すべてのおすすめ
いらつきは雨のよう
ホームに駆け下りたら
行ってしまった電車
半分だけ見て出た映画
飲みかけのアイスティー
しおりをなくした小説

時がたっても
大人になっても
ぜったいにゆるす ....
  固いタイルに
  きみはうつ伏せ
  ぼくはぼく自身より
  長く鋭い針を
  きみの背骨の中点に差し込む
  素早く、直角に
  屹立させる
  こうして
  線と
  ....
飛行機がまっぷたつに割れて

僕は死を確信せざるを得なかった

シートごと乗客が

つぎからつぎへと剥がれて空に消えてゆく

僕にはするべきことがあった

悲しいくらい真面目に当た ....
はたらけ はたらけ 身体が動く限り
はたらけ はたらけ 時間が有る限り
はたらけ はたらけ 君を忘れる為に
はたらけ はたらけ 自分が存在する為に
彼女のためにリボンを作ろう
真っ赤なやつを

どこからでも見えるように真っ赤なやつを
夜空のまえに宇宙です

茫漠がしんしんと降り積みます

オリオンか

雨か

分からぬほどに酔っています

あなたは黄いろが好きなのです


おばあさんのベッド

窓ガラ ....
見つめられると目が泳ぐ 点

嘘をつくとき唇が溺れる 点

滅多に好きなんて言わない 点

温かすぎると慌てて逃げ出す フーテン

笑おうとすると頬が寒がる 点

お世辞を言う ....
曖昧な空間に出来た亀裂の中に身体を溶かして連続する呼吸はまるで推敲の足りない台本の様に不規則だ、何を言っているのかまるで聞き取れないスピーカーの音量に辟易しながら広告をやり過ごす様な時間ば .... 3時間過ごしてしまった

音楽を聴いたりぼっーとしたり

おうちに帰ると屋根のうえに

オリオン、おまえならなんて言うだろう


悪ぶってみたけれど

おまえを放っておくオスなん ....
青空のやつ
研ぎ上げたカミソリみたいに 輝いて
今日こそ世界中の 影という影を
断ち落とす 腹づもりらしい

太陽は 白痴みたいに
ただ 笑っているばかり
これからどれだけ 薄暗い血が流 ....
いのちまで取られやしない

いのちのお陰で好きでいられる

さあ来いよ

ぼくはあなたのライオンになる


淋しいのも悲しいのも平気

慣れてしまえばこんなもの

胸のしびれ ....
ふいに思い立って
ずる休みをした
一日ゆっくりしよう
そう思い
ふかふかのベッドで
真っ昼から寝てやった
勝手きままに寝てやった

まどろみから覚めれば
窓の外は薄やみ
ひょろ ....
ぽつんとひかる

それだけで嬉しくなれた

淋しくもなれた

悲しくもなれたし晴れやかにもなれた

ぽつんとひかる


遠くのマンションが

白いひかりを並べていた

あ ....
夜の中に透明な線があって

それは「雨」と呼ばれる

あの日、降りしきっていた雨も

今、僕の頭上では収束している

あの日、乾いた言辞を放った僕も

今や湿った男となった

 ....
排水溝に水が流れていく

無関心なざわめきが街からきこえ

ぼくは窓の外を眺めている

通りを徘徊するばばあの持っている

乳母車の中身はしゃれた靴下が一足で

足音を消すには物足 ....
壊れてしまったものはもう直せないよ。

困ったように笑って にいさんは
私が持ってきた玩具を私に返した

でも、

そう言いかけて私は思い出す

前に友達が大切にしていたカップを落と ....
  いま

いま

   いま

           いま、

「今」を追いかける

ねえ
いまは
いつわたしのところにあったんだろう

ねえ
いまは
いまどこにある ....
おんなはなにでできている
せいしと自尊とよくぼうと
ギャロップかたてに下北沢
ようやくひまをもてあまし
徒歩0分のカラオケあきた
とおりすがりとおりすがり
あなたのおなまえなんてえ ....
あの安心感
あの落着き
あの開放感
あのトキメキ

あの喜び
あの悲しさ
あの緊張
あの嬉しさ

あの苦しさ
あの悲しさ
あの辛さ
あの絶望
いつかきっと
そんな先のことはわからない
いままでもそうだったように
未来を確実な強度でたもつこと
そんなことは一体誰ができたんだろうか
過去に二回結婚を約束したりもした
それ ....
僕は異物だから
君の悲しみの中で
溶けてあげられない

