私の家には、かあさまととうさまと私の妹が住んでいた。

かあさまのゆりかごはいつもの窓辺でゆれていた。
その窓辺からは心地よい風だけがかあさまに吹いた。
ゆりかごに座ったかあさまは、瞳を閉じ ....
そよぐかぜに
おおあくび

くうきに
まじった
きもちよい
かぜ

このまま
ごろん、って
よこに
なって

まぶたに
うつった
あたたかな
おひさま

ほかほか
 ....
ぼくらは
たがいの
ふちの
うえに
たつことは
あるけれど

その
ふちの
そこは
きっと
ひとり
ひとりの
ばしょで

きこえては
いるけれど

ぼくしか
 ....
とざしたまま
あがいていた
なのに
わかって
もらいたくて

しっていることと
そのようにあることとは
ちがうのだと
ひとりの
みずは
かりん、と
こおった


きみ ....
こまごまとした
かんじょうは
うすっぺらい
わたしの
うえを
ぺらり
ぺらり
つうかする

さらにこまごまとした
かんじょうは
へら
へら
したの
うえに
のこっ ....
ぴしゃん、と
はねた
さかなのおを
おって
ぼくは
もぐる

ぼくのなかの
くうきは
こぽり こぽ こぽ
ぼくを
つたって
そらに
かえる

ぼくは
ぼくで
 ....
ちょっと おちこんで したをむいて あるいてた そのみちに

まるで ぼくを はげますように きみのくろーばー

ふたりどうじの ごめんね、に ふきだしながら あるきだす

ぼくら ....
みはてぬゆめの
ものがたり

そっときかせて
あげましょう

であいのひも
わかれのひも
しずかに
うみのあわとなり
たいこのうみへ
かえります

おもいでも
はな ....
まばたきして

ぱちり、ぱちり

ぼくも

おもわず

ぱちり、ぱちり



であったばっかり

ぼくら



ちかぢか

にっこりするよてい
わからなくて
ふあんだらけで
こんやは
めをつぶるのです

なぜだか
わからない
ふあんが
なみだに
しはいされては
ふりはらいながら
よるの
しじまは
ふあん
な ....
いま
しらないまちに
きています

みぎにいっても
ひだりにいっても
あなたに
あうことは
ないでしょう

でもあなたを
めせんで
さがしてしまうのは
もうそろそろ
 ....
あなたのそらは
どこにあるの?

あなただから
とびたいと
おもうそらがある

まよいも
とまどいも
ふあんも
その
すべてを
だいてさえ
きっと
とべるから

い ....
とうめいな おめめは
まるで うたがうことをしらない
おひさまなの

そのひかりを うけて
すくすく そだってゆく
だいちなの


ちいさな せかいは
ゆらゆら ゆれて
ちかちか ....
ほろほろ おもいで

やすんで ゆれる


たいようは

わたしの あとを

ほっくり てらして

かげのなか おいかけて


そらのいろが かわるころ

そっ ....
わたしの
みじかい
じだいのなかに
その
じだい、じだいの
なかまがいたよ

わたしが
えらんで
すすんで
きたみちに
あなたも
ちがうみちから
ここへ
きたんだね
 ....
なにもない
まっさらな
くうかんに
わたしは
そっと
あしを
おろす

そこは
わたしのにわ
わたしのこころ
たがやすところから
はじめましょう

そうね
あのば ....
わすれてしまったよ
きみがいった
ことば
なんか

わすれてしまったよ
きみがよんだ
わたしの
なまえ
なんか

わすれられないよ
きみにこいした
わたしの
たましいの
 ....
たびは
このまま
ゆったりと
さゆうの
けしきを
たのしんで
ぱっから
ぱっから
おうまにのって
ゆくのです

あんないは
なくても
だいじょうぶ
ひとつ
ひとつ ....
だいちに
しっかり
ねをはった
こだち

ときには
はりのやうに
ひなんを
とばし

ときには
もえたつ
みどりで
みをまもり

ときには
はなやかに
さきみだれ
 ....
こだちの
あいだから
みるゆめは
はらはら
せつなく
ざわざわ
くもがくれ

つきのひかりの
やうな
あわいひかりではなく
いってんを
つよくさす
ほしのやうな
わかい
 ....
ぼくらは
きっと
あつまっているのでは
ないのだらう

めのまえを
とおりすぎてゆく
ひかりのおびに
みとれるが
あとを
おうわけでもなく

そっと
うちがわから
やはらか ....
ぼくが
のびて
ぱちん
ぱちん、と
きりおとす

それは
みらいでもなく
ゆめでもなく
きぼうでもなく

いきようとしている
さいぼうが
ぼくに
あることを
しらせる ....
そのくちは
よくうごくけど
ぼくは
きみがいってることが
さっぱり
わからないよ

ねぇ?
ぼくらを
へだてている
いちまいの
うすい
ぷらすちっく

ぱくぱく
 ....
いろいろな
ものを
いだいて
いるから
しあわせだ

ぼくは
きみらが
いるから
しあわせだ

しあわせは
かんたんだ
そばに
あるものに
かんしゃする
それだけで
 ....
ぼくらは
まえにすすむだけじゃなく
ときおり
あわい
あたたかな
ひかりに
こころを
むける

その
あかりは
ぐるぐる
まわり
いっしゅんぼくを
みすかしてゆく
 ....
ほんというと
ぶるぶるするとこわい
だけど
きらきらたのしくて
でもやっぱり
ときおりぶるぶるこわくて
あなたのためにいきている、と
ごうまんにもなれず
じぶんのためにいきてい ....
銀色になってゆく
宵の入り
私たち
あのベンチに
座って
帰りたくなくて
手をつないで
いたけど

ふと
通りがかった
あのベンチ
あの頃の
私たちと
きっと
同じ気持ち ....
やわらかな
ふあんは
やわらかな
やみに
つつまれて
しばらく
そこを
うごこうとは
しなかった

やみのなかは
めがなれてきても
やっぱり
やみのなかで
きみのこと
こ ....
僕のポッケの

なないろキャンディ

君の手の上でころがって

ほら、ごらん

君色に染まってゆくよ

ねぇ、こんなにも綺麗な光が

君の心に宿ってるんだよ

だか ....
そのほほを
りょうてで
はさんで
あんいなことばを
のみこむ

おでこから
つたわる
ねつに
すこし
うろたえても
あんいなわたしを
しかって

まだ
あなたのや ....
玉兎(225)
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