今からコンビニ行くけど何欲しい

アイスそれから

それから何欲しい

気を付けてね

帰ってきてね
梅のお菓子
昨日、彼氏を殴った、
夕飯のあと、背中を 目いっぱい、殴った。
そんな想像をした。

そうとも知らず、
ゲームに興じる男は、似ても似つかない、
ガタイのいいドイツ人になって、
マシンガン ....
私が君を好きなのは
欲しい言葉をくれるからだ

わたしが君を好きなのは
下に見て安心できるからだ

わたしがきみを好きなのは
私なんかには目もくれないからだ

君が私を好きなのは ....
切ないね

わたしの世界にわたしは必要、けれど
あなたの世界にわたしは要らない

あなたの世界にあなたは必要、だけど
わたしの世界にあなたは要らない

わたしが好きなのはあなた ....
欠けた月が気に食わない と云って
それが満ちれば もっと大きいのが欲しい と云う

きれいなお人形 欲しがったくせに
それがだんまりなら 寂しい と云う


グスコーブドリになり ....
そうね それならば
もうどうにも動けなくなって
諦めがつけば 良かったのかもね


人の気が分かるようになった
そんな気がしたあの夜から
身動きが取れない


エゴを押し殺して ....
表層を削り取って
ピンセットで貼り付けたような
そんな言葉なら、私はいらない

そんな風に笑わないで
薄めないで

見えなくなってしまう、貴方
わたし、あなたに出会ったときから

こっそりさようならを繰り返していた

何度も、何度も

いつかこんな日が来るかも、だなんて

怖がりをポケットの中で反芻しながら

しあわせ ....
そのことば わすれないでね

きのう あなたがいった そのことば

ゆらゆら さまよう そのことば

わたしが ちゃんと つかまえていてあげるから

あなたも ちゃんと なくさ ....
ねえ、ママ
あなたはとてもきれい

口紅をぬらなくても
つめが赤くなくても

きれいね

しわしわの指
わたしをなでる

とても、きれいね
わたしはあなたを咀嚼する
わたしのためのあなたのために

わたしはあなたを消化する
わたしのためのあなたのために

あなたの中身、知っているか
どろどろに溶けあったそれから
ひ ....
勿体ぶったつぶやきと
虚像の腹の中で
安堵を貪る君よ
薄っぺらの弱さに
孤独などという 名前を付けてくれるな
窓の外には
あたらしくて きらきらしたものが
きっと たくさんあるのです
この部屋の中には ただ
のびきったゴムのような
穏やかさがよこたわるだけなのに
あなたは相変わらず
ただいま ....
お前の名前は悲しみなのだと
その女は言った

あれは夏の夜
目眩のするような
焦れったい熱を知った
本能を知った
美しさと、醜さを知った

嫌悪と、不安
少しの嫉妬
鞄の中身 ....
我慢して頂戴
未だ早いってものよ
焦らしているつもりは
無いのだけれど
素知らぬ振りをしている
余裕ぶった女が私
一つの傘の下
肩だけが触れている
本当は鼓動に
眩暈を覚えている ....
束の間の白い膚
汚して仕舞うなんて惜しいだけれどこの侭
腐らせるなんてより惜しい
瞬く間ですって
目を閉じて 開けて
そうしたら
世界は終わって了うと
宇宙の囁きが教えてくれた

 ....
花も恥じらうとかで
はにかんで笑って
可憐なふりをしたって
所詮 私も人間で
あの手この手で
どうにかしてしまおうと
画策している訳で
女というのはきっと
純情 狡猾な生き物で
 ....
目をあけたら白い朝
ぼんやりした頭
カーテンはゆらゆらと
金魚みたいね

鳴らない電話に
突きはなされた気がして
わたし毛布から出られない明日からどこへゆこう

コーヒーはもう要 ....
ふいに思い立って
ずる休みをした
一日ゆっくりしよう
そう思い
ふかふかのベッドで
真っ昼から寝てやった
勝手きままに寝てやった

まどろみから覚めれば
窓の外は薄やみ
ひょろ ....
甲高い声が耳に障る
「A型だから」
と、彼女は言う
ああ言われてみれば
そんな気もしてくる
取りあえず笑っておく
これで済まされる気がする