僕は異物だから
君の喜びの中で
泡立ってあげられない

僕は異物だけど
とても脆いから
もたれた君の肩を支え切れない
 ....
彼女はひとつ年上の少女

まだ早い雪に消えていった

追いかけるのを躊躇う僕はひとつ年下の老夫

もう遅い蝉時雨の中に佇んだままだ
 
 


燃やせ 燃やせ

落ち葉の焚火をどんどん燃やせ


秋の木枯らし 凍えぬように

落ち葉の焚火をどんどん燃やせ


冬の迫った山裾の

赤い褐色 乾いた落ち葉
 ....
 


地獄の門から聞こえて来るよ
地獄の門から聞こえて来るよ

時を喰む音 病魔の寝息

望みを絶たれてなお消えぬ

虚ろな骸を引きずる足音


地獄の門から消えて来るよ
 ....
空の一番青い所から
滑り降りてきた木枯らしが
寝惚けたネクタイを
強引にたなびかせ
腫れぼったい意識を
心地好くシュリンクする

秋晴れハレバレ
ハレバレハレルヤ

空の一番柔 ....
 


鬼の子暗いの恐いから

少しもランタンはなさない

鬼の子暗いの恐いけど

ランタン片手に石を積む


ランタン抱えた鬼の子は

そろりとお堂を一巡り

ランタ ....
 


チルチルハナチルサクラチル

ウイノオクヤマハナミチル

カゼノフイテモハナノチル

テフノトンデモサクラチル

チルチルハナチルサクラチル

イツイツマデモユメノウ ....
これからもずっと好きです。
好きなだけです。それ以上は望みません、わたしを見ないでください、
わたしに構わないでください、嫌いです。あなたのこと、嫌いです。

これからもずっと好きです。
で ....
夜が少しあけるまえ
わりばしを一本もって君と山へ出かけよう
山の頂上について東の空から太陽が昇りはじめたら
わりばしを二つに割って一緒に
風に漂う生まれたひかりを
くるくるまわしてわたがしを ....
怪物が生きている

光輝く彼の歯は

ぼくらの目の前まで延びてきて

触手のようにでろでろと頬をなで回す

ペッペペペが時間を移動する

阻止はできない

絶対出来ない

 ....
faikさんの自由詩おすすめリスト(896)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いらつき- はだいろ自由詩511-11-6
交点- 草野春心自由詩611-11-6
一生一緒- 吉岡ペペ ...自由詩311-11-6
削る- ここ自由詩311-11-5
お気に召すまま- Rabbithole自由詩411-11-5
お月さま- 吉岡ペペ ...自由詩611-11-5
点点- nonya自由詩19*11-11-5
世界にはどうしてこんなにたくさんの音が溢れているのだろう- ホロウ・ ...自由詩4*11-11-5
オリオン- 吉岡ペペ ...自由詩811-11-5
青空の刃- さすらい ...自由詩13*11-11-5
胸のしびれ- 吉岡ペペ ...自由詩511-11-4
ふいにずる休みを思い立って- 青井とり自由詩611-11-4
ぽつんとひかる- 吉岡ペペ ...自由詩711-11-4
表情- yamadahifumi自由詩111-11-4
黒色の格子の中の人影の- 空中分解自由詩211-11-3
過失- きりはら ...自由詩411-11-2
- 森未自由詩4*11-11-2
下北沢情歌- キメラ自由詩311-11-2
信じる事を止めないで- ペポパン ...自由詩2*11-11-1
おしえてほしい- キメラ自由詩511-11-1
異物- nonya自由詩22*11-10-29
少女の影- 徘徊メガ ...自由詩411-10-28
焚火- mortalis自由詩111-10-27
イン_ザ_ラプソディー_rondo_scherzo- mortalis自由詩111-10-27
ハレバレ- nonya自由詩20*11-10-26
ほおずき- mortalis自由詩211-10-26
アサユメザクラ- mortalis自由詩211-10-26
ずっと好きです- ブロッコ ...自由詩5*11-10-25
ひかりのわたがし- 灰泥軽茶自由詩3*11-10-24
踊り子とジーザスみたいな奴ら- 空中分解自由詩311-10-23

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