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とぼとぼ歩く人間の足もとに

耳をつける

理不尽なほど大きな音がする


暗い
地上

力の
行進

高い
運命


とぼとぼ歩く人間の足もとに

耳をつける
 ....
おまえの住家の辺りを通過

おまえとおなじ雨粒見てる

おまえとおなじ灰色見てる

おまえとおなじ高さの曇天

おまえの住家の辺りを通過


そうだ、ぼくらは

他人のことな ....
ちいさな影が旋回する

曇り空には

そんな顔しない

生きている

しかたないだろ

ちいさな影が旋回する


こころの闇を見つめる

こころの光を見つめる


 ....
僕の昭和は40年代後半からだった

喫茶店の入口を飾るレプリカのような

素朴な人工がひかり輝く日々だった


遊ぶのは工事まえの土くれのうえだった

わざと転げて服をよごす

 ....
ぼくの抜けた歯を

おばあちゃんが外に投げた

いい歯が生えるといいなあ、と思った

冷たい夜気が窓を駆け抜けた

ぼくはテレビのまえで正座していた

正座して見ていると

おばあちゃんはいい番組だと ....
行く行く梅は今日も行く

桜ほどにも騒がれず

梅は行くのだ今日も行く


雲がくらあく光ってる

灰色の

冬にちかあい春の匂い


行く行く梅は今日も行く

桜ほど ....
勝ってどうする

この世のゾンビ

違和感のある前向きさ

未成熟ないのちのちから

勝ってどうする

この世のゾンビ


勝ちがあるから負けがある

黙ったまんまで
 ....
駅の明かり

そこからひとが吐き出されていた

皆なんらかの仕事を果たして

人生の主人公のような影をして

駅から遠ざかるために動いていた


歩きながらひとを愛した

からだを愛するには

遠すぎ ....
苦しんだり悔やんだり

いまさら心をたてかえたって

どうにもならないような気がした

肩とおなかににちからをいれる

惨めですっからかんになってしまう


遅くはないさ

 ....
つまらない試合だったと反省する俺を

そのまま励ますようなことはしないでくれ

悲しみに素直でいられなくなるから

考えに酔うように俺に喋りつづけないでくれ

頭でっかちには素直でいら ....
記憶いがいに興味ない

目に映るものが

生まれて初めて見るものだとしたら

気がおかしくなっちまう

記憶があるから認識するのだ

目に映るもの

記憶を刹那のうちに総動員して

認識しているぼくら ....
テレビであじさいの描き方をやってた

ぼくもそれをやってみることにした

灰色のクレヨンで花びらをテキトーに描いた

それからスポンジに染ませた紫で花びらをたたいた

可憐な色合いの絵が目の前に出来上 ....
そうだ

中学のときも

ぼくは突然友達に無視された

どこかで話し合われたのだろう

あきらかに悪いのはぼくだった

だからこういうときの

さ迷い方には慣れているはずだった ....
花火のようなものを幻視した

こぼれる火花は涙のようだった

熱いはずなのにぼくには涼しかった

そうだ、成熟した孤独を生きてゆくのだ


なにもかもを破壊してしまったよ

ぼく ....
国が国債を刷り続けても

みんなが金持ちになれないのは

金儲けの方法を知らないひとが多いからではない

人口ボーナスが低いからでもない

富める者も

そうでない者も

身の ....
世界中みんなに好かれるなんて無理だ

キリストだって人類の半分は敵だ

ひとはいろんな側面をもっている

それは環境によって引き出される

それは内面に隠された表面なのだ

世界中 ....
この地球にぼくがいるのは

惰性ではなくて

あなたがいるから

それはロマンティックな

ぺダンティックではなくて

ぼくという存在が理解していることなのだ


あなたがひとりのふりをするなら

ぼ ....
さびしいのに

さびしいふりすんな

さびしいのに

さびしいとか言うな


思い出

メルヘン

傷つき

通りすぎ


さびしいのに

さびしいふりすんな
 ....
朝早く

透明な夜

眠りからさめたひと

青暗い街道

まだ誰のものでもない空気

でもたしかに

誰かと繋がっているテレパシィ


旅の朝のようだ

ひとも木々も ....
帰宅して

いのちを祈る

心に座る

道のうえ

月がまんまる

夜に座る


砂漠いろの黄色い天体

幸福が明るく焦げている

ああ孤独って可笑しい


帰 ....
祖国のいろには水色が入っていた

流れる血にも

身につけるものにも

プレゼントするものにも

愛のことばにも

愛の行為にも

生きてゆくエネルギーには

それはマイナスだったかも知れない

方法 ....
あなたのおうちは洋館だった

あなたもわたしも小学生

いつも庭をわたしはのぞいた

のぞきながら前を通った

なかで何度か遊ばせて貰った

それが取り壊されていた

門にはシートが張られていた


