僕はここに生きている。全てが可能になる領域。

とても長い時間をかけて鬱が良くなったり悪くなったりした。五ヶ月前に何か変わった。ピストルにセーフティがかかるみたいに。二ヶ月前にも何か変わった。その ....
夏、おめでとう
快感のために全てを捨てられる?
煙草の煙の行方を追うように、
夕食後私は死出の旅に出る。

言葉が融けていく領域、
全ては無い方がいいのです、
全ては、最初から無いのだか ....
私は瓦礫のような絵を描いている、
白は絵の具で、絵の具の壁は白い、
あなたは私のガラスを叩くでしょう?
私は吹きっさらしの家です

夢ではなくて、死ではなくて、
現実にはふた通りあります、 ....
私は 青い清流を 生きています
私は 何かが降ってくるのを 待っています
神の啓示でもいい 宇宙からの光でもいい
何かが 降ってくるのを 大真面目に待っています

けれど もう長い時間 私は ....
画集の、印刷の匂い、
――――――――――
私はもはや空っぽで、
何も求めてはいない。

何もかもとお別れして、
真っ白な風の中を消えていくのも、
そう遠くはないだろう。

画集の印 ....
羽の折れた兎は
黄色い風のなかを
うす青いシャボン玉にのって
泳いでいるのです

沈黙するマグネットと
剛健な雪玉をおびやかしながら

渓谷の底には
凍り付いたケチャップの
静かな ....
 死のうと思ったとき不思議な感動が身体を包むときがある。僕は誉められた人間ではなく、悪いこともいっぱいしてきたのに、全てが、許されてしまうような。その感動が欲しくて、僕はときどき何もかもを捨てて、死の .... 眼は眼の外にあり、私たちに肉眼などあり得ないのです、世界にはもとよりひとりしかいなかったのだから、神様が発明したのは、ただ孤独(iso)だけで、

「私が遠い場所に行って帰ってきたら、どうか私が私 ....
夜が暗いなんて嘘ばかり。
私には何か、夜が照るほどに、
蠅の羽の輪郭のような
寂しい嘘のような気配がする。
……私の魂はここには無い。

秋になれば世の中の一般論は薄れ、
遠からない世界 ....
飴を、舐める。
眠る。
私は眠る。
光に満ち溢れた戦争が起こる。
身体の不調。
調性。
波に濡れた身体。
私は私から零れていく。

ニューロン
夢を集めて
逆さまにする

遠 ....
午前二時 水溶星の アルタイル ガラスの海に
沈んでいく それを追いかけて 閉じていく私



教科書が雨降りの学校が 影が黒板に差して
私は鉄棒の下 花を胸に挿して
先生が絶望を黒板 ....
「えへへ、それでね
「肋骨を開くと、クリスタルドームみたいになってるの
「果てなく消えていくための扉があるというわけ
「この世界は全て心の出口
「なら入り口は
「それは私だけ
「私だけの秘 ....
後ろを向かないで ミミ
あなたの遠い故郷が待っている
そこでは砂場でシグナルを送り合う
かつての街の信号機は、
青くなって唾液のように揺れている

天国があるとするなら、それは
いつも定 ....


喜びは、去らないよ。
喜びは、君の中にある。
僕たちの15分間は、永遠だ。

砂の中に埋もれたサメのように、
埋もれ埋もれて、そして愛される。
許された存在。

深刻なほど、 ....
 あなたは言った。
「君の返事は何処?」

1/エクストラ・でぃめんしょん。

わからない、わからない、わからない、わからない、
出ない、虹が、部屋から、出てこない、の、メトロノーム、
 ....

死にたい。本当は一行だって書きたくない。空っぽの部屋に行きたい。どうなりたいかどうなりたいかどうなりたくないか。パソコンをしばらく脇に置いておくべきだ。もう、必要を感じないし、今までだって、必要 ....
私は私の電源を切りに出かけたまま帰ってきません
笑うと笑いじわが出来て、厭ですね、死にたいですね
だから私は帰ってこなくていいんです、死にません
どうやら魚は生き物では無いようなので
マイナス ....
 眠れない日が何日か続いて、僕の、痛みの塔、が視界の右端に、反対側には眠気。今朝、僕の体がひとりで勝手に歩いていって、切符売り場をちらりと見ることもせず、学校とは反対行きのバスに乗ってしまった。仕方な .... 「しー、静かに」
 僕が部屋に入るとたろやんはまだ小説を書いていた。僕がご飯と言うとたろやんはそう言って、いま佳境なんだと呟いた。昨日も一昨日もたろやんはそう言ってご飯を食べなかった。食べないと死ぬ ....
2019年夜月28日(期末)
私は薬を飲まずに待っていた。昨日、隣のダクトでは、城井さんが、私のギターの最終工程に入っていて、もうあとは鳴らしてみるだけだよ、と言ってたので私は嬉しかった。
朝、シ ....
2017年冷月17日(土)
薬を飲んで待っていた。僕は仕事が全然捗っていなかった。ベッドから起き上がり、パジャマの裾を引きずって、椅子に座る。パソコンのディスプレイの向こうでは、青白く電子墨の雨が降 ....
その眼で、その眼で歪な
赤い円を描くのです

