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鳥がついばむ彼方の星を
ここはどこかとうめく空

雨がしとしと名を呼びます
風にちらちら花燃やす
迷いこんだは露の中
返事をするのは うそぶく化身

いいねぇ
ねえ
舞って散るのは ....
陽は斜めに、
影は長く伸びる。

あの足跡まで、
もう少し。

ようやく影が、
足跡を捕まえた時。

旅人は、
部屋を出た後だった。

カーテン。
ふ ....
ビッグバンの揺らぎがもたらした、宇宙の隅の小さな星で
アミノ酸の複合体である僕等が愛を語る

いやこんな話はもう止めようか

窒素と酸素に水素に炭素
君の体を構成する元素たち

その一 ....
しずまりかえった夜
の浸透圧で
ゆるやかににじむ
染まりゆく夜
染まりきるころには
わたしたち 空っぽ

恋は死ぬ
愛は死ぬだろうか

輪郭は想う
幻色で、つめたく卵
うすく微 ....
第三公園にて
子供たちの遊びがバタリと終わり
夕刻が全く遊びではなくなったころ
通称・動物公園、を
理解できずに正しく第三公園と呼んでいたら
わたしの待ち合わせだけが上手くゆかないまま
わ ....
チューズデイ・ラブ。朝、目覚めれば彼女はパティという名前だった。お母さんはパーマがうまく巻けないし、お父さんの口臭が嫌いだった。そして階段を軽やかに滑り落ちる。今日は太陽ごっこよ。太陽ごっこをして遊ぶ .... 私の中に
午前を飼っている
白い舟がいくつか
遠く漂う午前だ
華奢な草の葉がためらいがちに揺れ
吹く風のなかに
覚束なげな青さが
消えない午前だ

もう長いこと飼っている
だからも ....
僕は感じる君の気配を
弓なりの曲線は
甘い咳払いひとつ


それは涎のようでもあり
差し出した僕の人差指に乗り
鳥かごから出ようとする可愛い小鳥
胸一杯の期待感に
ひ弱な翼を震わせて ....
残暑が、高らかな色彩吐露を
自ら慎みはじめている
少しでもぶり返せばそれは
奇声、とひとことで片付けられる


薬を拒んでも、夏は引いてゆき
もう夏風邪とは呼べない何かと ....
夜明けにそっと
顔を手でおおい
いかにも
不吉に笑う

今日の糧は
厳かに実っているけれど
何も言わず
ただぶらさがっているわけではない

しゅくしゅくと鳴る炊飯器
ひとつぶひと ....
もうひとり詩人が欲しいわね
彼女が言うから
もう一人生むことにした

{ルビ同胞=はらから}は多い方が賑やかだ
哀しいときは
兄と妹で手をとりあって泣くのだ

経費のことはまかせな ....
その日の夕方
妻は花束を抱えて帰ってきた
赤 青 黄 白
色とりどりの花の群れ
寝室の棚の上に花瓶を置いて
妻は花をその中に挿した
赤 青 黄 白
色とりどりの花の群れ
部屋の中は美し ....
梅雨が明ける
青空の隙間から熱い風が吹く
素足を焼けた砂に投げ出せば
背中や肩や胸元に焼きついた記憶と
砂塵とともに行方を知らせない記憶たちが
行き来する
だから
こうやってここで
生 ....
あしもとから吸い上げたあしたの記憶が
葉脈をつたって
四肢に達し
やがて、蒸発してゆく


芽生えを待つからだに
クロスする
光合成の日々
涸れているのは喉なんかじゃなく
わたしの ....
オモチャ箱には
彩り鮮やかなブロック
そのひとつひとつを
あちこちから眺めては
思うがままに積み上げる


時にはいびつな格好に積み上げては
夏の終わりを告げる土用波に
あっさり崩さ ....
しずかにたたずむ ひとは
風の流れる さやかな笑みを
薄紅色の肌ですいこみ
未練なく放熱し
終りをうちあけて

やわらかに傾いた
音色の日差しにつつまれ
緑は青青と奇声を発しながら
 ....
おかえりなさい、が あったのだよ

ひらけば其処に
おかえりなさい、が あったのだよ


そとから帰って
よごれた手も洗わずに

とってもとっても
温かかったのだよ

 ....
机が坂を滑り落ちる
その形状を保ちながら
机が坂を滑り落ちていく
誰に目視されることもなく
他に滑り落ちるもののない坂を
机が机として滑り落ちていくのだ
ああ素晴らしき滑走!
け ....
ふと遠いところへ行きたくなる

