朝の近くで
鳥はそうそう、何ごともなかったように
空の下 奏でている
わやくちゃになった己こころ
沈めたいともがきつつ
ただ座っている
朝が近づく

やっと明ける不安からのかいほう ....
若手漫画家の登竜門としてCOM並びにガロはぼくらの教科書だった。

その女流の中でも異彩を放っていたのがこのやまだ紫氏と岡田史子氏だったと記憶する。

やまだ紫さんはもともと詩人だった ....
駅前の連絡通路では南米のバンドが花祭りを歌いながら民族楽器

ケーナとかを売っている

大宮は今日もサンセットFMNAC5でグルーブする街並みは

ソフマップのあるアルシェビルから発信され ....
 
混沌とした水が透けるとき

言葉を釣り上げる喜びといったら


あぁ、まだ詩をやめられそうにないよ



 
老夫婦が
買い物袋を提げて
楽しそうに歩いて行く

幸せは案外地味な装いで
まだ冷たい風の中
首を竦めて待っているのかもしれない

知らん顔して
何度も通り過ぎて行った
それは自分 ....
雪が僅かに消え残った海岸に
揺れているのは去年のススキだ
長く厳しい冬の間
雪に埋もれて立ち続けていた
ススキはいつ倒れるのだろう
既に枯れているのに
命の抜けた穂を振って
いつまで風に ....
寝ない子がくまちゃんを寝かしつけている 杉の木から 吹き降ろされた雪が
荒れる風に乗り 空気になだれる

開けた戸から数歩
白く 冷たく
散らされる雪と
ふらり 共に立つ

お迎えに参ります 春

背中にかぶさる重さも
 ....
水たまり跳ね 三日月揺らす
汗ばむシャツと 雨上がり道

待ち人探し 浮き立つこころ
僕はふわふわ わたあめのよう

君は真っ赤な りんご飴舐め
それによく似た ほっぺで笑う

並ん ....
ショッピングセンターの駐車場でカレーパンと牛乳でお昼を済ました

なかなか家に帰れない

僕の家って本当は彼処じゃ無いんじゃあないのかなんてねときおり思うんだ

誰も待ってないし読まない新 ....
真っ赤な林檎の皮をするり剥きますと
白く瑞々しい果肉が微かに息づいて
頬張れば甘く酸っぱく
口いっぱいに広がっては
心地良く渇きをいやしてくれるのです

そのおんなもまた
高い梢に輝いた ....
割れた木魚から誰かの魂が出ている 信号の点滅に呼ばれて
急いではいないのに駆け足になる
有り余る時間よ早く進めと
走る 走る 白と黒

手を繋いできた暗い道を
引き返す時は街灯が冷たい

ほんの数時間離れることが
温 ....
入道雲がたかく盛り上がっていた
あの丘の向こうにぼくらの夏がある

縁側にふたりならんでこしかけて西瓜を食べた

僕が種を飛ばすと君はぼくより遠くへとばそうと
おたふくみたいに頬ふくらまし ....
 
体がうごくとき、心もうごくだろうか?

心がうごくとき、体もうごくだろうか?


あなたに、うごくだろうか?




 
とんがりコーンを指にはめて突く 朝、目が覚めると昼だった。
おかしい。

目の前にアナログな小さな目覚まし時計。
それは短い針が1と2の間くらいを指している。
おかしい。

時計が、ずれている。
電池、変えなきゃいけ ....
まだ涙はあるか血は流れるか
何かを忘れてはいないか

誰かを犠牲にしてないか
驕ったつらしてないか
問う事を忘れていないか

ともすれば自分の痛みに埋没して
痛み分けを忘れてほうけてる ....
口笛を吹き 時間を過ごす
慣れない音楽を流し 口笛を吹く

そう 曇り空との融合のように 時間を過ごす
無駄を嫌わない のんびり伸ばす音楽

はもる口笛 ボーカルの異国語の伝言
そう 虹 ....
雲がちぎれて流れる

風はある気配をはらんでいる

君の瞳の中にある感情

配置とバランスが変わってゆく

静かなダイナミズムをもってものごとが動いてゆく


遠くで闇が切り裂か ....
造られたのだ
望んだ訳でもなく
花の像に似せられて
花の代わりに飾られて
その美しさに比べられ

蔑まれては
やがて飽きられ捨てられる
色褪せても尚
枯れることも許されず
土に還る ....
 昨日の晩は蛸を甘辛く煮て食べた

 最近は昔に比べて値が上がり
 生意気にも百グラム二三八円とかしやがる
 おまけにどいつもこいつも
 モロッコとかモーリタニア産で
 明石のこやつな ....
力の抜き加減を調整し 残った力の余韻がナチュラル