ジャケットに袖を通す
「キャメルが人 ....
私が私を見ている
不格好な背中が憎い
お前、なぜそこに居るの

私が私を見ている
丸まった背中が悲しい
お前、どこへ行くの
どこへ帰るの
ねえ、あなた
おい、きみ
なあ、おまえ


よびかけてはみたけれど
こたえる声は なかった
白いレースは翻り
裸足は茨の道を歩く
少女は笑っていた
何も謂わぬまま

いなくなったのは誰

雫が朝を濡らし
腕から百合が零れる
少女は笑っていた
何も知らぬまま

いな ....
寝息が聞こえる

私は 未だ許せずにいる
湿った土を
裸足で踏んだ
ご覧、雨の忘れ子は
きらきらひかる

柔らかい光は
あの夜を透かして
私までもを見つけた


 まだ朝なの
     もう、朝だよ


耳をか ....
道路を誰も歩かない
灯りは全てを照らさない
私は少し後ろめたい
自習室から、逃げ出して

空には蝙蝠
お前だけ
地には人間
私だけ

悲しい訳じゃないけれど
苦しい訳でもない ....
わたしだけの世界

かすかに聞こえてくる
喧騒のひとかけらも
画面のむこう
ほほえむアナウンサーも
わたしを拒む世界
ため息が漏れたとしても
それはひとりぼっちの声

下らない ....
寝過ごしたら
もう世界は無かった
残ったのは僕
そして硬いマットレス
それだけ

夢の中では
まだ彼らは笑ってる
消えたのは僕
そして安いマットレス
そう それだけ
私は、春という季節が少し苦手なのだと思います。
何故か、春になると、漠然とした不安を覚えます。
澄んだ空の下に立つと、柔らかな日差しを浴びると、居心地の悪さを感じます。
カーテンから部屋へと ....
また太陽が沈む
ふと淋しくなる
やがて朝が来て
夜が来て
日が昇って
夕焼けを眺めて
奇妙な夢をみて
目覚まし時計を止めて
目を閉じて

やがて死ぬ
僕は無くなる
君も無く ....
青井とり(61)
タイトル カテゴリ Point 日付
今からコンビニ行くけど自由詩021/1/6 0:29
昨日 彼氏を殴った。自由詩018/12/14 17:03
理由自由詩118/10/24 0:35
切ないね自由詩017/5/17 23:12
ほしがり つよがり自由詩217/5/5 18:47
コンクリートと少しのスパイス自由詩017/2/1 10:30
耐え難い自由詩017/2/1 10:19
予行練習自由詩216/3/28 21:02
あいしている、と自由詩015/3/7 23:39
ママ自由詩114/4/23 0:07
うつくしいあなた自由詩3*13/11/23 14:56
it自由詩213/8/18 3:34
窓の外には自由詩213/8/17 22:57
悲しみよ、こんにちは自由詩212/12/10 1:40
眩暈と純情自由詩212/5/27 12:11
自由詩312/5/8 0:51
もう、  無い。自由詩712/5/7 22:36
金魚とメランコリー自由詩212/2/18 19:32
ふいにずる休みを思い立って自由詩611/11/4 23:04
鳥は何時から青かったということになったのか自由詩211/9/21 21:27
私の背中自由詩311/9/13 20:55
自由詩211/8/19 0:08
いなくなったのは誰自由詩111/8/13 22:56
隔たり自由詩111/8/7 4:02
存在の事実自由詩111/8/5 20:38
息を吐いて自由詩011/8/4 19:17
世界自由詩111/4/9 1:56
それだけ自由詩111/4/6 2:04
「春について」散文(批評 ...211/4/1 22:57
繰り返して、繰り返して。自由詩111/4/1 22:09

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