同席

みずからすいと立ちあがり山へ みずを張りに

岸辺の壁椅子で殴り第三の破片

折れるまで陸も日照りも続きます

コーヒー垂れるグラスにバザーの犇めきある ....
うわっという 車のスピード 上り坂

ウォークマン 自分の世界の 出入り口

暗闇に ぽっかり浮かぶ 丸い月

何だコレ 違う空間 姉の部屋
さようなら 近くで聞こえた 遠い声

火をつける タバコの煙 目にしみた

夏空の 遠くで響く 入道雲
サクラサキ 希望と不安の 初登校 先代よこころに蔦が下りてきた

門番見られていることに気付き互い違いの塀

火を焚く婦人会 屋上に別の一団

苦闘の末つかんだ藁 海がそこまで

林に風ガスコンロの火力と左右

通 ....
薄ぺらな詩ばかり飯がまずくなる



だいじょうぶ毎日うんこ出てるから



「痛風だ」「酒を飲むな」と母の声



{ルビ腐=ふ}の足に手を{ルビ接=つ}ぎ足 ....
真っ赤なポストを死顔みたいに撫でると雪

灰踏み固める笑顔第二波期待して

テーブルを隔てて海と侵し合う

降りるあてのない壁の上歩いている

暁の尖端で虫が震えていた

悲報掻き ....
君の左胸に棲むような美しい臓器になりたい


カップラーメンに朝日差し込めばきっと天使の死期も近い


冥王星なくなり平穏に過ごす日々


まさか虫歯にチェンバロが効くとは
 ....
プードルの 無駄吠え夜空に 鳴り渡る


みてごらん あんなところに ひとがおる


かよたんと しずかたんは あんぽんたん


手をかざせば そこは鼻息の 通り道


ゴミ箱 ....
奴隷らの金歯くすます誕生の飛沫

茶したたる階下を泳いで出ていく

土踏む葉に涙し たかが宿命など

足を損い渡せぬ絵画に群れなす御魂

山よりもクレーン高い場所から息

逆流に佇 ....
ごめんねと言い出せなくて早寝する オルゴール火口そばに音ごと流れんとす

ねむりに沢 よこたえて仮に香る肉体

石室の闇に消えゆく滑降痕

月に目を奪われ充血している月

飛ぶなどしてつまさきをこころにのせる

凧 ....
息止めてトランペットを組み立てる

菜を並べるまっすぐ雨になるように

遠くのビルを飛び降りる無数のドミノ

日没に窓砕かれ見え出す透明街

誰彼の名前叫んでねじまく熱

鮮やかに ....
厳しいと経営者達拗ねる真似


前任と後任の顔瓜二つ


団子食い新しい年待ちわびる


猫の仔とのこのこ歩くろくでなし


ひとりではさびしいという律儀者


ふたりだ ....
氷河の飢えに近寄り呼吸差し上げる

火事近隣に何らかの予感ボタンを袋に

車内から傘を差す子ら笑いつもげつ

ふと硬い光にぶつかる朝を見上げる

山小屋をダンサー過酸化して踊る

 ....
言い訳は「ほんとうのわたし」がします 来賓は枝を内蔵したカナリア

倒れた門の影が立って入口

電報打つ行方不明者の虚ろなバリトン

雪塊囲む石 消えゆく 一時間毎に

無心の蔓の侵入百年間許す

ペガサスの腹筋白く雲 ....
川柳
タイトル 投稿者 Point 日付
無題07/03/11しみまん1*07/3/11 16:52
無題 07/03/072*07/3/7 9:07
佳は釈明黒川排除 (...207/3/7 2:39
せんりゅうしみまん1*07/3/6 8:45
初川柳1*07/3/5 10:27
どちらさまも/////207/3/4 10:53
運命共同日月火黒川排除 (...607/2/24 9:11
現状テルテル坊主1*07/2/21 1:18
camicajeピッピ607/2/20 16:46
日常〜卒業の春〜テルテル坊主2*07/2/19 0:27
こころぽかぽかもこもこわた...10*07/2/16 23:59
悲しい現実〜2月14日〜テルテル坊主6*07/2/14 15:24
日常3〜冬〜107/2/11 11:04
アニュメンテ黒川排除 (...407/2/11 2:17
日常2テルテル坊主107/2/10 14:20
日常207/2/9 13:58
高校一年生1*07/2/6 22:51
トイワーク黒川排除 (...407/2/2 7:27
冬身木立 悟5+07/1/30 2:28
水、ガラス黒川排除 (...607/1/27 6:50
もにょもにょピッピ1207/1/26 7:05
二十歳2*07/1/24 13:18
ウツロジック黒川排除 (...807/1/15 6:14
ごめんねささき3*07/1/15 0:14
非ジャクリーンの唾黒川排除 (...707/1/9 6:40
しずかなくるぶし1006/12/30 5:50
拗ねる真似あおば5*06/12/24 3:25
重い石黒川排除 (...306/12/24 2:12
言い訳渦巻二三五506/12/19 12:24
トゥオ黒川排除 (...506/12/14 5:44

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【川柳】17音律「5.7.5」を基本とした川柳作品のみ受け付けます。川柳批評は散文のカテゴリへ。
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