もう さびしくないように って キスをするから
唇に 紅を ひく
鮮やかさが こぼれて そんな気に ならないように

からだは かるくなるけど
きもちは おもくなる
どうか はくいき  ....
じぶん かってな ゆめをみて
あけっぱなしに していた ひきだしは
かたかた とじることも あけきることも できない

ときおり ほかの ひきだしを
あけっぱなしに してみるけど
あた ....
なみなみと ゆらゆら
ふあんていな みなもの ひかり
を かざす さらなる ひかり
からだの ひょうめんを なでてゆく わ

どこか ちきゅうの はしっこで
うちゅうを みながら
ういた ....
だいぶ ちかくに きたね
きみが よわさを ぽろりと こぼす
てをつなぐより こころを つなぎたい
みえないことを わかるのは むずかしいから
わたしの こころの うつわに ころんって
 ....
ひょうめんには
あらわれない
ぽっかりした
たましいの かたち

なみだが
でるわけでもなく

ただ かぜが ふき

ただ おとに ならない
とぶ 背中を みていた
なめらかな 飛翔

ぼくが 地球から
ぽつり おちても
世界は たえまなく
あたらしい 歴史を
年表へ かきこむ

肉体が 骨になり
たましいは また たび ....
ゆめみた あとで
ささやかな ていこう
ていくうしつづける
ぶざまな わたし

(くちは うごき)

ころがり おちて
ころがり おりて
だいぶちがう ことばの はざまで
わらを  ....
みゃくうつ ことば
きみの おんどで
まともな はんのう
はなつ ことばが こわくて
また じぶんの しつないに のみこむ
いつだって おもいなやんだ あしあとが
あしもと ばかりを よご ....
あおいだ ゆびさきから
つむぎだされる よるの とばり
その やみのなかで てらしつづける
ゆらめき つづける
ふかしぎな かたち
さまざまな ゆくえ

ねがわくば わたしの あとは
 ....
まばたきしては ゆれている
その ことばの はじっこ
きずかない
きみは てで すくっては
はもんを ひろげて
ぼくのかおを なみうたせては
そのほうが すてき、と
わらった

 ....
ないてしまうかと おもった
きみは よぞらを みあげて
あれは リゲル
あれは べテルギウス
そんなに きれいな めで
とおく とおく あるものに
そらを すかして うちゅうを みてる ....
かなしくて
なんだか どうでも いいような
ほうしんじょうたい

ともすれば しかいがぼやけて
かんたんな かんじょうやら
もつれあった きもちやらが
きゅうそくに そだっては しぼ ....
そこにあった かこに
おもいが もっていかれる けしき

わたしたちは ながれゆく ときの
だくりゅうに のまれて
ひきとめられず ただ やどる

やわらかな おもいで
あたたかな ....
ねむいのに ねむれないよるは
せなかから こごえている よる
あくびだけを つれだって
とけいの はりと おいかけっこ

しん、とした よるのなか
すきな おんがく ならしてみる
やみの ....
たいないのすべての
あたたかさをもって
たましいは
わたしのからだに
どどまっている

だから
たましいは
あたたかいものに
びんかん

つめたくなった
たましいでさえ
 ....
それぞれの じんせいには
そのとき きもちにさいた はなを
そだてて ゆくときが あるのだろう

ひつぜんでも ぐうぜんでも
ただ そこにある かんどうが
ぼくらを つきうごかして ....
みな ときを おなじくして
せかいとは まったく ちがった ときを いきている
まぶたを とじれば
おってゆく げんそうを
こきざみに いまに
ちゅうしゅつしながら

みな ときを おな ....
おはようございます。
ほんじつは、あさから
シュレッダーをかけております。
きおくのだんぺんを
さらに こまかく こまかく
こまかくしたら やたら せんめいに なってきて
けっきょ ....
いたみは はんぷく
ことばとは うらはらな
ひていが ほしくて
「そうだよね」が ひどく いたい
「ああ、やっぱり」が ひどく しみる
ないているのです
きみは やさしいから
わたしが なくと
ないてしまうでしょう