通過電車に手をのばせば届きそうで届かない
本気で身を乗り出すと本当に連れ去られてしまうから
「危険ですから、黄色い線の内側までお下がりください」
というアナウ ....
種子が私を追い越そうとしている
それはとても嫌なことなので
速度を上げる
と、背が少し伸びる
冬に逝った人の名を
夏の終わりになって
帳面に書き足す
遠くが見えるということは
かわ ....
何だか最近こんな感じだね
ちょっと手を伸ばせば
君の優しさに触れられるのに
何故かためらってしまう


あのゲームと一緒かも
無数の穴凹から僕のあたまは
勢い良く飛び出しては
怯えた ....
みじかめに
つめを切ると

ゆびさきが
やわらかくなる

そのあと

髪を洗うとき
ゆびさきが
あたまのひふと
みっせつに
ふれる

そのあと

キーを叩くとき
ゆび ....
未だ硬い、既に確かな
夏でもない、秋でもない、果実で
深緑は
瀕死であることを理解している


見上げれば、ひとつの一秒が
高速で遠のいてゆく
わたしは、何に対しても連 ....
さくら かんざし
あかねの 鼻緒

ねむりの いわおに 
腰かけ
仰ぐ 


ちり ち り りん
金魚の尾ひれが 
風鈴を蹴る

ちり ち り りん
黄色の帯と 
左手 
 ....
午後11時55分の川面に浮かぶ 昨日行きの船は
今日の悲しみを乗せて 海の彼方へ


満ち潮には 増減があるのだと
思い巡らす 詩人の夕暮れる刻
紅葉した太陽が 海へと流れ行く

 ....
桜降る あの 朱色に染まる門前で
逝き 生きと 別れたというのに
あなたは 私の夢の中で
「君の傍にいるよ」とか
「守ってあげるよ」とか 言うのです。


幸せだった一日の終わりに
 ....
楽園の夢を見た
この世界ではいま
それが必要だから

まず
都市計画の話を
人間の楽園の話をしよう

ペブルビーチ
サンドビーチ
エプコットビーチ

椅子に座って
話をしよう ....
あなたの温かみと重みが
わたしの存在に加えられる
その重みで
わたしは少し沈む
ほんの少し
沈む、あなたのわからない程度に

支える四本の脚
と呼ばれている、それは
わたしの言葉
 ....
メディ知家のウンムラウ兎葬 Loopすモデの指輪r×finのピン
扉ヲノ・ノックinアトリAir、コデ韻ショウerのカーゼの中
笑ラフ塗装の赤.no墓に 踊るO$銅貨の王 he鳥の影n'月下に
 ....
むらさきいろの透明グラスは
この指に
繊細な重みを
そっと教えており

うさぎのかたちの水色細工は
ちらり、と微笑み 
おやすみのふり


壁一面には
ランプの群れがお花のか ....
tonpekepさんの自由詩おすすめリスト(1074)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
零露- こしごえ自由詩10*05-9-5
「_かーてん・こーる。_」- PULL.自由詩12*05-9-5
理屈っぽい僕が愛について思うこと- 伊藤洋自由詩3+*05-9-4
水母- こしごえ自由詩13*05-9-4
第三公園にて- A道化自由詩1305-9-4
知ったかぶりパティの火曜日- nm6自由詩9*05-9-3
午前を飼う- 塔野夏子自由詩26*05-9-3
電気椅子- 恋月 ぴ ...自由詩14*05-9-2
密告日和- A道化自由詩1305-9-2
仕度する窓- こしごえ自由詩5*05-9-2
月夜- あおば自由詩12*05-9-2
悲鳴- 岡部淳太 ...自由詩6*05-9-1
凪の素描- 芳賀梨花 ...自由詩10*05-9-1
クロロフィル曲線- 望月 ゆ ...自由詩16+05-9-1
紅葉ひとひら- 恋月 ぴ ...自由詩10*05-9-1
晩夏にて- こしごえ自由詩13*05-9-1
小箱- 千波 一 ...自由詩15*05-9-1
孤独- たもつ自由詩1205-8-31
夜の地下鉄は海の匂いがする- ベンジャ ...自由詩53*05-8-31
自由研究- たもつ自由詩14*05-8-30
もぐら- 恋月 ぴ ...自由詩14*05-8-30
ゆびさきプラグ- 朝野自由詩12*05-8-29
愛おしい密葬- A道化自由詩1405-8-29
献花- 千波 一 ...自由詩43*05-8-29
泣く秋- 千月 話 ...自由詩9*05-8-28
降る夢- 千月 話 ...自由詩11*05-8-28
都市計画/楽園- カワグチ ...自由詩14*05-8-28
椅子- たもつ自由詩2205-8-28
落下と兎- 六崎杏介自由詩505-8-28
硝子工房- 千波 一 ...自由詩23*05-8-27

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