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ぼーん ぼーん
内側から鳴り響く
真白いカルシウムの固まり共
ぼーん ぼーん
時を記すのではないのだろうに
余計なものを剥ぎ取った痕
ぼーん ぼーん
そこは特に空っぽだから
音が共鳴し ....
反芻する嘴に傷をつけないでくれないか
誰が為に歌っているのでない
鷹になれ!この目!
兎になれ!この耳!
犬になれ!この鼻!
貫く空に顔向けが出来るように
蝙蝠が夜明けを見送って
遥か先 ....
蜜のために眠るストレイキャット
廃墟の揺り篭は懐かしいか
チョウセンアサガオは雨に報復を受け
明日は古びたレコード盤のために
きっと声を張り上げて歌うのだろうよ
おいでおいでストレイキャット ....
初秋の真夜中には
静かな鬼がひそんでいる
カラメルの味を口一杯にして
ゆっくり天井へと吹けば
セピアのまぁるいシャボン玉
鬼は大事そうに掌にのせ
凪に向かって謡うのだ
?天国での罪を今、 ....
彼女は飛んでいってしまった
灰色のコンクリートに
白い羽を数枚残して
夕日目指して飛んでいった
だめだよ
あまり高く飛んでも
あまり低く飛んでも
失墜する
ほらイカロスのように
大き ....
心の海は
?ジエチルエーテル?
醜い嫉妬は
?火打石?
カチリカチリと…
追い詰められた
時間は短い
導火線
軽い火傷か
重症か
逝くか堕ちるか還るのか
粉々に散ってゆくのは…
 ....
彼の人の 通いし道を 歩く時 
    前後左右に 研ぎ澄まし五感

六感を 頼りに来ては 天秤に 
    かけては揺らす 期待と諦め

茶柱が 幾本立てども 会えぬ日は 
    粉 ....
しらいし いちみ さんの唯浮さんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
白い音- 唯浮自由詩1+*05-11-2
鶏鳴- 唯浮自由詩105-10-30
猫の子守唄- 唯浮自由詩205-10-26
真夜中の鬼- 唯浮自由詩305-10-8
十六の声- 唯浮自由詩205-10-6
ココロノ〝ドク〟- 唯浮自由詩205-10-3
或る道化師の一日- 唯浮短歌205-9-22

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