引導も渡せぬ坊主に戒名料
*引導=道案内する事。
仏法では仏や菩薩などが、迷っている
衆生を導き悟りに入らしめる事。
49日の法要は単なる金もうけ・・・
....
生乾きの父を吊るしてからコーヒー
しつこいと いわれてもごめん さがれない
もう苦しい そう思ったが まだいける?
ふと泣いて 朝がまた来る おもしろさ
不安との 戦にいどみ 陽に出会う
ねむれない あしたをおもい ねむれない
日本凶乞食だったり日本書紀
エゴイスト! 蛇がトーテム日本教
蛇狐イナリの鳥居にサルもいて
急流をぬめる翡翠から直線
青々しい夜の腹部が落ちてゆく
君からの着信とハモる虫の声
白球もしろ飛行機雲もしろ
道行きて
バラを手折らば
口づける
生きているって不思議だね。なんだかそう思う今日この頃。
あなたはいい人なのにどうしてそうなの。
いいこと悪いことスキミングしてウェークアップ
大きなことと小さなことが交じり合って生き ....
主食茄子の子がとても活発
僕おとこです。二割引きです。
水色の 心はたぶん あなた用
菜の花の 黄色の真ん中 あなた向け
赤の紐 ゆるゆるたぐる あなたまで
菜の花に四十億度の御来光
手のひらの眼に写るガリレオの虹
しずけさや全天を闇に吸われ
瞳に果てなく青いコビトの花
土星へ渡る秘密ねむる夕凪
タンポポと数年前の冗談
天敵などいな ....
キリストの 影も見えない 聖夜かな
もみじ葉で ツルリと転ぶ 散歩道
はれ予報 敗れて悲し 雨男
バシャバシャと 水遊びかな 溺れ人
篤姫に 水戸はここだと 地震かな
ピーポーと 明日は我が ....
4月『初めまして』の嘘で始める
『君はエマ・マリアベル。僕の恋人』
さくらふる 道 ゆびさきに ふれるゆび
おぼろげな輪郭なぞり泣けよわれ
寄 る 年 波 に 勝 て ぬ ウ゛ ェ ニ ス の 後 藤
フ リ ス ク 45 粒 分 程 度 の 運
香 る ア イ ス に 魅 せ ら れ 地 球 二 周
金 銀 そ ろ う ニ ....
不 平 等 に 愛 す る カ ノ ー プ ス と 花
感 嘆 符 ! 未 来 の な い こ の 歌 会
妹 の 月 夜 ふ ざ け た D V D
酔 っ 払 い に は 愛 し 雪 ....
「サザエさん」視ずに二人で出掛けよう
(迫る明日から駆け落ちしよう)
「いい人」とガードの堅い君が言う
(俺も守りに入ってしまう)
教員に 習った英語で デストロイ
散歩して見上げて還る夜明けかな
いつ見ても競馬新聞読んでるね
御父さん今日の夕飯なんですか
母さんの苦手克服応援し
大學は人間ばかりがあふれいて
苦手分野と良識が溢れる ....
私たち いったい何を 伝えるか
アルコールランプのあかりでキスをする
黒煙を上げる町角 ガムを噛む
星を映す海 静まってゆく宇宙葬
まちじゅうのガラスを割ろうよ 春来る
家 ....
夏の花 散った血って 苦いかな
苦い色 私の胸に 刺す鏡
鏡越し バイバイと言う あなたの背
背中から 恋歌唄う ひとしずく
泣けるのは 今もあなたが 好きだから
純愛はゴム一枚の薄さかな
オレの子か百歩譲って神の子か
何をする所かレディースクリニック
堕ろす朝は猫なで声の色男
産む機械ではなく堕ろす機械なり
捨てるより堕ろした方がにぎ ....
梅林へ続く道を風に聞く
鼻詰まり梅のかおりがわからない
昼過ぎに出かけて青天を悔やむ
良い影を供に飛行機雲を追う
あおぐ小春日和にすくまぬ手足
思い人などいなくとも春の音
ぽかぽかとしか言えぬ陽にぽかぽかる
あやうくバス行き過ぎる我影な ....
今日は好き明日のことは明日聞いて
そばにいて うんと言えないあなたは優しい
捨てられたタバコの空き箱思いを馳せる
ネックレスわざと忘れたわけではないけど
サッカーに嫉妬していた ....
吠えたちて 主人を守る けなげさよ
増水で 花火大会 流れけり
足元に ネズミ花火の くるくると
ゴキちゃんを 踏んでは流す 涙かな
些かの所労もなくて時過ぎぬ
トラブルの中で浮かぶる友の顔
友人と呼びにし友よ秋深し
友達ととぬだちの差夢二尺
友達というならやめて友達を
秋深しどんぐり拾って歩いてる
....
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【川柳】17音律「5.7.5」を基本とした川柳作品のみ受け付けます。川柳批評は散文のカテゴリへ。
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