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あべこべにくっついてる
本のカバー、そのままにして読んでた、ズボラなぼく。
ぼくの手には{ルビ蹼=みずかき}があった。
でも、読んだら、ちゃんと、なおしとくよ。
だから、テレフォン・セックスは ....
梅の香りに撫でられ
リマインダーが発動する
まだ甘酸っぱい関係性
二人ともはにかむ

素直な気持ちを
思いきって囁き合う
赤いリボンの端と端を
二人でつかんだ

人肌にとけて
舌 ....
ふと気がつくと
明日になっている

あっという間に
夜が明ける

振り向くと
今日だった昨日はもう
消えかかっている

身体のずっと奥にある何かだけが
従順に時間の絶対性を受け入 ....
目が覚めたときの感覚
空虚が僕の胸を塞いでいる
腹の底にある悪い虫
乗っ取られて
理性を失う
力任せに振り回す
拳が当たった
その瞬間から
僕は血の気を失う
実際は信頼を失う
僕は ....
交番の蓋を開けると
砂漠が広がっていた
砂漠には机が置いてあった
引き出しはすべて
取り外されていて
古い思い出は無く
新しい思い出も
もうしまえなかった
雨上がりの
虹がか ....
街が目覚める頃
電車に詰め込まれ
肩が触れ合う
一瞬の繋がり
それぞれが抱える
一日の憂鬱や希望
窓の外には
刻々と変わるビル群
プラットホームに
爆破したみたいに
飛び出す
そ ....
あなたにとってのひと刹那が
わたしにとっての100光年かもしれません
わたしの声がとどいていますか
あなたの風景の一小節として

夜はきらいです
たくさんのことを思いだすから
恥ずかしく ....
餌を与えられ
自ら探すこと
狩をすること
広々した大地
境のない大空
忘れてしまい
また最初から
ここに生まれ
餌はもらう物
疑いもしない
発情するのを
固唾をのんで
見守るや ....
ターミナルの一つ先の駅に私は住んでいる


川を渡る朝
光る水面と黒く大きな建物を
遠くの富士が見つめている

夏の帰りみち
車内であなたの言葉を読んだ私は
光を見つけた

そ ....
早贄みたいに残された
だれかの祈り
吹雪きの中
目くばせする
硝子のような時を隔てて

木の実を爪繰る
指先に
小鳥の心音

あなたの長い舌が
耳の奥まで入って来ると
つめたい ....
僕は何であるかを考える
いつもこの街のどこかを
ぼんやりと歩きながら そして
自分の姿を忘れながら


夏は自転車に乗った
光を 駆け抜けた あの時
橋をそして 渡った
魚を目にした ....
にんげんは
しぜんをこわしながらいきている
かちくはふえたがやせいはへった
それにきづいてかんきょうをかんがえる
そんなながれにはなっているけれど
いままでのはかいをかいふくするには
ぼう ....
雨の日に傘を差すのは勿体ない気がして
そのまま雨に濡れながら歩いていた
雨はシャワーよりも冷たく
悲しくないのに何だか泣きたくなる
無数の水が私を重たくして歩幅を狭めているよ
道行く人が傘も ....
 

彷徨って
彷徨ったことを忘れたくて
風のおくりなはとてもやさしい

早朝
カラスが群れて泣くのを
棄てたいこころを抱きしめながら聴く

教会の庭には
ちいさな噴水があって
 ....
ちっともさびしくないって
きみは言うけれど
きみの表情が、きみを裏切っている。
壁にそむいた窓があるように
きみの気持ちにそむいた
きみの言葉がある。
きみの目には、いつも
きみの鼻の先 ....
陥没に落ちた
自称詩人が
下水管を流されて行くのを見る
自称詩人は流されながらも
自称詩を口ずさんでいた

俺は埼玉生まれ
自称詩育ち
陰気な奴は
大体友だち
陰気な奴と大体同じ
 ....
ことば

言葉は踊る

それは絵のない音のように

音のない夢のように

過去から未来を連れてやってくる宇宙

文字はくしゃみから放たれる魔法のようで

ココロ オリコ ....
 