ふれていないのは
くちびるだけなの
こぼしていないのは
きもちだけなの

ららら
きこえています ....
ぬくぬく するのは
ふあふあで ふかふかの
きみの ながれぼしが
わたしの うでに
すとん、と おちたから

きみのまくらもとにも
わたしのうた そっと とどきますように
ながれぼし  ....
あしたは あさってを みつめて
あくび している
そして きょうは?
うたたね しているに ちがいない

ちくたく ちくたく
すすんでいく じかんのなか
ふたりの ちく と たく の
 ....
きもちは こつん こつん ぶつかって 
ときには ほろほろ
ときには ゆるゆる

しゃくしゃく せまって
からから まぜっかえす
ときおり はしって つむじかぜ
りょうてで つつんでいる ....
だきしめて だきしめかえして
こだまのように くりかえし

はらはら ゆらゆら
ほろほろ くるくる
おどる おどる

あなたのゆるんだ ほほ
あったかい すきが
わたしを みたして
 ....
みまもっているのは
きょうの あんしんかんなのです

そらは たかくて
あなたは とおくて
しんなりした くもが ゆれています

どこかで つながっていたいのです
この くうきの した ....
こんがらがった むつかしい きもち
すれちがっていく つむじかぜに
ふりかえりつつ かたを すぼめ
どこにも ひらいては ゆけない

げんざいち しめしては
また たちどまり
せ ....
めをとじて
いない いない

でも いないことを まだ
かくにんしたくない

せんしゅうの おわり
あなたと あって
こんしゅうの おわり

めを とじて
いない いない

 ....
ゆれているので
こっくり こっくり
あいずを おくった

しんぱいっていう わすれものを
とどけたり とどけられたり

いっしょに いない
きもちと きもちを つないでいくために
お ....
あしたという じを なぞっても
とけない なぞだらけ

ゆらゆら ゆれる
ここよ ここにいるわ

てより かくじつに ふるえる
たましいの こどう

しって しってほしいの
わかる ....
ゆめのぬけがら
すぎさるじかん

いまここにあるのは
しあわせのあしあと
いまここにあるのは
ぼくとくるまいす

きみは しらない
ぼくが すごしてきた
きみと おなじ
 ....
玉兎(225)
タイトル カテゴリ Point 日付
交錯自由詩305/2/11 1:10
ひきだし自由詩405/2/7 0:34
さいぼう の かたまりは自由詩305/2/5 0:47
みえないもの自由詩205/1/24 0:34
たましい の かたち自由詩405/1/23 0:26
空が おちてくる自由詩605/1/5 1:09
ぶざま な ていこう わらを つかむ自由詩105/1/3 0:30
きみ の ことば自由詩004/12/31 1:04
オアシス自由詩604/12/26 1:45
すがお自由詩104/12/22 0:39
きらきら ぼし自由詩504/12/21 12:32
こぼれた あと自由詩104/12/17 23:30
やさしい かこ自由詩504/12/15 23:08
ねむれない よる自由詩204/12/10 1:38
たましい自由詩604/12/1 22:42
ときのはな自由詩904/11/26 23:52
ちがう とき自由詩204/11/24 23:54
シュレッダー自由詩604/11/18 22:46
どうい自由詩404/11/17 23:21
ららら自由詩504/11/14 0:06
ながれぼし の たっきゅうびん自由詩204/11/12 0:39
ちくたく自由詩304/11/10 12:29
からころ自由詩304/11/6 1:06
よあけ自由詩504/11/5 0:38
どこかで自由詩304/11/2 0:41
ざんぞう自由詩504/10/30 0:59
いない いない ばー自由詩404/10/28 0:21
きょうが いく自由詩1004/10/27 0:06
ひとり自由詩204/10/22 0:19
ぼく と くるまいす自由詩704/10/20 23:43

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