お
面が取れそうでした
鶴を飛ぶの？
....
以前の文をさらに詳しく述べて行くことにしたい。
まず、誰かを助けることの発問について。
....
僕の知り合いの詩人から少し引用
｛無反響室というものがあるらしい。海胆を裏返したような部屋で、 ....
前も後ろも
音はなく
深く深く まで
たどりつきそうになる
手や足や
髪の一本一本が
....
涎夜 天他の霊が意味も無く惑う 時は夏 故に解き放つ蜂が鳴く 媚依結う詩池へ！
先天のコンテを以て ....
「王様の耳はロバの耳！」
穴に叫ぶ青年の人形の後ろにある青空は偽物なのだが
良く出来ていて青 ....
日記を、付ける
六月二十三日、昨日から降り続く雨が鬱陶しい
飛沫を弾きながら、打たれ ....
びる
びる
びる
雨粒のの当たるびる
風のぶつかるびる
まどに空うつる
中でうご ....
ウィリアム・テルがリンゴ落っことした
息子の頭にのせようとした
リンゴ落っことした
子供の ....
母さんは何も知らない
母さんは全てを知っている
母さんはガラスの空である
母さんはのたうつ虫で ....
忘れてしまえるくらい
に だけ
触れてほしい耳たぶの
熱にも
きちんと そよぐ
こうへいな ....
あたしは台風の風の音すきなんだ
なんかね、あたしにしゃべりかけてきているみたいなの
だからすきな ....
その音を鳴らして
１０８
１０８
その音を
わたしだけにわかるように
ヘッドフォンをぶ ....
おんなのこを
すきになる
このひとことのかげひなたに
どれだけのかぜと、あめとゆきと、ひで ....
わがまま
ばたばた
こつり
こつり
あたまを
ぶつけて
きれてしまった
....
二足歩行を続けていると
いいことあるな
今日は
とびっきり かわいい
中学生に会ったし
....
妻に先立たれ、一人で暮らすようになった時、息子夫婦からポメラニアンをもらった。ポメと名づけてかわい ....
眺めている人を
僕を
その眺めている人を
さらに眺めている人を
どこか遠くで見つけることが出 ....
僕は君となら
地の果てまで行ってもいいよ
海の彼方まで行ってもいいよ
だけど
....
僕の部屋の窓ガラスが
強い風で音を立てる
今にも割れそうだよ
嗚咽か慟哭のようだ
....
心の中の本棚に
私小説が増えてゆく
主人公は
いつも不器用で
哀しいほど
いつもみっともな ....
胸中に走る恐怖心を打ち消して
一口分の甘い水
リアルと理想が一つじゃないから
至福の罠を｛ ....
どうしようもなく空に向かい
わたしは
影を失くす
足の下を踏みしめ
家 ....
疲れに効く栄養剤ってない？
そんなんじゃだめ
だって心の疲れだから
痛みに効く塗り薬ってない？ ....
東京ドーム三千六百二十七個分 の広大な敷地に立てられた遊園地は砂に埋もれた 鉄扉は申し訳程度の隙間を ....
コントロール、して、クローズ。巻き付いて離れないターバンのような頭痛が周りを跳ねて泳いでトビウオの羽 ....
なかないかおの
きみがすき
ゆるまるこころと
うらはらに
なかないつもりの
きみが ....
映写機のカラカラする音が響く
遠くでぼくらが病んでいる
満天の星に 落と ....
畦 道 に 自 転 車 ゆ き て 蛍 舞 ふ
幼 虫 が 齧 る 花 食 べ 羽 化 を ....
はかりしれないほど
白い カール
次の瞬間にはもう散り散りに
泡
退屈だから
ゲー ....
30rows, 1.02sec.
