べつに 考えなくていいよ
沈む 
あなたに 思考はないの
形すらないの 愛よ 
大抵
変わらない ものはないよ

何もなきゃ 愛せないの?
あなた 
考えなくていいの
信じたいもの ....
寒い朝となりで眠る肉塊の寝息を聴く部屋 外に雨音



興福寺 阿修羅の像は真夜中も闘うように突っ立っている



いかりとかにくしみだとかねたみとか ほしにいのってけしさりた ....
誰かを赦すことが蔑みや嘲笑の的となり
誰かを許さず非難することが賞賛や奨励の対象となる

逆さまに吊るされた男が
哀れみを含んだ瞳で私を見つめた
男は足首を2本纏めて荒縄で縛られ
両腕は下 ....
少女が石を拾う
気まぐれの戦利品じゃないことは
知ってる

ループが繰り返しではなく
死と再生の渦であることも

かつて人類の到達点は
地球を太陽にすることだった

あらゆるも ....
シャボン玉を吹いた
あの日の希望のように
奇跡みたいな虹色
刹那の喜び
弾けて跡形なく消えた

落胆から眺める最高
再び手にするストロー

シャボン玉が飛んだ
沢山連なって
虹色 ....
悲しいことがあったなら
目を閉じて数を数えなさい
ひとつ。1歳の出来事
ふたつ。2歳の出来事
そんな風に思い浮かべながら
自分の一つ先の歳まで

人や運命を憎みたくなったら
海を憎 ....
ただ、青くて
細く収束する顎の形
幼い紙質の上に
設計図面を描くといつも
自動扉のところで
ふと途絶えてしまう

お昼の休憩中
遷都のようなものがあった
街のいたるところから ....
しごとの失たいを
星の運行とむすぶのは慣れている
傷を季節と分かちあう
古い知恵

深い疲れのおり
壁にかかった絵をみる
樹氷のある
白い湖の畔

南うまれのわたしが
みないかも ....
こんなこと、考えたことない?
朝、病院に忍び込んでさ、
まだ眠ってる患者さんたちの、おでこんとこに
ガン、ガン、ガンって、書いてくんだ。
消えないマジック、使ってさ。
ヘンなオマケ。
でも ....
背中で赤いやつが暴れてやがる
一生消せねえ黥の幽鬼だあ
酒と博打で女房は消えちまった
寒空に震えても、背中はいつも火達磨よ

地獄の鬼が暴れやがる、燃えやがる
のたうち回って転がったって
 ....
あなたの知らない星にいる
わたしは昨夜ないていた
どれだけ涙を流して
声を上げようと
知ることのない
あなたは
わたしの知ることのない星にいる

思い出せばついさっきのよう
なのに
 ....
「怨霊ではなかった」

深夜2時。ラップ音がした。
(ここまではいつものこと)
突然、体感温度が下がり、
寒くて寒くてたまらなくなる。

来ることは予想してた。
いったい私に、何を告げ ....
 一度とりとめもなく書き込んでみようと思った。散文詩と言えるものなのか独白詩と言えるものなのか、掴み所のない読み物として、もちろんあとで推敲することもなく、かといって顕かな誤字が有れば手直しもする ....  拒む亡霊たちよ 

        大地を震わし 立ち 塞がり

熱それは
                     雨か風なのか

我は夢を見続ける 

           ....
呼ぶ名前すら知らず絵学ぶよ。
よぶなまえすらしらずえまなぶよ


私の潜る余白と読破、夜、雲の下は。
わたしのもぐるよはくとどくはよるくものしたわ


太古、鱗ごと心動いた。
たいこ ....
薫るほど咲く街を見下ろして今
できればあなたを失いたかった
ほー、ほー、ほーたる来い
こっちのみーずは、あーまいよ


ローレライは必ず美しい顔をしている
優しい歌声で唄い
多くの男を捕らえるために常に魅惑的だ

今宵もまたひとり

「歌を ....
小さくちぎった新聞紙
丸めてバケツの水に浸す
指先から冷たさが伝ってきた
「新聞紙で窓を拭けば、綺麗になるよ」
そう教えてくれたのはかつてお世話になった教会牧師の奥さんだった

年末が近づ ....
火をおこし護摩木が焚べられる
般若心経が唱えられ
炎が燃え盛るにつれて読経は速くなる
一緒に唱えていると
息継ぎをするのが難しい
滑らかに歌うような僧侶は
どうやって息継ぎをしているのだろ ....
鬱蒼とした深緑のカーテン
僅かに差す光が私の頬を掠めて落ちた
柔らかな苔の上に敷きしめられた硝子張の針
歩くたび私の足裏の皮膚を突き破り赤く染める

白目を剥いた猫が白いシミーズの裾を
揺 ....
  