この盆地の西の山の
てっぺんから吹く風は
なぜか大昔の野生の匂いがする


とおい異国のオレンジ農園に
水をまくホースにさす
錆びどめオイルのいい香り

ではなく

三 ....
滞留が、腐敗を、呼んだ、堪らず、小石を、投げる、波紋が、広がる、何かが、変わる、それが、止まる、澱んで、汚れる、小石を、今一度、投げる、繰返し、波立つ、起伏と、窪みが、新しく、繋がり、人生を、揺らす、 .... 本を読むとき
書き手と読み手の間に
秘密同盟が成立する
これが好きだ
紙の本ならでは

スマホでは
秘密同盟は
保証されない
感じる
ダダ洩れているのを

でも本読まない
三 ....
風が怒り狂っている
よろけるほどのうねり
風除けを探しながら
彷徨っていると
烏が風で飛ばされ
無機質な物みたいに飛来する
危うくぶつかるところを
避けた
振り返ると
烏は何とか着地 ....
ずっとむかしの
波しぶきの化石を並べて
もう聞こえない声の数々は
糸を曳くように飛び交う

白く露出した骨は
もう痛みを感じないから
少しずつ折り取っていく
日記みたいな作業

遠 ....
聳え立つビルの谷底で
夜明け前の湿度に塗れて
夢と現がぼやけたまま
目の前に迫り来る

陽が昇るころ
どんな景色が見たいのか
輪郭をスケッチすると
ビルの入り口が開いた

夢の大草 ....
石ころになりたかったんです
道のはしっこで
誰の目にもとまらないように
ときどき蹴飛ばされても
誰のことも恨まないような
ちいさな石ころになりたかったんです

たいせつな物は思い出の中に ....
届かぬ声に喘ぐ日々
言葉を尽しても尽くし切れないなら
きっとその言葉は力を失っている

軽く舞い上がったままふわりと落ちた一枚の無地のコピー用紙
沢山並べたはずの文字がいつの間にか消えていた ....
少女は涙を流した
涙は薄紫色の水晶でキラキラ光りながら
紅潮した頬の上を伝い落ちていった
少女は強く握った拳でゴシゴシと目を擦った
擦られた瞼はたちまち赤く腫れて分厚く垂れ下がった

やが ....
川上麻衣子が陥没乳頭だったので
篠山紀信がグラビア撮影のとき
常に川上麻衣子の乳首を触って
勃起させていたという話を聞いて
私は陥没という言葉が大好きになりました
ところで八潮と言えば
埼 ....
べつに 考えなくていいよ
沈む 
あなたに 思考はないの
形すらないの 愛よ 
大抵
変わらない ものはないよ

何もなきゃ 愛せないの?
あなた 
考えなくていいの
信じたいもの ....
誰かを赦すことが蔑みや嘲笑の的となり
誰かを許さず非難することが賞賛や奨励の対象となる

逆さまに吊るされた男が
哀れみを含んだ瞳で私を見つめた
男は足首を2本纏めて荒縄で縛られ
両腕は下 ....
少女が石を拾う
気まぐれの戦利品じゃないことは
知ってる

ループが繰り返しではなく
死と再生の渦であることも

かつて人類の到達点は
地球を太陽にすることだった

あらゆるも ....
髙任勇梓 Takatoh Yujiさんの自由詩おすすめリスト(131)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
泣いたっていいだろ。_- 田中宏輔自由詩13*25-2-16
チョコレート- 自由詩8*25-2-14
夜明け前- 花形新次自由詩425-2-13
悪い虫- 自由詩5*25-2-13
水底- たもつ自由詩10*25-2-13
自分と一日- 自由詩8*25-2-12
プレアデス- あまね自由詩10*25-2-12
動物園- 自由詩5*25-2-11
ターミナルの一つ先の駅に私は住んでいる- 武富諒太自由詩525-2-11
祝祭の扉- ただのみ ...自由詩4*25-2-10
2月の道- 番田 自由詩1025-2-10
にんげんは- 自由詩425-2-9
雨の人- リィ自由詩2*25-2-9
冬にせつない夜が更け- 秋葉竹自由詩6*25-2-9
かきくけ、かきくけ。- 田中宏輔自由詩13*25-2-9
流されて- 花形新次自由詩325-2-9
ことば_(谷川俊太郎氏風に)- 洗貝新自由詩9*25-2-8
風の匂い- 秋葉竹自由詩425-2-8
揺らす、連続の、- 自由詩6*25-2-7
秘密同盟- りゅうさ ...自由詩12*25-2-7
暴風と烏- 自由詩8*25-2-6
骨音- あまね自由詩1525-2-6
暁を行く- 自由詩6*25-2-5
石ころ- あまね自由詩14*25-2-5
真心- 栗栖真理 ...自由詩425-2-5
水晶- 栗栖真理 ...自由詩225-2-4
八潮- 花形新次自由詩425-2-4
愛の- みぎめ  ...自由詩525-2-4
吊るされた男- 栗栖真理 ...自由詩4*25-2-3
echo- mizunomadoka自由詩225-2-3

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