川辺に馬や羊を連れて
陽射しを浴びながら振り返ると
見渡す限りの豊かな草原の海
この地平線の遥か向うのずぅっと遠く
微かに白く朧気に見える
万年雪に包まれてそびえ立つあの峰は
草も木も育たず、花も咲くことのない
獣も住めないましてや鳥さえ巣を作らない
人の踏み入ることさえ許さない
石と岩だらけの礫が露出した
荒涼とした荒れ地だけの高い峰
しかし
この私の住む大地を
豊かに育んでいるのは
春に
彼の地から流れてくる
水が
あるからなのだ
「Bogd Dunjingarav Uuliin Magtaal」を
聴いているとそんな風景が見えてくる。
「山を讃える歌」はそこから生まれた。
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=174399&from=listbytitle.php%3Fenctt%3D%25BB%25B3%25A4%25F2%25BB%25BE%25A4%25A8%25A4%25EB%25B2%25CE