なにもない
くうかんの
ぴゅーって
くうきに
おされて
ぼくは
まえに
あるきだす
きたかぜは
つめたいけど
ちからづよい
あたた ....
あしたの むかう さき なんて わかるはずも なく
おもはゆい きもち やみにてらされている
めをとじれば わたしは どこにたっているのだろうと ふあんになる
そらをみあげれば わたし ....
あめあがりの
まちはしっとりして
やさしい
のうたんが
ひろがっていた
きみはときおり
みずたまりに
ぱしゃん、としずくを
はじけさせて
....
うでを くむより てをつなぐほうが
すきな あなたは きょうも
わたしの みぎてを とった
あなたのての あたたかさが
どれだけ わたしを しあわせにしたしらないでしょう
うでを くむよ ....
ちかちか、またたく しんごうき
しん、と ねむりについた よるのまちを
あかあお、あかあお、あなたは こちら
あおあか、あおあか、あなたは あちら
みちびく ひかりに まよいはないけど
とき ....
まちがいなく
だいじょうぶ、と
つぶやいているときは
すこし
くじけぎみのとき
やっぱり
だいじょうぶじゃないや、
なんて
わはは、って
おいつめられてた
じぶんを
わらって ....
あなたはきっと
さみしい
よながに
わたしに
でんわを
かけてくる
はなしの
ないようなんて
ほとんどない
そんな
じかんが
....
ほほに おちるなみだ
ないてないよって
まつげ ぱしぱし
おいはらっても
こころのかげりは
かくせません
ちへいせんに たたずむ
ひとつのかげ
きょうは あたたかいてが
せな ....
きょうも
はらはら
ゆれるよ
わたしの
うた
たぷん
とした
ところに
みをしずめて
わたしは
はもんを
ひろげるの
ここから
みあげる
そらを
ゆらゆら
うた ....
そうわたしはあなたの耳
あなたが寝てても
わたしは起きている
あなたが寝てる時の
お話はわたしが
しっかり胸(つぼみ)の内に
秘めましょう
そうそ ....
あなたと
よるだけに であう うたを
よるだけに わかれる うたを
こよいの まんまる しゅるり ほどいて
よるだけしか みえない うたを
よるだけしか きけない うたを ....
少し辛すぎる事があると
そっとベールを一枚一枚
かけていくんだ
僕の涙が見えないように
僕の悲しみが透けないように
僕が想う君との距離と
君が想う僕への距離を考えて
落ち込んで
僕 ....
そのほほを
りょうてで
はさんで
あんいなことばを
のみこむ
おでこから
つたわる
ねつに
すこし
うろたえても
あんいなわたしを
しかって
まだ
あなたのやさしさ
....
いろいろなこころに
みみをすませて
きこえてくる うたに
ゆめを みていた
いろいろなせかいで
めぐりあう うたは
ひとり ひとり
そのむねに やどっている
飛びたつのを拒んだ背中
悲しい羽音の侵入を許した
あなたの暗闇に隠れたカーテン
闇の中、光を放つあの星のように
褪せた心に願いを灯して
あなたの暖かな光をまたみたい
ふと上げた瞳を ....
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