白い漆喰が
   薄く、褪せて
   遠くの
   {ルビ草原=くさはら}で

   掛ける
    言葉があれば
   ひとつの
   声を

    一本の 煙草 ....
パソコン通信のときから新しもの好きは変わらずか。私にとって大切なのことは弛まぬ努力。私なりには頑張って生きてきたけどあとはどうすればいいのか。 

Inkweaver
新しいものへの好奇心は、時 ....
 落ち葉をひろって
 たったそれだけのことで
 一日が眠りつく
 つらい、けれど大切な別離があって
 急にころがる
 あなたの ひとつぶ
 それを どうか嘆かないで

 中心に感じて
 ....
 飾る
 花を一輪、もう
 動かなくなる唇に

 飾る
 短い一生
 不意の熱交換

 飾る
 フレームいっぱい
 ただ ただ笑い

 飾る
 すべらかな不安
 幾何形体
 ....
蒼穹の
深い青に
走る無数の
力線、
私を貫く
光の感触

外は熱風吹きつけ
人は誰一人通らず
街道走る疎らな車
草木は光に酸素吐き
天からの力動引き受け

蒼穹の
深い青 ....
風邪をひいた
目がペケになって
じっと寝ている

家族に会いたい
やたら
浮かんでくる感謝

心細い


おじいさんになって
旅立つ時は
朝方にひっそり
がいいかなって思っ ....
  


下りに乗ってしまえば
あの日の二人が見える
ような気がする




    君が
    嘘はつかない
    という嘘をつくように

    僕は
    ....
生き物たち変態化して浮かぶ地平に

旋律の残響、郷の薫り
内底から呼び起こされ

こんにちは こんばんは

湧出する情動、不動の憧憬

包み込まれ懐かれて
肢体踊らせ
模倣する
 ....
夏 夕暮れて
逃げ水の空は
ひかりの端から
てのひらに現れる
なんてあざやかな文字盤を濡らす

鎖されて昏く
放たれて赫ぎ
ふりかえれば
くるりくるほそ長い螺旋
胸の人の絵姿にも見 ....
失楽園後

 

マザーグースを
読み終えたばかりの女は
膨れたお腹を撫ぜながら
私ももうすぐお母さんになると
今までのことも忘れて
失楽園後の日々のなか
大変だったことも忘れ ....
 チーズケーキなんかなかった
 ほんとうはトーフ(チーズのせ)だった
 ワインじゃないこぶ茶

 テーブルの夜を醤油で食べたくなった
 痩せた蝙蝠がいて
 壁のすき間で乳離れをはじめた
 ....
くらげの浮遊 人でなしの内省

穏やかな飛翔 其処離れ在り

  *

沈黙の時代の子供たちに
抑えがたい内なる躍動を
降りしきる雨中にキスし

懐かしい里の響き 紡がれ刻まれ
 ....
在るもの
すべて 透明に
壊れ澄んでしまいそうな瞬間、

ふとおとずれ

ぽっかり白雲浮かぶ 夏の青空、

調和の内に時の粒子は溶け

わたしはすっかり平静なり

やがて穏やか ....
キュウリの青さ、私のアホさ
イメージは鮮烈なのだが水分が多い
こぼしてしまった醤油に漬けて

星の明るさ、私の悪さ
かたじけなかった光線を
分裂する前に結んだ

どぶ川でスイミングする ....
それまで分からなかったこと
ふと 解る瞬間、
理屈でも理性でもない
閃く直観という能力
知覚即認識、次第に培われ

雪、垂直に降りしきり
街灯に照らされより激しく
愛娘、私の膝枕にひた ....
懐かしの
ファミコンやったら
面白く
家に来る友
欲しいと思う

+++

ファミコンの
シンプルかげん
そのままに
絵だけ綺麗に
なればいいのに

+++

今ならば ....
あゝ後何万年
待てばこの瞬間に
出会えたのか
銀河の端が今爆発する
遠いふるさとのたましいのめまい

熱風吹きつける
暑い荒れ地の井戸のわき
赤い花、真紅の花
ゆったり優雅に咲き誇り ....
ホソカミキリムシよ、
君はぼくのひみつの友達、その一人、
君もまたいつの日かのぼくに似て、その身動きはまったく取れず、
やがて本格的なスピードで走行され始めてもなお、けっして振り落とされまいと、 ....
黄色い命の隊列、
燃える水となり流れ進み

