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真珠秘話
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海に照り返された日射しだけが 剥離し球体になって昇っている
あれは、太陽なのか。
美しい白銀の オパールに私を変える
変色しつ ....
春の日射し
山間の里
富士の清水の恵みを人々に振る舞う
酒蔵の蔵開き
心に沁みる酒
わさびと酒粕のかおり
皆の笑顔と笑い声

一年振りの再会は
社交辞令の欠片もなく
互いに肩を ....
遠い海鳴りに揺れる芝の浜に
過去を彫りつけて並ぶ墓石 
刻まれた家名は
未来から押し寄せる期(とき)の飛沫に
輪郭を失い昔話の中へ透けていく

たとえば 祖父の掲げた鬼灯の
赤光に浮 ....
チミ!
今度の研究のテーマは
「道に迷った認知症の方が家に帰れる方法」にしよう

え〜 社長
それって うちの商品に関係ありますか?
そんなことをしたら
お金をドブに捨てるようなもの ....
命が散る

飛散する

ビッグバンをものまねしよう

命が散る

飛散する

宇宙の最初をものまねしよう


それをお花見のように眺めよう

そしてお花見のように別れよう ....
猫のヒゲふるわせてとおるやんちゃな風の春

春の音木の芽の薫り日向に干したせんべい蒲団

いいことがあったのよと三度目の電話僕にはないけど

分解された春をまた組み上げるそんな季節のちから ....
生と死、幸と不幸を分ける境界線の
なんと曖昧なことか
一体彼らが何をしたというのだ?
彼らと私の違いなど何もないではないか

奪われた二万千五百十名もの尊い命
決して癒えきれぬ悲しみを不意 ....
夜の蜘蛛を生かして
償われた指腹のよどみに
吹き溜まる星々は研削され
なめらかな肩口を晒し合いながら
目まぐるしい渦中からの
放逐を同意してゆく

霧散する、フラグメント
融点の狭間で ....
きみが霜の降りた髪に
はらりと留まる薄紅の色に酔う

積もった時間は
古い層から固まりゆく
春を迎える度に
漆のように重ねてきた

嵐が吹き荒れた季節
その黒髪の一本まで
この手の ....
一番、一番って
言ってるから
無茶してでも
やってやるみたいな
こんなヤカラが出て来んのよ
どう、あの時の
あたしの発言の真意が
分かったかしら
だてに昔
乳首に泡付けた
写真集出 ....
初めてのことを たくさん教えてくれたね
飽きっぽいのかなと思ったら 好きなものが多いだけだった
あんなに高いアンテナを 初めて見た

手に余るものを 大切にしようとして
ぽろぽろ指の隙間から ....
缶を一つ 割りました
あなたが うふふと 笑いました

笑顔の空気が 広がったので
缶は パンパンに 膨れました

もっと増えて 欲しいので
踏み潰して 切り離して バラバラ ....
星屑を吐いてアンドロメダ行きの汽車 膝 様様。

私の日に日に重くなる体重を支えて頂き感謝申し上げます
妊婦が一番感謝しているのは 膝 様様です

よっこらせが呼吸なのです
それでも努力は怠っていませんよ 

毎日きちん ....
飛べ

たとえ行き先が分からなくとも
着地地点が見えなくても
いまここに求めるものがないのなら

飛べ

逃げるんじゃない
避けるんじゃない
新たに挑戦するために


飛べ
 ....
俺O型、子どもAB型 涙の香り苦しくて浴槽に沈む 朝顔が凍えている君のいない夏 もうカーテンは暖かいよ

朝の日差しは
ひっきりなしにカーテンを暖めてるから
カーテンは暖かいよ

カーテンをさわってごらん
とっても暖かいから

暖かいカーテンは
冷たい指に ....
昨晩コンビニで釣銭の小銭を寄付をした時
店員さんに「ありがとうございます。」と言われて
少し気分が良くなった
この気持ち一体なんだ




もし
僕が宝くじが当たって何億円も手に入れ ....
長すぎるツッコミの間に話が次へ行った 目ェ凝らすと
吹雪のなかサ
色んた色した人たちが
手ェあげておどってらった