咲かなくていい、咲かなくていい

ベランダのプランターに言い聞かせ

私は伝記工場へ向かいます
5バイトほどの容量です
けれど

 ....
気球に乗ってきたデジタル・ドラッグを早めの朝食にして、
あなたは、小魚は、食べないの、
とウサギが言う、とても、とても、低い声で、
私は、低血圧、腕の細かい毛を、ぷちぷち抜く度に、
心の軸がぶ ....
白い。何にも覚えてない。現実、現実、現実、赤くない、高くない、温かくない、現実。感、も無い。すごく寒い思いもしたいのにまるで私は生きてないみたいなんだね。まるで明日も私は生きていないみたいなんだね。ま ....
虹の上
iPadの上に出来た虹の上
あなたは進化する/できない

warning :
you were not there
in the next world war I saw
 ....
こう寒うては命もなんだか寂しいようだよ
命ってね、炎のようだけど本当は違うんだ
光ってるけど温度はないんだ、見れば
哀しくて君は首を吊りたくなるよ

今日なんかはね、まだあったかいだろ
そ ....
シルエットが浮かぶので、太陽を白に調整、出来ない、これは朝方、夕方なの?…デッキ
チェアは日本語であることを検証するために、英語を勉強しました22歳の昨日、だから
何? イームズさんはアメリカ人で ....
(-0)

一日 の終わりを 4つに 刻み
私が 無感覚の なかに 解きはなった夜
                  は
      ?  朝を迎えることはなく
     るの  そ
 ....
薄い薄い薄い薄い
透明な、点滴のパックを
銀色に遡っていくもの、の
私は(あなた

手放して、
空気の中へ、

あなたは視界の果てで
輝きを受ける、
あなたはあなたの星空の中
一 ....
引き出しの奥のカメラに氷河期の白い記憶を閉じ込めたまま


唯一の命を抱えプラズマのウサギと共に言葉を泳ぐ


空っぽな夜にはひとに知られずに空へ静かな青を吐露する


(永劫)が送 ....
由比良 倖(205)
タイトル カテゴリ Point 日付
老いたペンギンのメモ散文(批評 ...3*19/10/19 20:05
ソネット自由詩219/9/1 1:52
ハチミツ自由詩719/7/8 3:15
夏の夜の願い自由詩2*19/6/26 2:29
この部屋の中で自由詩119/6/5 17:48
羽の折れた兎自由詩219/6/3 18:41
生きてきたこと:Part 2.1散文(批評 ...4*19/5/27 5:24
世界自由詩218/12/5 19:39
夜の歌自由詩418/1/27 12:42
銀河自由詩817/11/29 14:39
夏の夜の底自由詩317/9/1 3:15
きぐるみのモノローグ自由詩217/8/9 16:05
ミミ自由詩117/8/3 3:21
会話の後で自由詩417/6/2 22:16
えくすとら。自由詩316/12/28 4:36
モラトリアム・オルタネイト散文(批評 ...016/12/22 14:35
出かけたときの服装は裸でした自由詩316/12/20 17:42
一度食べかけて、また吐く散文(批評 ...116/12/18 9:52
一度脱いで、またはく散文(批評 ...116/12/17 8:43
レモンジュース・ダイアリー(2)散文(批評 ...116/12/15 1:41
レモンジュース・ダイアリー(1)散文(批評 ...116/12/13 17:55
来世自由詩416/12/12 5:09
とらっく8自由詩216/12/7 18:09
白い自由詩4*16/11/29 17:42
虹の意図自由詩216/11/28 5:01
自由詩316/11/27 16:39
untitled(white)自由詩1*16/11/26 21:07
惑乱(-0)自由詩216/11/26 21:05
病室(レターパック)自由詩7*16/10/26 8:57
氷の記憶短歌616/7/18 1:27

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