 ....
あなたを思い切なくなろうとする

そう思えることが気持ちの幸福だ


ときどきみじめになるけれど

星を見つめるみたいな孤独と似て

仕方がないやと名前をつける


あなたを思 ....
ぽた

音がした

知らぬまに

涙がにじんでしまう

あくびもしていないのに

悲しくもないのに

もう限界なんだろうか

ぽた

音がした






 ....
ぼくが残したものは決断の残骸か

それともそれはしばらく輝くものなのか


決断出来ない大人たちが増えている

そう一行書いて自分もそうなのかと考えている

オリオン座

なにを ....
一体どうしてしまったと言うのだ

ぼくはきっと正直に生きすぎ

疲れきったたましい入りの

肉のかたまりだったのだろう

客席はすでに埋まりはじめていた



観客は老夫婦から ....
朝から好きです

それ以外はぜんぶ嘘です

この星は海です

それ以外は地上ですか?


ぼくは馬鹿や

ぼくは馬鹿や

ぼく以外はみんな賢こや

恥ずかしくてたまらんわ

ぼくは馬鹿や

ぼくは馬鹿 ....
この不快感を忘れない

きみのことは忘れても

この不快感は忘れない


どうされたら傷つくのかを

教えられたことは忘れない

つめたい命とは関わらない

そう誓ったことは ....
さみしいとか言ったらいけない

がんばるとか言わなきゃいけない

ひとのせいとかしたらダメだ

なあ、俺よ、この俺よ

ほんとうにそう思っていますか


澄んだ水色の空でした

ピンクとオレンジの色彩 ....
ひとを傷つけたり

迷わしたり

煩わせたり泣かせたり

そんなオレンジな俺だけど

嘘ばかりついて

嘘ばかり上手くなって

ほんとの気持ち探せなくなってる


夜がき ....
faikさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(61)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
交響曲第5番- 吉岡ペペ ...自由詩312-3-11
秒速120m- 吉岡ペペ ...自由詩312-3-10
こころの光- 吉岡ペペ ...自由詩412-3-8
水色と灰色の昭和- 吉岡ペペ ...自由詩712-3-4
流れ星- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-2-25
梅は行くのだ今日も行く- 吉岡ペペ ...自由詩312-2-22
ゾンビーズ- 吉岡ペペ ...自由詩512-2-19
春風のように- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-2-11
遅くはないさ- 吉岡ペペ ...自由詩412-2-4
のらり歩こうよ- 吉岡ペペ ...自由詩912-1-30
記憶いがいに興味ない- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-1-30
あじさいの描き方- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...712-1-29
あの頃- 吉岡ペペ ...自由詩212-1-29
成熟した孤独- 吉岡ペペ ...自由詩512-1-26
金と愛- 吉岡ペペ ...自由詩312-1-22
世界中みんなに- 吉岡ペペ ...自由詩512-1-18
ひとりのふり- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-1-15
さびしい言うな- 吉岡ペペ ...自由詩412-1-12
連帯のテレパシィ- 吉岡ペペ ...自由詩812-1-11
いのちを祈る- 吉岡ペペ ...自由詩7*12-1-10
水色の系譜- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-1-7
あなたもわたしも- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...2+11-12-31
星ときどきみじめ- 吉岡ペペ ...自由詩5+11-12-27
涙がにじむ- 吉岡ペペ ...自由詩6+11-12-26
大人たちの哀歌- 吉岡ペペ ...自由詩511-12-23
ある映画祭- 吉岡ペペ ...自由詩711-12-23
ぼくは馬鹿や- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...411-12-22
忘れない- 吉岡ペペ ...自由詩611-12-22
冬の夕景- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...7+11-12-19
オレンジな俺- 吉岡ペペ ...自由詩6+11-12-18

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