私の仕事は「ぬ」である。
 なぜ「ぬ」が「わ」だの「た」だの「し」だの「の」だの「こ」だの「濁点」だの「と」だの「は」だの「かぎカッコ」だの使いやがるんだ、とおっしゃるかもしれないが。それは貴方に ....
わたしはきみに
食べものをあげたい
それもできるだけ
おいしいものを選んであげたい
おなじ食べものなら
おいしいほうがいいもの
すこやかなカラダに役立ったり
役立たなかったりしてもいい
 ....
「だいぶ明るくなってきたね。
 やっと車幅灯が消せるな」と私が言う。
あなたは「消さないほうがいい。
 朝夕の時間帯がいちばん事故が多いから」と言う。
「なら消さずにおこう」と私は言う。

 ....
出したい 出したい 口に出したい
いま声に出したい フォッサマグナ
意味も いわれも てらいもないさ
ただ刹那に 発する フォッサマグナ

どこにいるのか オレゴン州
もえろ 深紅の ゼラ ....
 惣菜売場に、大量のたわしが売られていた。欲しいぶんだけ各自で容器に取り、レジへ持っていくと、個数に応じた値段が求められる。それらはじゃがいもを茹で、潰し、丸め、ころもを着けて、油で揚げたものであって .... ・2010-06-21

西はもう狼走れ西はもう

火縄銃伝えし者は何処で死に

手も羽根も望みて絶えた鳥ありや

肛門のように無口な奴である

悪人を捕らえる奴等さぞ悪し

 ....
・2007-12-14

西口のトマソン前で待ってます

妹が重いりんごを食べている

胡蝶骨はばたき呼べよテンペスト

自分より小さいものとやり合うな

石はまだ鮎を守っているか ....
PART ONE

馬鹿に屁理屈は効かない………………………………… 9
セメントの唄を歌いましょう…………………………… 20
汚いのはだれ……………………………………………… 35
気体 ....
いつか
この空に
熱い虹をかけよう
お前には
手紙をあげよう
いつかお前が
書くはずだった手紙を

銃口が
火を吹くと
我々は喋りだす
いつか
この空に
熱い虹をかけよう
 ....
俺は夜道
コンビニからの帰り道
考えごとをしながら歩き
歩きながら考えごとをし
メモを取ろうとふと立ち止まり
ああ手帳は
置いてきたのだったとふと
星のない空を見上げ
生気のない壁を眺 ....
こういう場所に来ると
スクレロフォビィによく会う
スクレロフォビィが
いちばんいなさそうな場所なのにね
なぜか集まってるのは
スクレロフォビィばっかりだったりする

   *

私達 ....
 1

この話は
映像も感情も引き出しはしなくて
もしそうなってしまったなら
この話はなかったことにする

 2

あなたは
私達と呼ばれることを拒むので
私達ではない
私は
 ....
俺一人なら
太陽を
片手で隠すことができる
誰の眼も
塞がずにだ

暗くしてよ
あんたに
この入れ墨を読まれたくない
値打ちのねえ
光が
一字一句を書き移す
そのたび死にたくな ....
 カメラに向かい
 天気図を背にして
「午後から雨になります」
 と伝え
 小さく頭を下げ
 辞表を提出し
 その日の午後
 先生は雨になった
 
 それは小さな雨だったが
 傘を ....
糞は飼い主が持ち帰ることになっているので
俺は俺の糞を持ち帰らねばならぬ。
「何度も言うように
  それは私ではないのですけれども
   ある方はそれをとても大切になさいます
「何度も言うように
  それは私ではないのですけれども
   ある方はそれに語りかけておら ....
・2007-09-09

頭脳線ふたつに裂けてゆく体

あっぽうと呼ばれて赤くなる林檎

煙草から目薬にして十日間

この中にまわしを取った奴がおる



・2007-09-1 ....
私が泣いている
私が死んでしまったので
あんなに手塩にかけて育ててやったのに
小さな頃はあんなに可愛かったのに
どうしてこうもあっけない
未来がぱちんとはじけてしまう
私のいないこれからを ....
・2007-07-21

