だらだらしちゃうから
サイゼリアで一仕事

はじめは焼肉屋に行ったんだけど
ランチで満腹になった後
炭火の七輪の前で書き物は無理だなと
今更ながら思い立ち場所を変える

煮詰まるとフォーラムを覗き
ペ ....
軽い打ち上げは五人から七人に増え
マグネットに吸われるように甘味に入った

ブラックアイスコーヒーとアイスクリームを頼んだ
紅茶だけのひともいる
おんな七人はなにかに似ているような気がした
 ....
そこは四方があって

曇り空ともうまくやっているのに

写メで撮るとやはり

音のない洞窟としか言いようがない場所だった


どこからか蝉が鳴いている

耳鳴りみたいな音が消えない

この景色に小鳥で ....
雨が煙る

夏の薄ぐもり

校舎は外装工事中

乳いろの海

潜望鏡だして

あっちを覗いては

こっちで息をする

おまえは海だから

おれは両生類みたいだ

敷布にくるまれている

外装工事中のよ ....
立秋は暑い

暑いけれど

風がほどけ

空をおいて

雲が重なる

夕方の影は

 ....
消えた高齢者がまるで

あらたな新型インフルエンザ感染のニュースのように

ぼくらのまえに流れてくる

母子家庭に金がいくから内縁の夫なんて

わけわかんない奴らが虐待するんだ

死んじまったら金がも ....
耐えきれずに、泣き出した君の様に。

雨は降り出して、激しく降り続いた。

けれど、遠くには晴れ間がちゃんと見えていた。

君の泣き止んだ後の、恥ずかしがる様な、素敵さに似ていた。

だからさ、いっぱ ....
買ったばかりの缶コーヒーを
首筋に押し当てながら
見上げる空

千切れた記憶の尻尾が
光りまみれになって
流れていく

街路樹から降り注ぐ蝉の声が
身体をすり抜けようとするから
何処かが痛い

流れ ....
街の公園から
子供たちが消えた

荒れた芝生は
威張った犬と
犬に腐随する
飼い主のためのものになって久しい

子供が遊ばない公園

夜訪れる
昔子供だった者が
たまに置いてい ....
じっと見つめると
あなたのようにあまく
とけてゆく夏を

シロップのように
かき氷にかけると
ひんやりつめたい


つまりね。

あなたに向かって
ただ今咲いています
そういうメッセージ
着慣れない浴衣と 履き慣れない下駄

からころ からころ
音をたてて
夜を見据えて歩く
ただ ひとりで

ぼんやり 浮かびあがる
一夜の幻

真っ赤なりんごあめ
甘いかき氷
撃 ....
さよなら

今日

明日なんて

来なくていいから



今が
あなたから這い出た僕は小さな僕を水面に見ている
ああ僕は碧いのだ
艶やかに湿る僕は赤い目をしている
景色を映すそれが涙のようだ
潤んだ世界のほかを僕は最期まで知ることはないだろう

今から飛び降りる世 ....
授業を放り出して木曜日2限

今は居ない人の声を聞きながら

いのちのことを考えていた

ぞくりと背中を這い上がる何かはきっと

久しぶりの曇り空のせいで

日に日に減っていく体重も

きっと久し ....
雲の図鑑が欲しいのです
ありきたりの色を集めて
正しく真名を呼んだなら
痛みと祈りは
この空に
届くかしら
夏の日
僕は夢を見た
冷たい廊下の上で
火照った体を休めながら
ヒトになる夢を見たんだ

僕は
還暦の男のヒトだった
僕は実際に
犬である時も
還暦の頃だったし
何しろ
その年頃のヒトとは
気が合った ....
煩わしい程に儚すぎて


熱を帯びた
ひと夏の境界を越える




ひと握りの世界と
断片と化した意識の中の


朦朧とする扇風機の陰で
雷雲が産まれた







日の暮れた、少し後
光 ....
だいすきなシフォンケーキ

だいすきだから2つ買った

いままでは1人で2つ食べてたシフォンケーキ

2人だから、分けあって食べるの

あなたがくれた、ケーキよりあまい喜び

シフ ....
最後に虹を見たのはいつだろう。

不確かになった虹の色を思い出しながら。

晴れ渡った空を見て、夕日を浴びる雲を見た。

虹色には届かない、そんな色に染まる雲を見た。

一時の光りは、そんなに続かず。 ....
セックスすると余計な力が取れて抱きやすいんだよな、おまえ
ほら
おれが寝てるあいだに世界をみるのはおまえの役目だろ
ラジオ体操の帰り
虹が見えた

