A点
ターミナル駅を擁する街は
ユニクロ タワレコ ドトール イタトマ
横断歩道のカッコ ....
あなたの瞳に、僕が映る
僕の瞳に、あなたが映る
あなたの中に、僕はいる
僕の中に、あ ....
嫁さんと周に駅まで送ってもらい
仙台行きの新幹線に乗る前
待合室で一人になって、はじめて
....
夢をごらん
今の君だからこそ見られる夢を
その身に纏う翳りさえ透明なうちに
夢をごらん
....
路上
たぬきが死んでいる 今日
のどを空に見せて
堂々たるもんだ
左右に列なす車の真ん中 ....
学舎で一番の秀才であるリヒテンシュタインの解釈によると、母親の窮極の愛とは
臍帯で赤子の首を締 ....
カウンターのまえに生簀がある
生簀のうしろで二人の板前が
包丁を手にして僕たちの注文を待っている ....
「あの子が嫌い」
と
彼女が一言そういえば
パタパタパタパタ
音を立て
私のオセロは翻る。 ....
コスモスが道をふさぐ
迷っている私をみすかすように
濡れたコスモスが
ふれて冷たい
いか ....
兵士を4000率いるのが司教で
大司教だと5000
魔司教で8000
大魔司教だと10000
....
弁護依頼
冒頭調停
資産精査
財産分与
親権争い
罵詈雑言
憎悪交錯
視線鋭利
責任 ....
碇星社会福祉に入れるメス
やたらめったら起こる奇跡を奇跡と呼びたくない
賞味期限
切れかけならば
憧れの
マドンナとだって
可能かもよ
生臭いゴミの匂いがした
いい匂いのふりをしていた
季節の夕暮れのひかりに
ぼく ....
気がつくと窓から射し込む
光の色が朱から濃い藍に
変わっていこうとしていた
ああ、もう陽が ....
パントマイムの光る町で
100円玉を 見つけました
なんて 格好良い セリフを
吐けたなら ....
見上げた灰色の空に
風が答えるように 霧雨をよび込む
屋根岩二峰
小さな張り出しの ....
きっと生まれて初めて見た色って
ターナーの洪水
まばゆいなか ひかりのなか 空映す青
きっと生 ....
向こう側も金色だった
そしてこちら側も金色
幼女の背丈ではそれだけが
世界の全てだった
何者 ....
書き留めた春は儚くて
夢香のように消えてゆく
さえずる鳥は初夏を待ち
孵ったあの日を忘れてる
....
美術の造形で手の形のを作った。
更衣室で皆で
蹴って遊んでいた。
そうしたら私の蹴ったのが
....
政争を清掃したい総選挙
いっそのこと水曜どうでしょうを党名に
迷走を瞑想している居眠り議 ....
あまりにも賢しくなってしまった僕たち
たくさんのバナナキャンディが液化する夜
いちばん先になくな ....
白いシャツを通して
浮かんだ
乳と
輪の文字
過敏な塔の
周辺にある鮮やかな
花畑に ....
朝起きたら
おもいのほか寒かったのです
肩がひんやりします
すっかり秋ですね
早起きしても
....
私は決してめげない。
どんな事があっても
前を向いて歩いて行く
自分の進むべき道を行く
....
9月からアメリカの小学校に入学した娘
2日目の朝吐き、早くも欠席
3日目お腹が痛いと昼前に早退
....
それぞれの許されない世界は
こまるかもしれない
パートのないオーケストラは
ハーモニーを奏 ....
太陽がラッパを吹いても
月がバイオリンを弾いても
最後は祈ることしか頭にない
最後は祈ることし ....
旅立ちの原点そっと触れる爪先
手のひらに残ったものをかぞえる秋
虹のこびと遠く笑ってさか ....
人を
ただしい場面で
ただしい順序で
ただしい角度に
揺すると
泣く
そのただしさを ....
出し入れするものがちがうだけで
会話になったり
セックスになったりする
不安
雨は降 ....
信号がひっきりなしに変わっている渋谷の交差点。人が我を忘れたように通りを過ぎていくのが見えた。ス ....
都合のいい解釈で悦に入った
柔軟な思考とほどよい勘違いは幸福に敏感
♯に何か ....
誰にも届かない言葉を綴ろう
僕は 夜の井戸に吊るされた{ルビ剣=つるぎ}
永遠の愛を探し求め ....
秋とは肩を寄せ合い歩きたい
約束なしで出会っては
流れの渦に留まり続ける
紅葉 ....
私の握った寿司です。
シャリの大きさが
まちまちで
サビがききすぎです。
サビ抜き希望の人は
おっ ....
たわ しわ
わたし わここで
はず おかし うたが
わずら わいしい
もう ここあ いみ も ....
自分のすべき事が
見つかった。
できるかできないか
分らないが私のできる事。
私にしかで ....
=ある こどもの ことば=
こころが
天に向かって口から出て響いているよ
それは 葉 ....
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