おうさまは裸だぼくも脱ぎましょう

生きている人のものだね神様も

俺の血でいい子を産めよ蚊のばばあ

脱獄のあとでこっそり寝に帰る

行間にアンゴルモア ....
世界の片隅に咲く花を
うつくしいと言うことはできない
ぼくはその花を
見たことがないのだから
その花自身は
なにも語らないのだから

あなたが
浮かんでいる雲を見て
自分にも翼がほし ....
・2007-06-27

みみたぶが東海道をつかまつる

石橋を渡ったあとで叩き割る

挨拶が済んだ途端に落とされる

ワカバラじゃないので席を立ちません

青からず赤からずして好 ....
・2007-06-04

日本でガンマンになる覚悟かな

許可なんてあとで貰えば済む話

よく見てろ四番がここでバントだぜ

墓場ですそう言いながら誰か来た

出来るのはアコーステ ....
植物園まで
はちの子を送っていく
バスは回ってこないから
自転車でまいあさ運んでやる
自由ぐらい自分で守れと
けさ見た夢の話をしながら
ペダルをこいで坂道を登る
はっぱの裏に書いてあるこ ....
忘れかけていたフレーズが
検索にたまに現れて
クリックしそうになることを
僕は言わなくちゃいけません

気にしないなんて言ったのは
誰にも興味がないためで
アイスクリームが好きだから
 ....
・2007-04-14

このごろは平和が白く見えますね

錠剤の錠という字に諭される

東ハトは菓子屋なんだよなあ中田

百円で三分動きますけれど

尻尾にはピアスを開ける予定で ....
書いてみたのだ
へのへのもへじを
思い出せなくなって
目を閉じ黙想してみたがどうにも曖昧だったので
チラシをひっかきまわし裏が白いのを見つけて
そそくさと書いてみたのだ
しかしおかしいのだ ....
名前は?
――ああ
血液型は?
――知らない
歳はいくつ?
――忘れた
住所は?
――もうない
家族は?
――いなくなった
家出か?
――かもしれない
したのか、されたのか?
 ....
 へそ

るふりんくるりんえいぱっぱヒョイ
おへそが二つになっちゃったよ
おなかにへそ
あたまにつむじ
とりかえたら頭ハゲ
腹ギャランドゥ


 プリン

プリンが稲妻に撃たれ ....
聞き捨てならんな
お前はあれを首と呼ぶのか
2メートル以上はあるあれが首か
そりゃキリンにだって首は要るだろうよ
持ってたいだろうよ なくしたか無いだろうよ
頭と胴体のあいだにキュッと一本ほ ....
シチューを煮込む鍋のとなりで
牛が熱心に腕立て伏せをしている
ぼくは牛に近づいて
両腕を切り落とす
そして二本とも鍋に放り込む
牛がうらめしそうな目でぼくを見る
こちらもギッと睨み返すと
 ....
若原光彦(48)
タイトル カテゴリ Point 日付
自由詩2*17/11/17 18:38
どうぞお食べ自由詩2*17/11/14 19:15
光の海自由詩2*17/11/13 19:05
フォッサマグナ自由詩0*17/11/13 19:05
たわしアーキタイプ自由詩1*17/11/13 19:04
雑句(2010-06-21〜2011-01-04)川柳1+11/1/5 19:52
雑句(2007-12-14〜2010-01-26)川柳0+11/1/5 19:47
ピチカカ反応自由詩4*10/6/27 17:24
途方へ自由詩4*09/12/10 20:01
かいそう自由詩8*09/10/9 22:36
スクレロフォビィ自由詩9*09/8/23 21:25
若原光彦ではありません自由詩2*09/6/18 21:20
モニタリング自由詩1*09/2/19 0:14
水の空席自由詩11*08/5/15 20:32
むずかしい散歩道自由詩0*08/5/4 20:37
プロパゲータ自由詩008/4/20 3:14
雑句(2007-09-09〜2007-12-13)川柳507/12/13 20:31
私が死んでしまったので自由詩407/12/9 2:55
雑句(2007-07-21〜2007-08-11)川柳907/8/24 1:48
未詩・独白607/8/24 1:10
雑句(2007-06-27〜2007-07-18)川柳1107/7/19 19:53
雑句(2007-06-04〜2007-06-21)川柳807/6/21 21:25
植物園まで未詩・独白10*07/6/1 22:23
静物未詩・独白407/5/31 0:28
雑句(2007-04-14、2007-05-27)川柳1107/5/31 0:23
写真うつりも気になるのだ自由詩307/4/27 22:08
プロファイル自由詩1407/4/21 21:03
放送の途中ですが若原光彦が壊れました未詩・独白5*07/3/24 0:14
うちくび未詩・独白15+07/3/8 23:02
シチューを煮込む鍋のとなりで自由詩21*07/2/12 22:19

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