堤防に登ったら
岬の向こうに 虹があった

診療所の前で振り返ると
堤防のこちらがわに 虹はある

おや
虹がついて来る

発電所の上で見ると
大すけ兄ちゃんちの横の畑 ....
ただ

遠くへ行きたいと

願った。


それだけのことなのに

こんなにも

おそろしい

碧。
こんなにも綺麗なのに。

写真じゃ伝え切れなくて。

逢いたくなる。
あの空と海の境界は
いとしさを含んだ
やさしさが横たわっている

きみがすやすやと眠る
わたしのひざまくらも

きっときみとわたしの
曖昧なやさしい境界になっている

くっつかないということは
い ....
夏の朝
水蒸気の味

浜木綿の花が
手を繋いで作った
輪っかから

ヤマトシジミ
ヨロヨロ
飛び立つ

夏の雲
薄荷の匂い

忘れかけていた
青臭い記憶が
鼻先で弾けて

夢遊病者の影
ジワジワ
溶 ....
雨上がり

つい油断をしていた

はっ と気づいたときには
何とも無防備にも程があることか

足元に
空が落ちて来ていた

私は見て見ぬふりして
横を通って来たけれど

あのあと
ちゃんと自分で帰れた ....
普段は誰にも
しないことだけど

今度君に会ったときは
少女もびっくりの無邪気さで

『大好き』

何て言いながら
腕を絡めてみよう
君の車が
私の家に近づく
雨のドライブ

ルーフを叩く雨が
金属の音を響かせて
雨の激しさをしらせている

信号は赤
君が無言のまま咥える煙草
かちりと音がした後の
一息目のため息に
はっとしたように ....
狭い空
それでも見上げて

厚い雲
それでも見上げて

僕には未来があります
ねえ

サンダルが壊れたくらいで

見失う行き先じゃ無い

だけど少しだけ不安になる気持ちなら

わかってほしいの



顔をあげた

君の背中が見えた

見失わない内に

駆け出した
携帯写真+詩
タイトル 投稿者 Point 日付
お家に帰ろう鵜飼千代子6*10/8/15 19:50
おんな七人甘味に変更吉岡ペペロ0+10/8/15 18:33
静謐110/8/14 10:52
外装工事610/8/12 19:16
秋立つ日に910/8/9 9:27
これでいいんだ510/8/8 11:39
夕立。狠志210/8/7 18:25
夏空nonya13*10/8/3 19:29
夢の遺影雨音些末3*10/8/3 13:04
ミツバチかんな7*10/8/1 17:18
金魚姫[group]愛心9*10/7/31 11:18
_風音110/7/30 1:13
フェンスの端からひち2*10/7/29 21:49
Music瑠音210/7/29 11:33
雲の名前を教えて橘あまね610/7/27 13:32
7/26小原あき3*10/7/26 13:08
あめの来る頃オリーヴ510/7/25 20:03
想撮空間「ふわふわ」2つのシフォンケーキ[group]逢坂桜3*10/7/25 18:12
虹雲。狠志110/7/24 21:13
せかいはるな110/7/22 20:27
虹の付け根アマメ庵110/7/21 7:25
李伍 翔1*10/7/19 22:35
あぁ。狠志210/7/19 19:37
夏の階段かんな7*10/7/18 7:16
7月17日 土曜日 朝nonya8*10/7/17 10:35
家には帰り着けましたか?雨音些末4*10/7/16 19:49
イノセント1+*10/7/13 19:38
ゆれる8+*10/7/13 11:40
螺旋階段瑠音110/7/12 23:07
立ち止まって、そしてうつむいて010/7/11 12:37

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