性格とは
予言された死
に対しての

としての顔

繰り返すのは
絶対に失敗しない
温度のない太陽の下での
軽業



甘い憧れ、アメリカの音楽に
地球の始まりの ....
あなたは落ちてくる数百の、
数百億の、情報を見上げる、

堆積した、雨。

きれいごとを口にしながらあなたは笑う

(呼吸の中で日々を積み上げていけ)
(僕の願いは、現実の光を透過して ....
6時30分の雨が降る
死者としての百億の昨日とひとつの今日、
全ては過ぎ去る。

そんなことはありえない、と人は言う。
どうして?、と僕は言う。
だってありえないんだから、と人は言う。
 ....
本たちが静かに歳を取っていく。
僕は白いプールのような一室で音楽に浮いていますが、
隣の宇宙であなたは今この瞬間、何をしていますか?

この眼で確かに見るようなのです。
ゴッホの、汚れた塗り ....
(1)
 僕が中原中也を好きなのは何故か、言葉には出来ないけれど、敢えて言えば、中也の詩には現実感と非現実感の間での揺れがあって、非現実感から現実感を取り戻そうとする希求を感じて、それはもちろん僕が ....
音楽の中に消えていく。
海や枯れ葉や落ち葉が好きだ。
細々と、枯れた根っこのように捨てられる、
プラスチックのボールペンのような、
私が好きだ。


私たちは小さな電球に手をかざして、
 ....

ホワイト・ストライプス
赤と白の縞々
罠じゃないかと思うほどの幸福
空に掛かった旗

揺り椅子
針金の椅子
遺伝子で織られたクッション
コンクリートのブロック



目 ....

不思議な空間へ出かける/*×−×−×、01,0,-0,0,1,0…///…、家や、近場の、遠い。
気になる温度の水溜まりへ、吹かれていく。
放送のように、生放送のように、電波に乗り継いでいく ....
崩れていく、笑み、

私たちは、生きていないのかも知れない、と
日々自答したり、しなかったりしながら、
それでも他人を他人としてみている私は、
それでも生きているのかしら?

(感情の連 ....
視界が、壊れてしまった、
味のしないジュースを飲んでいる、
誰も隣にいる感触がしない
私は街外れで明日を迎えている
私は街外れで今日を終えている

空は記憶喪失の色を、
見えない虫の羽音 ....
私は死のうと考えて、
まるで朝から夢見るみたいに
一生分の溜息を、呼吸している。

私は誰に対しても場違いで、笑いながらもずぶ濡れで
温かい食べ物と嬉しい抱擁と、私を
絞めて殺してくれる腕 ....
雨は不思議な音楽で、
僕の書物も溶けてしまった

何も知らない暗さの中で……
太陽なんて望みはしない
雨音の中で滲んだ、真っ赤なギター
ギターの音色、粒立ち消えていく世界

僕は母なる ....

みんな遊んでいる。時計台の中で。

表玄関に庭があり、それが道路に溶けていく。
僕はそれを何処までも歩いていった。

結局僕は昔も今も、お風呂に浸ったままだ。
全身が水ぶくれになって ....
空はきらきらとして、綺麗で、寝ている星々までもが、
夜を彼方へと彷徨っているようでした。
何年も、私はボタンを押し続けていましたが、
やがて心臓が止まるほど、物静かな
喚きをあちこちに聴くよう ....
例えていうなら
ミックスジュース
形は無くなっても
何も変わりはしない
何も失われはしない

例えていうなら
キツネ狩り
誰も救われない代わり
誰も地獄に落ちない

例えていうな ....
地球の裏庭で髪を弄っている。
草も花も気に掛からない。
虫だって、星だって嫌なんだ。見えるようで、
全ては匂いのようで、しかも何の匂いもしない。私は、
一体何を見て生きているのだろう?

 ....
11月5日(土)、
 朝。不安だ。陽射しがぽかぽかして、子供らの声がする中で、僕は骨まで冷え切ったような気分でいる。身体じゃなくて、心がかじかんでいる。昼の光の中で分裂して、我を失いたいと思う。部屋 ....

古びた本たちだけが僕を知っている。
僕と一緒に古びてきた、本とノートのある場所、
そこだけが僕の故郷。
寂しい遺伝子。 物質なんて信じないけれど、
寂しさだけは信じている。


 ....

私は呼吸を無駄にするだけ
薬を噛んで魚になる
透明な時計台が見えて その回りを
死んだ子供たちが 永遠に
飛び巡るのを見ていた 光の輪につつまれて
私は虹の一部だった 手負いの
動物 ....

