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ひまだし泣いてやる  やーい
 へたくそ

 生きるのが
 へたくそ


 つるつるに磨かれた
 硝子テーブルを這いまわる
 コガネムシみたいに

 もがいちゃってさ
 いたずらに

 ピアノ ....
雨や風にさらされて
月日が過ぎて
崩れては消えてゆく

光と影の浮き沈みで私に語りかけ
三味線を鳴らし唄うのは石の像

笑っているのか
哀しんでいるのか
なんだろう
くすくすとささ ....
またたいたまたないた いろいろとさみしくてキリンでいる 言葉って、抱きしめられない
口づけたり、切りつけたりできない

だけど、君に会いたい

針先ほどの穴に
空が吸い込まれていく
風も太陽も巻き込んで

言葉って、食べられない
 ....
一筆書きで行けるとこまで行くつもりの眼をしている 雪だるまは旅に出たことにしました 黒ヤギさんが食券を食べてしもたんや  空は
 白紙に似ている

 私たちの
 頭上に開かれた
 広大な空間

 人は そこに
 想い想いの
 絵を描く

 でも 私は
 そこに描き得る
 どんな夢も
 持ち合 ....
知ったようなことを
ほざくのが
気持ちよくてね

その代償は
賢者からの軽蔑

ハイヒールの踵で 不意に
背中を蹴られるような気分さ

気の利いた冗談を
言えるようになりたいんだ ....
ネクタイはずして君色に戻る 甘いモノばっか口にして
青写真の上で踊らされ
あからさまな嘘に 慣れていく

他人の思惑に乗せられて
自分の声には耳を塞ぐ

そんな生き方が 楽ちんだ
なんて 思っていたけど

ど ....
合わせる歩幅がある マイノリティーよりマジョリティー
迷子になった一匹の魚のように
僕は ゛みんな ゛にあこがれていた

…゛みんな ゛…

なんて 素敵な響きなんだ

軒先に吊るされ
春の息に踊る
 ....
シンメトリーなクレイジーがある 夕暮れどき

路地をバイクで走りながら

眠気を誘う

ちょうどよい風にゆられながら

家屋やマンションから漏れてくる生活音や話し声

屋根や電信柱の隙間から覗く空に

うとう ....
絶海の孤島に漂着して
今日で何日目?

生れ落ちた時から
君は遭難者だった

街を歩けば
行きかう人の
顔、顔、顔

彼等は所詮 幻
手の届かない 幻

 ....
忘れる人がいるかもしれないふたつ持っていく 美人が遠くに座った ケーキを食べるためについている口だ 泣くよウグイス情緒不安定 ひとりごとのボリュームをあげた からっぽの部屋でパンクする 小学生ぐらいの女の子が下校中一人で

自分に課したルールで遊んでいるのか

罰ゲームか何かなのか

後ろ向きで住宅街をゆっくり歩いている

月面遊泳のようなスローモーションで

ラ ....
何かの偶然で

チョコレートとバナナを食べる時がある

それは特別に用意したものではなく巡りあわせ

チョコレートを口に放り込んで小腹具合にバナナを齧る

またはバナナに途中ちょっと飽 ....
空高く晴れ模様

影は濃く

潜る深い意識の世界へ

アスファルトに映る

私の影は

生き生きとしていたので

ずうっと眺める

影は何かを話したくて伝えたそうだ

 ....
泡が弾けては増えていく

一口泡髭踊らし拭い青い空

目を閉じて喉を鳴らす

苦みが鎖骨のあたりの張りを和らげる

顔が華やぐ

夏が来るよ

でもまだもう少しと

きゅう ....
家を出たとたん
タピオカころころ雨粒ころころ
大きな傘さしチャリに乗る
ぱらぱら降ってすぐ止むかんじ

春風ちょっと強いかな
子供が傘でちょっと浮いている
楽しそうに笑って
台風かね台 ....
一つの言葉を想いつづける

その言葉は今も昔も変わらぬ凡庸な言葉であるけれど

日々想いつづけることによって

その言葉は私の中でいろいろな形や色をなして

広がりまたは消えてなくなり ....
faikさんの自由詩おすすめリスト(896)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ひまだし泣いてやる- 北大路京 ...自由詩513-10-4
へたくそ- まーつん自由詩1013-10-3
やわらかな五百羅漢- 灰泥軽茶自由詩13*13-9-29
またたいたまたないた- 北大路京 ...自由詩513-9-26
いろいろとさみしくてキリンでいる- 北大路京 ...自由詩1013-9-24
言葉の人形たち- まーつん自由詩8*13-9-22
一筆書きで行けるとこまで行くつもりの眼をしている- 北大路京 ...自由詩813-9-21
雪だるまは旅に出たことにしました- 北大路京 ...自由詩1213-9-21
黒ヤギさんが食券を食べてしもたんや- 北大路京 ...自由詩813-9-20
天と地が出会う場所- まーつん自由詩913-9-19
馬鹿は嫌いですか- まーつん自由詩10*13-9-18
ネクタイはずして君色に戻る- 北大路京 ...自由詩413-9-15
心の運動不足に関する覚書- まーつん自由詩11*13-9-15
合わせる歩幅がある- 北大路京 ...自由詩713-9-12
生命の雲- まーつん自由詩613-9-7
シンメトリーなクレイジーがある- 北大路京 ...自由詩313-8-29
夕暮れどき- 灰泥軽茶自由詩413-8-28
立ち上がる波- まーつん自由詩13*13-8-20
忘れる人がいるかもしれないふたつ持っていく- 北大路京 ...自由詩613-8-18
美人が遠くに座った- 北大路京 ...自由詩513-8-17
ケーキを食べるためについている口だ- 北大路京 ...自由詩513-8-8
泣くよウグイス情緒不安定- 北大路京 ...自由詩413-8-7
ひとりごとのボリュームをあげた- 北大路京 ...自由詩1113-8-7
からっぽの部屋でパンクする- 北大路京 ...自由詩413-7-28
うしろ歩き- 灰泥軽茶自由詩1013-7-22
チョコバナナ- 灰泥軽茶自由詩1413-7-13
千切れた影は何処へ行く- 灰泥軽茶自由詩713-6-13
ビールの泡と目を閉じる- 灰泥軽茶自由詩613-6-8
雨もよもよ- 灰泥軽茶自由詩1113-5-19
一つの言葉- 灰泥軽茶自由詩3*13-5-16

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