本当には無い音が聞こえてくるのがとてもつらい
独白と称してこんなふうに書き出してみる
工夫はきついんだけど不可欠で
そうでもしないといろいろとあれで
ほんとはつらいつらいつらいよしかみえない世界に
....
自信のなくなるような時
糞みたいな泥のなか
負けん気だけが命の力さ
そんなとこに咲く花なんて
ほんとうはない
花火でもさして
咲いたふりして脳でも騙せ
自信のなくなるような時
糞み ....
自己正当化のさきに殺人
不信と憎悪が連鎖する
オペラ座の怪人のアリアだけが
俺をたったいま救っている
誰ひとりひとりでは生きていない
その誰もが誰かをささえている
そんな当たり前のことを ....
雨の日に嘘の記憶をさかのぼり視えるわたしの花柄の傘
思い出になった 沢山の雨の日々
あたし 傘ふたつ持って
バス停まで
ひとつは差して
ひとつは握りしめて
お迎えに行くひとがいた
お迎えに行くと喜んでくれるから
お迎えに行くと頭を撫でてくれるから
....
えば・るーじゅはわたしにだけみえるらしい
でも えば・るーじゅはほんとに居る
彼女のことを信じてほしくて
きょうは一日描いていた
えば・るーじゅはこんな女の子
えば・るーじゅの目は優しくって
彼女 ....
わたしは雀になりたいと
何篇かの詩を書いている
わたしは骨になりたいと
一篇ばかりを書いている
ため息の日々に窓をみて
頬杖ついてしみじみとね
愚痴事ばかりの詩歌では
いけないなぁと判ってる
わた ....
えば・るーじゅが居てくれたらいいけれど
えば・るーじゅはわたしが考えたまぼろしの少女
電球がたったの一個の五畳の部屋で
ちいさなわたしがどんなにか想ってみても
紅(あか)い色が大好きです
パソコンは ....
深夜特急で愛し合う
半鐘はいけないよ、オジャンになるから
雷が落ち光り同性どうしが愛し合う
黒髪が通路をゆく
客室に耳を澄ます
世間はざらついている
あたしは白い服を架けている
掌をひた ....
葉巻にはウィスキー
甘くて辛いウィスキー
人質には身代金
甘くて辛い人道主義
責任論が出てくる出てくる
食い物に虫が入ってることも許さない国
デモは東京新聞くらいにしか載らない国
この ....
何が大切なのか
どうせ技術的なもんだいなんだ
ロープウェイが孤独だ
秋の山道から海を見にゆく
曇天にバンドネオンが鳴る
善心、前進、大往生!
過酷な生活、だれが決めた?
踏切、横断歩道 ....
景色がさびしい訳じゃない
俺がさびしい訳じゃない
誰もさびしい訳じゃない
又会えるさきっと又会える
こんにちは
ドキドキ
さよなら
すこしずつ
景色がさびしい訳じゃない
俺がさび ....
まるいもの
さがそう
まるいもの
さがそう
きこえるよ
ふあんなとき
つらいとき
くるしいとき
きこえるよ
まるいもの
さがそう
まるいもの
さがそう
こんなに木に光をまとわせたらいけないよ
ツリーに光を飾るのは
大きな木のしたから星空を見つめる
そのものまねなんだから
もうすこし減らしたほうが
星空を見つめているような気になれるから
こ ....
若いとき毎週!金曜日
仕事帰り仲間とボーリングを10!ゲームやった
もう20年まえの話だ
その頃の仲間と久しぶりにボーリングをした
1ゲーム目はめちゃくちゃだった
2ゲーム目はみんな160以 ....
いちからいやゼロから作るのは
めんどくさいことだ
めんどくさいことはみんなやりたがらない
だからめんどくさいことをやっていると
みんなより前にすすめているような気になれる
前にゆけているよう ....
あの頃はエゴだった
時がそれを砂にかえた
砂のように優しく風に吹かれた
あの頃は純粋だった
時がぼくを日和見にかえた
ぼくはひとに勇気をあたえた
正しいことは絶対ではなかった
いつの世 ....
畏怖を気高く朴訥に
口笛のように
風に身をまかす
大空をゆく鳥の飛翔のように
不安は不思議に不思議は確信に
確信は自然への畏怖に帰るのだ
畏怖を気高く朴訥に
口笛のように
風に身を ....
中国が
その歴史が
対岸が
憧れや不思議であった頃
文明がくすんで霞む
学びの対象だった頃
ぼくらの国を脅かすこともなかった
夜が明けるようにめくられた
精神かどこかで感じていた
....
イエス様
僕からの声だけ
聞いてるのずるい
イエス様
あなたの声が
聞こえない僕にも
夕焼けのイエス様
イエス様
声をください
気づきませんか
あなたにすべて
お任せします
してます
イエス様
....
世界はこんなふうに白く積もる
世界はこんなふうに白く汚れる
世界は非情だ
科学や物理より
世界は非情だ
世界はこんなふうに白く積もる
世界はこんなふうに白く汚れる
静寂、
モノトーンの楽譜
眠るように
温度を下げた世界に
天使を放ち
硝子のランプに
時を灯そう
暖か ....
えば・るーじゅ
は 大切なお友だち
えば・るーじゅ
は 甘い紅茶をもう一杯ほしいって
ミルクがなくなってて そう言ったら
えば・るーじゅ はがっかりした
だから 彼女と きょうは
マーケ ....
えば・るーじゅ
は やっぱり紅い
えば・るーじゅ
は ときどき咲いてしまう
一つの部屋でくつろぎながら
目で話してるとわかるんだけど
彼女はときどき咲いてしまう
えば・るーじゅ
が 咲いてしま ....
いつも紅い えば・るーじゅ
なにが紅いのかわからないけど
彼女をみてると そんな気がする
いつも紅い えば・るーじゅ
彼女の帽子は春の庭
春の庭には小鳥が一つ
なまえと呼べるか疑問だが
小鳥の ....
化粧を落として イヤホンを付ける
携帯電話と小銭入れだけあれば十分
ポケットに押し込んだ
眠る夜の町 僕は歩き出す
人気のない公園
120円のチケット
空になるまでは 誰にも邪魔させない
....
車窓を過ぎる町並みを見つめるたび
そこにある暮らしに自分自身を嵌め込んでしまう
そしていつのまにか
胸を騒がせながら幸福について考えている
その書家の作品のまえで
わたしは車窓を過ぎる町並み ....
クリスマス君が隣にゐる奇跡
ビニール袋で
猫を作った
5歳のきよ君が
モミジの手をつけた
顔があるけど
透明
落ち着きのない子猫
風が吹くたびに
出窓から飛び降りてる
風の止む間にその雨は鼓動を鎮め
随分前に泣いた記憶
つい最近笑った記憶
お茶らけ人生に見切りをつけて
それでも三度の飯を方張る
物干しはポロシャツを脱ぎ捨て
シャボンはブルジンを離 ....
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【携帯写真+詩】携帯メールでの投稿
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