コンプレックスを只の生き物の様に生かし
 
 自分の足元を見る 観察の虫眼鏡で光を集める

菜の華の黄色い匂い ナチュラルさがラストノー ....
さらっとしながら
肌を刺すような
雪国の冷気も

真夏の高原の朝の
ぴりぴりくる
肌寒さも

その土地の
その季節が抱える
1日の予告

真夏のひまわり畑で
落雷や夕立も ....
 
あかん日もある

そんな日もある

けど、そやない日もある




 
わたしのやる気が逃げて行った
元気や根気も一緒のようだ
荷物をまとめ
手に手を取って
わたしのやる気が逃げて行った
追いかけることなどできはしない
途方に暮れて
薄闇の
終わりとも ....
気づき
ためらい
それは当然のこと

誰もそれをとがめない社会が
欲しいと思った

たちどまろうと
早足で歩こうと

いいんだあなたの姿で

ただそれに気づかない事だけが

 ....
 日々を無駄に過ごすなって
 お袋によく言われたっけ
 汚れたエプロンを
 鎧みたいにまとって
 布団たたきを握りしめ
 水仕事に荒れた両手を 腰に当てて

 にらんでいたお袋

  ....
ぼくは、このメガネは、二年くらい前に買ったものです、
近くの眼鏡屋さんで。
最近はほんとに目が見えなくなって。
遠いところも近いところも、ね。
このメガネも、多分目にあわなくなってきているんで ....
日曜日の朝風呂は
どこか わくわくとして後ろめたい
隣のおばさんがそろそろパクチー(犬です)を
散歩させる時間
湯気でくもっている気配の浴室の窓をちらり見て
一体誰が入っているのかしらんと思 ....
灰泥軽茶さんのおすすめリスト(1083)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
朝の近く- 唐草フウ自由詩14*13-4-8
トリビュートやまだ紫____性悪猫- 梅昆布茶散文(批評 ...913-4-8
大宮サンセット- 梅昆布茶自由詩713-4-7
やめられそうにないよ- 殿上 童自由詩26*13-4-7
気になる季節- ただのみ ...自由詩17*13-4-6
春のススキ- Lucy自由詩16*13-4-6
寝ない子がくまちゃんを寝かしつけている- 北大路京 ...自由詩1813-4-6
ここへ- 砂木自由詩14*13-4-4
あめとまつり- 中村 く ...自由詩7*13-4-4
からっぽの家には- 梅昆布茶自由詩16*13-4-2
心の化石- ただのみ ...自由詩25*13-4-1
割れた木魚から誰かの魂が出ている- 北大路京 ...自由詩713-4-1
見送った帰り道- 中村 く ...自由詩4*13-4-1
ぼくらの夏- 梅昆布茶自由詩11*13-4-1
うごくだろうか?- 殿上 童自由詩21*13-3-31
とんがりコーンを指にはめて突く- 北大路京 ...自由詩613-3-31
異次元マイルーム- 瑠依自由詩213-3-30
もう一度孤独になる- 梅昆布茶自由詩13*13-3-30
ヨンシーを聴いて- 朝焼彩茜 ...自由詩7*13-3-29
暁の部族- 梅昆布茶自由詩1513-3-28
造花の詩- ただのみ ...自由詩24*13-3-28
蛸に思う- 平瀬たか ...自由詩8*13-3-28
自然体の力- 朝焼彩茜 ...自由詩713-3-26
かたびら- 鵜飼千代 ...自由詩22*13-3-26
けど- 殿上 童自由詩21*13-3-24
- ただのみ ...自由詩18*13-3-24
気づく- 梅昆布茶自由詩813-3-24
アトリエのブルー- まーつん自由詩13*13-3-23
路地を歩くメモ- オイタル自由詩213-3-23
準急列車が出発します- そらの珊 ...自由詩19*13-3-23

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