苦労は買ってでもしろと言われても
貧乏だから苦労を買う金がないのさ
それなのに買った覚えの無い
苦労をしてるのは貧乏人だからか
金のない苦労は無価値で
わざわざ金を払ってまでする
苦労には ....
出会えば別れる日が来る
いつか記憶から忘れ
消える事に悲しみはない
けれど失ったにもかかわらず
何事もなく明日を生きている自分が悲しい
雨が怖くて逃げていた
乾いて熱くて痛くて動けない
水を嫌がって苦しみを選び
冷たい風を浴びながらただ溶けていた
しだいに雨の音が聞こえ始め
息が出来ず重く苦しい
雨はまだ止みそうに無い
僕と同じ形の水が勝手に喋り動く
温かくも冷たくもない水の身体を
抱きしめるたび涙が溢れてるのは
身体を圧迫させたから
中身が出てしまったんだ
涙なんて気のせいさ
水に血も涙もないのだから
 ....
人は死ぬ為に生まれたのさ
死ぬのが分かっているのに
何故産まれたのかって?
それは死ぬ準備が出来たからさ
ふとした事で何かを忘れる
記憶なんてものは都合がいいもんで
いつも自分が自分を忘れ
都合の悪い心を残したまま
今も私は私を置いたまま
知らない誰かを自分と思い込んで
わたしの真似をする
 ....
歩いていたの1人
どこへでも行ける足を身につけて
目に広がる全ての道を進んでいる
知らない道なんてないくらい
雨や風や雪
朝と昼と夜も
ずっと歩いていたの
時間もわからないくらい
前も ....
食用の動物を見ると美味しそうにみえ
食外になるとかわいいのだ
違いはなんだろう?
醜いから食べるのか?
綺麗だから食べられないのか?
食品になってもすべてを食べてもらえずに
捨てられるもの ....
たまに心無い言葉と言うのを耳にする
私は普段人と言葉を発するが
その会話や言葉に心はあるのか?
心ある言葉を使う時は大抵誰かを
励ましたりするくらいで心なんてない

心無い言葉こそ人の本音 ....
俺は俺じゃなく人間になったのさ
だから人間らしくしないといけない
人間になった今
俺はもういない
ため息をつくと幸せが逃げるという
不幸そうな痩せた空を見上げ
ため息を1つ空に浮かべたのさ
空が満たされるなら
1つの幸せなんてくれてやるさ
みんなが僕を踏み歩く
それは僕がみんなより
小さいからだと思ってた
でも僕はみんなと同じ
手や足があって
言葉を伝える口があって
何かを考える頭もあるのに
それでもみんなが僕を段差のよう ....
ぼくの心は雨が降っているのに
そらは晴れていて
あまやどりをしていたら
くもは僕をおいていく
それがとっても嫌で
はしる雲を追い掛けていたら
なみだじゃない水が出てきた
なんとなく笑って ....
自分の事を誰かに認められたらうれしいけれど
自分も誰かを認める事ができたらいいなって

そう思っただけ
なんの詩を書こうかな?
これからの事
いままでの事
げんざいの事
出来上がった詩は
いつ誰に見てもらえるかな?

この詩を見たあなたは何処にいるの?
未来?過去?今?それとも
生きている中で何かを忘れてしまうのは
それだけたくさんの思い出があるって事
それだけたくさんの人生を歩んだって事でしょ?
他人はすごい力持ちで
僕を振り回してく
振り回された僕は紙みたいに
力もなく薄い身を任せるだけ
紙の僕は誰かに両端を掴まれても何も出来ず
右の端と左の端を逆に引っ張られ
声と涙を出しても手 ....
20年くらい生きてきて
昔は良かったなぁとよく口ずさんでる
目の前には未来があるのに
僕は後ろを見ていた
テレビで過去の特集をやっていた
それを見てみんなが同じ事を言ってた
昔は良かったと ....
僕と友達は小さい頃から
ずっと一緒にいて
色んな人から仲がいいとか
虫が合ってると言われる
僕達は人間なのになぁ
みんな僕の事を神と言う
でも僕は神様じゃないよ
だって僕は人の子を産んでないから
空に浮かぶ星を掴もうと手を伸ばし
星をつかんだけれど星はまだ空の上にある
確かに星は僕の手の中にあるのに
目の前に映るアレはきっと気のせいなんだ
掴んだ物はこの手の中にあるから

