夏空のうた
橘あまね
とくん、とくんときみはうなずいて
真昼の空をひろげてみせた
背伸びして手をのばしてもまだ遠い
青の時間につつみこまれる
目をふせて きみは何かを想ってる
雲にかくれた月に似ている
ひろがりとふくらみをまだ隠しておこう
もうじき雨がやってくるから
短歌
夏空のうた
Copyright
橘あまね
2011-07-22 00:24:26