悲しみを忘れたいなら
悲しみをすこし穢そう
一編の詩の中にある
悲しみがキラリきらめく


世知辛い生き様を棄て
生きたくて宇宙(そら)をみあげた
堕ちてくる銀の鈴のね ....
蛙の子はカエル?
いいえ、蛙の子はおたまじゃくし

おたまじゃくしは想ってる

僕は鳥になり
大空を飛んで歓びの唄を歌おう
私は蝶になり
ひらひらひらひら風の間に間に

おたまじゃ ....
曇天の上側には太陽があることなんて信じられない。私は朝五時から午後一時までの勤務を終え、こうしてぼんやりと外の曇天を眺めている。曇天には重量があると思っていて、このやるせなさと、なんとはなしの失意感は ....  

 

 回れ楡の花 硯大根芋牛蒡 松葉結は栗匂う華
 
  オレンジの皺皮剥いた四時半時に哀れ 朧三日月の 弓は徒を絶つ

             流れのない街でずっと暮らすつ ....
キッチンカーの日替わり丼
いつも行列ができている
社内では手作り弁当持参が多数
外食や買い出しは少数
少数派の僕はキッチンカーの列に並ぶ
順番が来るまで
まるで今までそこになかったかのよう ....
  風景が振りむいた
  きりきりと ただ一度だけ
  冬の 椀の 上

  木立があった
  冷えた池も あった
  あなたが いなかった

  振りむいた
  震えた 溢れた ....
折角、書こうとした詩が一挙にぶっ飛んだ。
ど、ど、ど、どゆこと?

明らかに顔が違うんですけど…

また、いつものように整理させて下さい。
(ごめんなさい)

書き込みで最初にドンピシ ....
 眼に泳ぐ精子たち      
                     電子を帯びたきみの姿見
 幾数年もわたしの前を歩いている
               ひとりごちに浴する勝手が ....
街に雨が降っている
いくつかの記憶が断片のまま転がっている
  僕は君に呼びかける
  かえってくるものが自分の谺にすぎないと
  知っていても
  それは君がいなければ
  生まれなかっ ....
排気口からとめどなく産まれる風船。バスの行列、タイヤをラメで塗る。
正方形の庭、日付のないカレンダー、海。
「もう一度最初から話してくれませんか?」
髪の毛を耳にかけるしぐさ、紫色の砂。ポリカー ....
髙任勇梓 Takatoh Yujiさんのおすすめリスト(146)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
愛の- みぎめ  ...自由詩525-2-4
雨あがりの虹をみあげる_生きてゆくのも悪くはない- 秋葉竹短歌325-2-4
吊るされた男- 栗栖真理 ...自由詩4*25-2-3
echo- mizunomadoka自由詩225-2-3
シャボン玉- 自由詩725-2-3
letters- mizunomadoka自由詩325-2-3
残り香- たもつ自由詩625-2-3
水星逆行- 形代 律自由詩1225-2-2
『グァバの木の下で』というのが、そのホテルの名前だった。- 田中宏輔自由詩10+*25-2-2
- atsuchan69自由詩13+*25-2-2
知らない星のやさしい温度- 唐草フウ自由詩12*25-1-31
1月30日_語る死す(カタルシス)- りつ散文(批評 ...4*25-1-30
わたしに語りかける夢の話し- 洗貝新自由詩13*25-1-30
天と才- 洗貝新自由詩6*25-1-29
胎児と踊る(回文)- 水宮うみ自由詩3*25-1-29
まち- はるな短歌425-1-29
ローレライ_テーマ「おいしい話(闇バイト含む)に魅了されると ...- りつ自由詩3*25-1-28
離散家族- 栗栖真理 ...自由詩4*25-1-28
火曜日の護摩- 自由詩4*25-1-28
彷徨う- 栗栖真理 ...自由詩2*25-1-28
しろいつみ- 秋葉竹自由詩225-1-28
おたまじゃくしは夢を見る- りつ自由詩5*25-1-26
曇天の重量- 山人自由詩16*25-1-24
水入りの街- 洗貝新自由詩12*25-1-24
木曜日の丼- 自由詩10*25-1-23
ラザロ(2025.01.16)- 草野春心自由詩425-1-21
えええっ!- りつ散文(批評 ...4*25-1-18
無線紙- アラガイ ...自由詩10*25-1-17
call- 塔野夏子自由詩6*25-1-17
ラメ付きバス- はるな自由詩225-1-17

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