葬式をし ....
人の目に映る物の色や形が
見る人によって違う事が不思議だった
見てる物触れる物は同じなのに
互いの価値観が違うのか
それとも僕が歳を取ったからなのか
若い人は希望を知る度に明日が来ると言う
 ....
いつも好きな人とすれ違って
何も出来なくてまたすれ違うだけ
ただすれ違うだけなのにそれが嬉しくて
何も変わらないけど
無駄でもいいじゃない
何度でも会えるから
僕が産まれる前には
僕はいなくて
でも命はあったんだ
僕が生まれた時
僕は僕の中にいて
でも僕を纏っていた何かは
僕が生まれた瞬間
僕をなくしたんだ
得たのに失うなんて不思議だね
未来はどこにある?
未来は僕の中に
未来はどこへゆくのか
未来は先に
昨日の未来にいる僕は
今日にいる
今日の未来は明日
明日はなにがあるかな?
僕は人に何かを伝えるのは
勇気がいるものと思ってた
言いたい事や伝えたい事に
恥ずかしがる事も勇気もいらない
それなのに
ただひとつ
たったひと言
口を開いて言葉を吐き出すだけでいいのに ....
誰かと一緒にいるのは幸せだけど不自由で
1人ぼっちだと自由なのに楽しくない
どうして誰かといると
不自由って思うんだろう?
好きな人と一緒にいるのもいないのも
自分で決めた事なのに
自由な ....
誰かに何かを伝えたくても
それが出来ない事があるよね
伝えなくてもその結果が分かっているのか
それともまだ言うべきではないのか
自分にとって何を
伝えたいのかわからなくなったり
相手の事が ....
振り返るだけの昨日より
先の見えない明日より
今を生きている今日が好き
太陽と月はいつも僕たちの上を
ぐるぐる回っている
僕たち生き物はたくさんいて
太陽や月は1つだけだから
きっと僕たち生き物が
うらやましいのかな?
リィ(366)
タイトル カテゴリ Point 日付
無価値な苦労自由詩1*19/8/7 4:10
虚日自由詩0*19/7/22 20:45
雨傷自由詩2*19/7/19 1:15
水人形自由詩0*19/7/7 4:47
自由詩019/6/16 10:12
無人自由詩2*19/6/14 19:50
夢の場所自由詩2*19/5/10 4:08
同食自由詩2*18/11/16 5:32
言霊自由詩1*18/10/6 3:00
自由詩018/2/27 23:44
ため息1つ自由詩2*18/1/17 18:05
段差自由詩0*17/8/6 1:22
あめと僕と自由詩2*17/6/29 1:47
自由詩017/6/1 0:53
置き手紙自由詩017/4/8 12:52
痴呆自由詩017/3/12 1:14
力まかせ自由詩1*17/3/10 19:58
白い時間自由詩017/3/7 22:01
人みたいな虫達自由詩017/2/17 0:06
かみ自由詩1*17/2/10 0:59
自己自由詩1*17/2/7 1:25
限りなく透明に近い空白自由詩1*17/2/3 13:33
過ぎる人自由詩1*17/1/6 20:21
???自由詩1*16/12/25 13:35
現在地自由詩1*16/12/24 21:31
自由詩1*16/12/9 13:47
交差する生き方自由詩2*16/12/6 10:34
簡単な言葉自由詩1*16/11/27 22:13
自由詩1*16/11/16 20:12
ぐるぐる自由詩3*16/11/11 12:29

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