今年もまた、私はこの椅子に坐って、紙縒りのように詩を書いている。
緑色の、温度の無い砂漠の中を、両腕で飛ぶようにして。
優しい私。 ちっぽけな私。 私は私に纏わるもので出来ていて、
私は私 ....
10月15日(土)、
 少し遠くの図書館に行って、小説を借りてきた。陽だまりは懐かしく澄んでいた。小説からは、少しレモンの匂いがした。
(小雨の朝とは違う昼の光や、少し遠くに来たという身体の浮遊感 ....
 この頃は、多分軽躁状態だ。毎日が楽しい。けれど一抹の不安。
 今僕はふわふわ浮いていて、ほとんど喋り尽きるということがない。身近にいる母が僕のお喋りの一番の犠牲者になっている。僕は何時間でも喋る。 ....
広辞苑の半分は愛で半分は君の永遠と共にあれ、かしこ


水色のケトルでお湯を沸かしてる鳥のつもりで眺めているの


感情が死んでいくんだ僕はもう君が見上げる空にはいない


しーずー ....
空中にある水分の欠如とか呼吸してたら泣きたい理由


街はまた昨日の街に似ています記憶通りで死にたくなります


街はもう昨日の街に似てなくて予想外れで死にたくなります


私には飛 ....
生活を捨ててしまっていいでしょう? 虚しい日々の真夜中くらい


毎年の数万人の自殺者のリストの端の私の名前


情報に重さがあると考えた物理学者の夜の悲しみ


常識を説く父親の瞳 ....
現実と非現実とを行き来するODだけを主食にしてる


情報に色を与える僕の眼があなたの眼にも見えるでしょうか?


病弱な私を捨てて葉の裏の幼虫たちよ飛び立ちなさい


冬の陽が全て ....
音楽はいつも光の訪れで僕の弱さを満たしてくれる


街灯を浴びて輝く心臓と私の夢と世界の全て


死ぬことを厭わないまま愛だけを取り落とさずに生きていけたら


エレアコをアンプに繋 ....
それでも考えることはひとりだから。

社会は文脈に過ぎない。
私の本棚にも社会が詰まっていて、
空は量り売りされていて、
サバンナの前にも日本があって、
ちょっとした5㎡くらいの日本が、
 ....
あの日の私はとろとろ歩いている
この空気の中はみずうみで、
私は言葉の中を泳いでいる、
自然に。音楽が流れていて、
水槽がかたかた鳴っている。

溶けられる絵がいい
みんな、季節や街や人 ....
雨が降っている。奇麗な雨が。
大人はみんな砂遊びをするべきなんだ。
ルールなんて無い。
森がさわさわ鳴っていて、
空虚な丸を両手に掴んで、
いつか砂底に現れるドアを、みんな夢見てて。

 ....
由比良 倖(204)
タイトル カテゴリ Point 日付
自由詩123/6/19 15:09
あなたがいつか見る世界自由詩123/6/16 19:29
自由詩1*23/5/26 15:53
裏庭自由詩2*23/5/1 1:05
詩のこと、言葉のこと散文(批評 ...5*23/4/15 22:02
夜の弱さへ自由詩4*23/4/8 1:28
甘い粒たち自由詩2*23/4/4 1:07
IMNOTHERE自由詩1*23/3/26 0:54
解放/崩壊自由詩323/3/21 21:24
どこかで明日が自由詩023/3/21 21:19
呼吸自由詩123/3/18 13:33
雨の音自由詩323/3/17 23:07
時計台自由詩323/3/16 17:24
自由詩223/3/12 16:36
例えていうならミックスジュース自由詩423/2/28 2:55
老いた石自由詩223/2/11 2:55
日々のこと、考えたこと散文(批評 ...1*22/11/22 0:29
自由詩2*22/11/19 17:03
理由自由詩4*22/11/12 13:43
きれいなものたちへ自由詩2*22/11/12 0:52
日記、思ったこと散文(批評 ...722/10/15 23:14
羽化することのない痛み散文(批評 ...2*22/10/14 21:55
12 Songs短歌122/4/11 5:56
終わる世界短歌122/4/9 16:41
揺れて生きてる短歌322/2/23 9:18
Shadowplay短歌2*22/2/12 20:10
光の果てに短歌1*22/2/12 20:08
クラゲのように自由詩1*21/10/20 16:05
泳げない足のままで自由詩121/9/6 4:49
世界が歌であったなら自由詩121/8/30 17:52

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