{引用=さっき見た夕暮れさえもほんものか千年あっても知るすべは無く
                                ETOILE}


木漏れ日の揺れる街路でまばたきの ....
光の傷の足跡でした
小さくまぶしい姿でした
川はあふれ
流れはくちびるのかたちをして
水と土とを引き寄せるのでした


流れの音は
光の花の緑をしていて
過ぎてきたどこか ....
水は途絶えを忘れる薬

波を待ち望む青年や
イルカを愛する少女の瞳

波うち際に揺れる小舟や
小高く揺れる果樹の枝


彼ら
彼女らの
その目の海は
わたしには見えない
 ....
誰も知らないところへ行って
私は黙って砂を掘る

気に入らないの と言えなかったから
砂にうずめてどこかに流す

浜辺はそんなものばかりで
私が知っているだけだけれど
あの子が立ってい ....
触ってごらんよと
差し出された指に瞳は釘付け
少しでも長く
貴方の指に触れていられるよう
ゆっくりゆっくり
手なんて繋ぐ関係には
100年経ってもなり得ないから
ここぞとばかりに

 ....
午後の紅茶に
隠れてます

笑ってるし!
カップのそばで角砂糖が溶け出した

テーブルの向こうの景色が甘くゆがんで

青く透明な空気がゆれる

濃いめのコーヒーがくちびるにふれると

ひろがる香りとまざりあうことば

でき ....
幼馴染み
みつぶた ひさぶた は
中学生になった
もうさぁ大人やん 
これからは ぶた呼ぶのやめよに 
うん
み………つぶたぁ 
ひさ………ぶたぁ

やっぱこのままでええっか ....
 「どうして関西人なのに関西弁で朗読しないの? どうして女の子なのに男の子の言葉の詩なの?」

 2002年6月15日、東京某所で行われた「いんこ虎の穴」というイベント。
 これに私は観客として ....
君が夜勤のデスクで欠伸している頃
わたしの襟足は寒いから
結んだ髪をほどいて
お化けみたいになってる

メールする相手がいて
いいね
メールするのが苦じゃないなら
尚更いいね

首 ....
反芻する嘴に傷をつけないでくれないか
誰が為に歌っているのでない
鷹になれ!この目!
兎になれ!この耳!
犬になれ!この鼻!
貫く空に顔向けが出来るように
蝙蝠が夜明けを見送って
遥か先 ....
あやつられる
わたしの背中に糸が生えている
よく見ると
足からも
腕からも
糸が生えていて
どうにかすると口がパクパクする
声だけが違う場所にあって
伝えることができない


こ ....
「なんでぼくはいきているんだろう・・・?」

十代の頃から十年以上問い続けてきたが
宙に浮かんだ透明な「答」を今もなお{ルビ掴=つか}みあぐね
差し伸ばした腕の先に手を開けば
只 僕というち ....
君と

ばいばいって

約束もなしに

手を振るとき

誰かが

波打ち際で砂を踏むのです

僕の胸の奥の

小さな

渚で
空と鉄の擦れ合う音が
まるくやわらかな緑にはじけ
蒼く蒼くしたたりおちて
土の下の土を流れる


夜の水を抄いとる手
音のない曲がり角
遠く軋む火に染まる
誰もいない光に ....
 
 放たれる矢のように
 朝露がこぼれ落ちたら
 その瞬間をみんなに見てもらいたくなった

 よく眠れた朝は澄んだ空気に包まれて
 まっさらの僕は時計を投げ出して
 酒も飲まずに朝に酔 ....
もう少し、やさしくすればよかったと後悔なんてしている夜明け

やさしさが取り柄の君を傷つけてひとりよがりのロマンぶつけた

男なら振り返らないと決めたけど大事なものを失いそうで
 
君がゆ ....
待たなくても夜はきてしまうから
朝はどうしょうもなく待ち遠しい


眠れない


そんなことはもう
考えなくなりました


「アシタカ」というのは亀の名前なんですが
てっきりオ ....
ピアノ、ピアノ、ピアノ
ピアノが招く
ピアノの国へ
音から生まれた
音の鳴る子が死んでいく
生まれることが寂しいと
音の鳴る子は死んでいく
船縁叩いて鳴るピアノ
ピアノの国から
ピア ....
夜の星の下で
俺とおまえとこうして立ちながら
静かに汚れてゆく
川を見つめている
昨日から明日へ移動するためには
おまえの脳髄に流れるこの川を
わたらねばならぬ
でなければ俺たちは
い ....
羽を持つ動物達はシェルターへ摩天楼には空がないから

「首都圏に流星警報発令中帽子を被ってお出掛けください」

夢診断「知りたがりやのあなたには自己陶酔家の恐れがあります」

「この ....
 遠くにいきたい
 遠くにいきたい

 ささやく声にみちびかれ
 この髪の毛を風になびかせ
 かろやかな足取りで
 時に立ち止まり
 光りと影のおりなす景色を眺めながら

 遠く ....
恋のうたを私はうたう

恋には
希望があるからだ
もちろん
裏切りも
いさかいも
絶望だってある

だけど
傷つくのは
私とあなたで

その宇宙は
誰にもわたさない

 ....
足は
深い草の中だった
踏んでいるつもりで踏む足音は
深く柔らかな草の中からだった


うらぶれたいだなんて、高架下
うらぶれたいだなんて、アスファルト
いつからか ....
宇宙では人は一人と気づくはず 濃い闇のなか手もつなげずに

幾千の星ひとつずつ消えゆくをともに見ようか願いなどせず

音楽が鳴り止んだから席を立つ 椅子取りゲームは不参加の君

リモコンで ....
ごはん

うまい

ごはん

うまい


きれい


わたしはまだ

だいじょうぶだなって思う
 「どうして、書いてある詩をわざわざ声に出して朗読するんだろう?」

 詩の朗読、ポエトリーリーディングと言われるイベントに幾つか参加した後、当然のように湧いて
きた疑問がこれでした。
 もち ....
あめもないので
くつもぬぐのに
かみのけのいろ
うでどけいしろ
かくれんぼしよ

しかたもないし
こいしてないし
はだしであるく
あすふぁぁると
あめさえふると

おむにばすあ ....
#31

 帰り道は
 いつも
 悪魔祓いのことで
 頭がいっぱいで

 だから
 しょっちゅう
 道に迷ってしまう



#32

 ことばしか信じない
 ことばにな ....
おかしくれなきゃ いたずらしちゃうぞぅ


卯月の第一日曜日に始まった夏時間が
神無月の最後の日曜日に
静かに幕を閉じようとしている


日本ではまだ夏時間と言う
エネルギー節減の風 ....
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