赤ェの青白ェの、黄色いの
さまざまな手やら足が
終わりの雪のなか
ヒラリヒラリとおどってらった

あぁ ....
草木萌動
そうもくめばえいずる


厳しい季節を越えて
蓄えられてきた力が
和らぎ始めた光と風の中へ
堪え切れずにはみ出す

樹皮を突き破って
凍土を持ち上げて
命のベクトル ....
鳥の姿の失せた空には
鳥のかたちの欠落がある

影が消え
言葉は失われても
羽ばたいてゆく記憶が
風車をまわす

失われた鳥の形の
風が舞う


私は
声を出せるだろうか
 ....
十一月の鐘が実を落とし
朱色の音符を齧る
冬になる前の夕焼けの子守歌

もういいかい
紅潮した頬がさらに赤みを増したのは
母に贈る感謝への気恥ずかしさ

渋くはないよね
不安げが ....
中二階の六畳間で
タンスの上の黒猫が奇妙なことをする。
長い舌を出しながら
タンスの上を転げ回るのだ。
そして突然畳の上に下りてきて
俺の目の前で長い舌を出し入れする
じっと俺の目を見つめ ....
 トランプやサイコロをさっと取りだす
 マジックのように風景
 という手ごたえのない空間をてのひらにのせて
 ひぐちさんは
 ほら
 ここよ
 この部分が大好きなの
 といって頬 ....
あんなに愛し合って他人 私の春は
淋しさを引きずっている
軒下に忘れられた草履は
雨に濡れたまま

旅は何を残しただろうか
心の破片を握り締めた時の
右手のひらについた傷
流れた血は土が吸った

白樺の林 ....
 枯色の空洞をのぞく
 と、もうひとつ空洞があって
 にげてゆく
 母国には顔がない
 まぼろしの、川がない


 オルガンの音がひびく鍵盤の荒野でこごえた兵隊が
 身をよせあ ....
宣井龍人さんのおすすめリスト(2601)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
はちきれんばかりの_おもいのままに_三部作- るるりら自由詩9*14-3-18
蔵開き- ichirou自由詩13*14-3-16
メモリアルパークにて- イナエ自由詩9*14-3-16
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お花見のように- 吉岡ペペ ...自由詩314-3-15
猫のひげと春- 梅昆布茶短歌1014-3-15
二千十四年三月十一日に- 夏美かを ...自由詩24*14-3-15
害虫- sample自由詩414-3-15
糟糠の妻- 山部 佳自由詩514-3-14
レ、レ、レのレンホー- 花形新次自由詩114-3-14
道端の風- クナリ自由詩7*14-3-14
わりかん- 藤鈴呼自由詩4*14-3-14
星屑を吐いてアンドロメダ行きの汽車- 北大路京 ...自由詩614-3-12
膝_様様。- 朝焼彩茜 ...自由詩21+*14-3-12
飛べ- ichirou自由詩5*14-3-10
俺O型、子どもAB型- 北大路京 ...自由詩314-3-10
涙の香り苦しくて浴槽に沈む- 北大路京 ...自由詩214-3-10
朝顔が凍えている君のいない夏- 北大路京 ...自由詩714-3-9
もうカーテンは暖かいよ- ichirou自由詩17*14-3-8
優越感の優しさと劣等感のやさしさ- ichirou自由詩7*14-3-8
長すぎるツッコミの間に話が次へ行った- 北大路京 ...自由詩914-3-8
春の祭- フユナ自由詩19*14-3-8
草木萌動- nonya自由詩20*14-3-7
鳥の影- Lucy自由詩26*14-3-7
- 乱太郎自由詩20*14-3-7
中二階の黒猫- ……とあ ...自由詩18*14-3-7
ひぐちさんはどこか鬼ガニの、- 石川敬大自由詩1114-3-7
あんなに愛し合って他人- 北大路京 ...自由詩414-3-7
- 山部 佳自由詩814-3-6
亡国の指先- 石川敬大自由詩614-3-6

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