結晶する 耳元を過ぎる速い風
二人から 切り離されていく運命
共有した 時間が遠ざかっていくと
....
始まりと終わりは
いつも同じ場所な気がする
まるで
ブーメランみたいに
....
寄せては返し
また来たカモメ
潮風が弾く小春日の{ルビ音符=ノート}
寄せては返し
裸足 ....
全ての心に草冠をつけろ
そうすれば心が折れることはない
みんな王様だから堂々とするだろう
折れ ....
寝入りばな
夜の船に乗って
黒く澄む空を
たゆたっていた
静謐なガラスの船は
住むもの ....
http://www.youtube.com/watch?v=R5TbfhLleXY&feature ....
ぽとぽと
あめだま
おとしたのだあれ
ころころ
あしあと
あなにおっこちた
ぐら ....
歩めば自ずと道がつく
普段こんな喋り方しないもんだから
しっくりこない
間違ってそうで心配 ....
無機質なポリスが私を殴り、蹴り上げ、叩き落とした挙げ句に、いくつもの釣り針で私の身体を吊り下げた。
....
落ち込んでる奴がいるとすぐに走っていって、不幸なのはあなただけじゃない、とか言う奴が居た。
ぐすぐ ....
季節は甘いにおいをさせて
生きた痕跡を残していく
死は果実の着地とともに
再生の希望を託す
....
君を思う気持ちに
理由なんていらない
香水に込めた願い 純心
触れた手のぬくもりと ....
組み立てて、組み立てたもの
を、ゆらして壊した
なぜだろう
ゆびのない夜がきみを
お ....
きこえるかい
描いた日々は拙くて
語ったことばは儚くて
揺らいだ瞳はどこま ....
*
もしも…
この世の全てが
この掌すり抜けて行く風の内に
記憶を留めるのであ ....
陽の光が徐々に弱まり
空気も冷たくなって
そろそろ冬が来るのだと気付く
一人に慣れている私でも ....
川辺に馬や羊を連れて
陽射しを浴びながら振り返ると
見渡す限りの豊かな草原の海
この地平線 ....
届かない
目にするものすべてが
もう駄目かもしれない
明日は
いつ来るのだったか
ずっ ....
土方がそんなに自慢かよ
だったらなんで
こんなとこで編集者なんかやってるんだよ
お ....
人前で私が私を真似ること
歌を禁じて謳い上げる
生産を遊ぼう ノートやペンや
....
僕とは繋がっていない
世界中を止めどなく
流れる/溢れる情報なんて
信じられない
新しい ....
淡く褪せた
印画紙
残る影を
指でなぞる
同じように求めてしまう
というベクトルを
忘れずに
それを軌道 ....
落としたなんて
嘘をついて
まだ持ってる
アレ
「冥王星が死にました。」
炭酸ジュースに入れられた少女は、僕を見てそう言った。
....
?.徹底的に磨きぬかれた散文のような絶望
/徹底的に磨きぬかれた散文のように絶望が
....
犬や猿などを連れて、鬼ヶ島へ向かう桃太郎御一行。
舟を漕いで海へ出る。その直前のシーン。
....
ある日あの人は
私に標準を合わし
世界最強のミサイルを放った
ためらいなく
....
言葉を家へ持って帰る
言われてしまったことを
言わずにおいたことを
持って帰っても
家の人に ....
少女のような
その逆のような
真ん中かも知れない
だけど男ではない
助けを呼んでいる
....
ぽっかりと
だれにもみつからん場所で
だんだんと
おおきくなっていく
こころのあなは
....
夢のような
身体を手に入れたよ
まさに不老不死
神様のような力がある
でも心がないんだ
....
【LOVE & DEATH】
オレは命だ 生きている命だ 流るる命 ....
今日は
長谷川さんが軽い
軽くなった長谷川さんを
おんぶして
仕事に出かける
....
ささやかれた一言は
言挙げされたその内容は
隠されたまま永遠に失われました
秋括る菊理姫は ....
手紙を出しました
開くと記憶をなくすという
日々の行いをこなしてると
白くなる
ああ、今 ....
虚ろな限界の夢の端で
暖かい幻を見つけた
曖昧な明滅も、甘苦しい溜息も
嘘のように、貴女が狂わ ....
作られた言葉の後追いをしながら
私は言葉の先頭に立とうとする。
言語の壁をいかに越えるか。
....
一人でゲームセンターに行った帰り
コンビニの前で黄髪のお兄さんの鋭い一瞥と目が合った
単に喧嘩を ....
良質なノイズの海に身を投げ出し、波に逆らうことなく流され、海水を肺一杯に飲み込むと、自分が細かな ....
シャープペンシルをもてあそぶふりをして
ノートの端に叫んでみた
窓際の憂鬱
手を伸ばせば
ふ ....
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