ときおりすぎて
ゆるんでゆく
ほどけては
また もちなおしながら
むすび なおす
くりかえし
くりかえす
わたしは
そんなにつよくはないから
ふと、とおくをみて
しかい ....
きみは また ぽろり
しみこんだ てで
みえない みらいを
いくどでも
せめて
ぼくは
ここと ここ
つないで
あたためたい
きみと てを
ごめんね、と
あたまをひっぱる
ずるずる、と
ぴかり
じゅわじゅわ
やかれてゆく
ありがとう、と
もぐもぐする
あなたを たべて
わたしは すこしだけ いきのびる
....
いつまでも
どこまでも
そんなこと
どうでもいいくらい
まっすぐつづく
ぼんやりした
みちしるべ
ぽつり ぽつりと つづく
あぁ、
やわらかな こっかくに ひかる
....
すずしいかぜが ふいてきた
なつをすこしづつ
つれていってしまうよう
ぱたぱた ぱたぱた
あつあつ こぼして
このからだ
そっと
なつごこち
じりじり なく むしと
のう ....
つよくつよく
いだいていたきもち
ふとしたしゅんかん
このどうしょうもない
スコール
おねがいです くものきれめを さがしているのです
たいようは
あたたかいことを
しって ....
年を重ねることではなく
生きることへの
笑顔にすむ
哀しげなしわ
触れれば
暖かな
てのひらから
伝わる
重み
ありがとうを繰り返す
私はもっと綺麗なこえで
さえずりたい ....
日に焼けた古びた手は
私の知らない
たくさんの出会いをつなぎ
また別れをもつなぐ
いろいろな色の数珠
ひとりひとりの私連珠
ふるえる手で
なぜか
繊細な作業を
つづけてゆ ....
あなたが
いだきはじめた
きもちは
はなびらが
ゆっくり
すこしづつ
やわらかに
ひらきはじめた
はなのきもち
ひだまりで
....
ぼくは というと
このからだに いま とどまっている
このからだが うごくことを やめたとき
ぼくは からだと ともに
たしかな きおくを おいて
どこへ つながってゆくのか
わか ....
迷子のように
くもの雨だれから
ぬれる ぬれてゆくね
僕からも君からも
何もつないでいけるものが
ないような気がして
みしり、ぱちり、と
ただ おちているだけに
かぜに吹かれた ....
うたうことは
わたしの たましいの かたちを
そっと ゆびで なぞるのと にている
やわらかい めせんで
てを にぎる まどろみ
くうかんが ゆるんで
ほどけてゆく
カーテンからの こもれびも
なだらかに ながれる じかんも
このてに おさまる ぬくもりと
....
まっすぐ、ね
すすもうとしてるんだけど
うしろをみれば
くねくねと
ついている
あしあと
つまさき だちして
あなたとすれちがった
あたりをながめてみる
あら?ころんだあと
か ....
むねにすんでる
やわらかくて
せつないもの
いつでも
せんめいに
さいせいできる
いっしょにすごした
さいごのなつの
はなびも
あか、あお
ぱち、ぱち
さらり、さらり
....
おふとんのうえ
ごろん、とだいのじ
そのきもちよさで
のばした ゆびさきに
うちゅうがちょっこっと
ふれてる
めをとじると
おほしさまの
ちかちかが
まぶたを
とおりすぎていって
....
みえない ことが
おおいから
きみの かんじたこと
わたしのこころにも
とどけてほしい
ないものねだりの
きみのそらの
てんきよほうさえ
ままならない
るいせきしてゆく
さまざ ....
まいにち おもうのです
かんじる
かんがえる
こうさくする
まっすぐ
なだらかな
おとのひびきを
しるすことで
げきじょうをおさえ
にちじょうに
かんげんする
きみの ....
きみのへやには そらがあって
くもが ぽっかり うかんで
よるが こない
つないで ひらいて こぼれた
ほしの かずだけ みらいの はなしを
きかせてあげる
うつら うつら し ....
いのちの たづなを つかんできみは
あしたへの ベールに またたきする
あのとき かんじた こわい、こわい
きもちを しかい いっぱいに かんじて
せかいの ただ いってんで ....
生きていること
朝が また 私を 駆り立て
呼吸とともに 一日が始まる
縛られていること
気持ちからは 成り立たない 行動
目頭は いつだって 乾いている
歩くということ
....
はらり はらり
かさなる もり
おくふかく
かさかさ
あかい
かさねた びねつの
ほんとうは
まだ おくに
つながってて
ぐいぐい ひっぱって
きろうとしても
はだかにな ....
わたしが ゆくべきみちを
きみが ゆくべきみちを
いまは べつべつの ばしょで
うなずきながら
ほほえみながら
つまづきながら
きみの こころ
かんじながら
きょりから う ....
じわり、てをのばし
いろいろな ものを つかもうとする
まいにちの パターン
くりかえし またぎこし また ひがのぼる
ありがたいのか そうでないのか
ときおり わからない くうきょに ....
ぷるぷると あたまをふるっては
いろいろな めんどくさいやら
いろいろな できごとやら
ふるい おとしては
また ひろって
なくしているんだか
ひろっているんだか
あのとき ....
たっている りょうあしのうらから
じわじわ と だいちが しんどうしている
そらは がんがん あたまへと ひろさを まし
わたしは ちきゅうから つるり、
おちてしまうんじゃないかと ....
ひとつの ゴール
ふたたび ひとつの スタート
こうして ぼくらは
いつだってスタートライン
じゅうそくかんと
しょうそくかんと
くりかえし
ときおり
ふと
れいせいにな ....
きみがすきなもの、と
てをふれるから
かなしみも
さびしさも
たびにでる
ゆらめいているのは
ときおり みえなくなる きもち
だいじなものを だいじとつたえられるように
あたた ....
よる は ふしぎ
いえないことが
するん、と
すべり おちる
よる の ふしぎは
あまり しられてないし
おしえて あげられない
ひみつを しりすぎると
あさに かえれなく ....
といかけのない
こたえをさがして
きょうも
なみうちぎわを
あるいています
あしもとを
ころがってゆく
ことばたちが
ちいさなきずを
つけてゆくのです
ちょっとした
じこ ....
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