私は未だ聴き続ける、

あの日霊園で買った菊の花束
それら手向け包み込んだ

白骨の、

独り黄色い命の残響を
いつもの街道沿い脇に
群れ開いていた紫の花、
今朝一斉に萎み縮んで
この移り変わる命の顕
改めて感じ入る私に
どろんと地平に上がる月、
その赤々とした巨大な異様
纏わり沸き上がる感情襲い ....
「氷つけ麺始めました」


愛を込めて紡いだ麺を氷水で整え
夏の日差しを冷やしてくれる
そんな一杯が私を包む

甘い冷たい麺が心にそっと触れる

氷つけ麺、その名に込められた愛
 ....
まつごのみずをのみませう
(アヨヨイノヨイ ソレ)

まつごのみずをのみませう
(アヨヨイノヨイ ソレ)

あけびにやあたしやもうおらぬ(アヨイショ)
あけびにやあたしやもうおらぬ(アヨ ....
波リズミカルに打ち寄せる
浜辺 灰白にて広がり

貫く漆黒の直線、
後光帯びる弧空、

やがて訪れる
深い夜闇に
点る明澄な灯り

手を繋ぎ寝そべる二人に
対立し合う世界の響き、 ....
生きているときには生き方を考えられる
でも、死んでいるときにはもう死に方は考えられない

各地に残る神話や伝承には決まって彼らは戻ってくるというメッセージが含まれている
それが真実だと人類が知 ....
 真夜中に点灯した冷蔵庫の奥であらゆる向きに齧られたチー
 ズケーキが発見された\反射的にわたしもかじりつき\素早
 く体温を加え咀嚼を開始\ねっとりうっとり\うまれるチー
 ズケーキのかがやき ....
夏の熱風、
唸る
大地天空宇宙に
肉の苦と魂の闇、
突き刺し

抹殺の誘惑に
白くたじろぎ魅せられながら、

この世に在るもの在るもの
すべてと交わる
確かな霊性のひとひらと成る ....
裸形の闇に
潜むもの、

余白 一拍
風吹き抜け

無機呑み込む、
光の銀河


 たとえ どうして 流れを {ルビ留=と}める 事 は できない
 時計の 針の {ルビ音=おと} あかい 水 あのときの 紫に 覆われて
 過ぎ去っていく その ことを 情景の 景色に ....
 海は準備活動を終え
 ひらかれるのをを待っている
 次つぎと飛沫をあげくる
 首から下が海にとっては

 たくさんの人間達のように
 いつかは愛したいよ
 あの空の
 離れるほどそそ ....
感覚の光
思い出のように
余韻 響かせる時、

赤 青 黄
三原色の
鮮やか輝き
騒ぎ出し、

未知ゆく人を陽気に踊らせながら

光のオーラに弾み震え
燃え上がる水の空に
光 ....
田中宏輔さんのおすすめリスト(6872)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
郵便配達夫- ryinx自由詩6*23-7-15
愚痴:100才詩集にむけて。青春を謳歌する若者ではなくてジジ ...- 足立らど ...散文(批評 ...123-7-15
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最後を想う- 日朗歩野自由詩6*23-7-14
待ち癖- AB(な ...自由詩623-7-14
becalmed- ひだかた ...自由詩223-7-13
夏の雨- soft_machine自由詩423-7-13
失楽園後- 足立らど ...自由詩5*23-7-13
リルケさん- soft_machine自由詩2*23-7-12
穏やかな飛翔2- ひだかた ...自由詩323-7-12
穏やかな飛翔1- ひだかた ...自由詩323-7-12
キュウリのおいしさ- 杉原詠二 ...自由詩6*23-7-11
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ファミコン- 日朗歩野自由詩6*23-7-11
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ホソカミキリムシマン- 本田憲嵩自由詩823-7-10
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「氷つけ麺始めました」- 足立らど ...自由詩223-7-9
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チーズケーキとリルケ- soft_machine自由詩11*23-7-8
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不在の光- ひだかた ...自由詩323-7-7
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